(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和51年(1976) - 【竜門社】熊本支部開設。 渋沢関係略年譜
4月27日 東京地裁刑事第二十部(林修裁判長)、〈四畳半襖の下張〉を雑誌《面白半分》に掲載し、ワイセツ文書販売罪に問われた作家の野坂昭如、面白半分社長の佐藤嘉尚に対し有罪判決(罰金10万円(求刑15万円)=野坂、15万円(求刑20万円)=佐藤)。 出版界
4月28日 横田基地公害訴訟団、米軍機の夜間飛行禁止の訴訟。(在日米軍の管理権に初提訴。1981.7.13却下)。 内外事情
4月29日 社長岩波雄二郎、日本文化界代表団の一員として中国を訪問。 岩波書店
4月30日 1975年9月、全国大学生活協同組合連合会から公正取引委員会に、医学書が不当に定価を値上げしているから調査・取締りをとの要請があり、これについて調査した結果、委員会は、一部に疑義があったが、他の専門書の値上り状況からみて現在の価格は一応妥当と発表。5月17日、全国医学生自治会連絡会・全国大学生活協同組合連合会の代表は公正取引委員会を訪れ、不満の意を表明。 出版界
4月 印税・原稿料など、支払事務の一部機械処理を、ペティ株式会社に委託。 岩波書店
5月1日 日本書籍出版協会、一般読者向けの近刊図書情報《これから出る本》を刊行。 出版界
5月1日 政府、果汁・フィルム製造業の100%資本自由化実施。(農林水産業など例外4業種を除き資本自由化完了)。 内外事情
5月3日 政府、憲法記念日式典(24年ぶり)。 内外事情
5月4日 熊本地検、水俣病の責任につき、チッソ吉岡元社長・西田元工場長を業務上過失致死傷害罪で起訴。(4大公害事件で初の刑事訴追。1979年、熊本地裁、有罪判決)。 内外事情
5月5日 ファージョン作、石井桃子訳《ファージョン作品集》全6巻、儀間比呂志作《鉄の子カナヒル》(岩波の大型絵本)、第23回サンケイ児童出版文化賞受賞。 岩波書店
5月8日 全土休=週休2日制実施―この年の春闘で年間を通じて全土曜日を休業とする組合要求に対して、団体交渉の結果、この日から全土休を実施することに決定し、〈週労働時間を33時間とする。平日の営業時間を午前9時から午後4時15分までとする。営業時間との関係で生じる週実労働時間の不足分は、各自の仕事の状況に応じ、各職場ならびに各人の自主的判断にもとづいて、原則としてその週の労働日内に処理する。なお、業務の性質によって出勤時刻を早めまたは退出時刻を遅くすることがある〉旨を労使間で確認し、職員就業規則を変更した。 岩波書店
5月10日 明治書院、創業80周年を記念し《明治書院八十年の歩み》を刊行。 出版界
5月11日 日本雑誌協会、1975年11月26日から12月3日までの国労・動労によるストライキの被害総額を約4億8000万円とし、日本出版取次協会会長宛に国鉄スト時における雑誌販売に関する協力要請の文書を提出。 出版界
5月13日 椎名自民党副総裁・田中前首相・大平蔵相・福田副総理による三木首相退陣工作が表面化。(7ヵ月に及ぶ〈三木おろし〉の党内抗争に発展)。 内外事情
5月14日 衆議院、ロッキード問題調査特別委員会設置。19日、参議院も設置。 内外事情
5月19日 イザベル・ルオー女史来訪。 岩波書店
5月20日 《LETTERS FROM SOUTH KOREA》刊―《韓国からの通信 正・続》の英訳。新たにオーグル牧師の寄稿を付し、金芝河〈良心宣言〉の英訳を併載、同時にIDOCを発売元とし世界的に販売された。 岩波書店
5月20日 都教育委、都内公立中学校の80%が業者テスト利用の実態を発表。(〈偏差値〉重視、問題化)。 内外事情
5月22日 部落解放同盟、〈石川一雄逮捕13周年糾弾・狭山闘争勝利全国一斉同盟休校〉(19都府県、1500小・中学校、9万人)。 内外事情
5月25日 国際出版連合(International Publishers Association)の第20回大会が38ヵ国、701名(オブザーバーを含む)の海外からの参加者、日本からは334名の出版人が参加して国立京都国際会館で開催。 出版界
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