カルピス食品工業(株)『70年のあゆみ』(1989.07)

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目次項目 ページ
前口絵 巻頭
発刊のことば 社史編纂委員会委員長取締役相談役 横山淑夫 NP
ごあいさつ 取締役社長 塩川義人 NP
本史 NP
中口絵 巻頭
序章 乳酸との出会い(明治11年~大正5年) p19
1. 三島海雲と酸乳との出会い p19
三島海雲の生い立ち p19
中国・蒙古へ p21
酸乳との出会い p23
事業家としての三島海雲の人生観 p25
2. 醍醐味、醍醐素の生産・販売 p27
醍醐味合資会社の設立 p27
醍醐味の発売 p28
集乳と生産の苦心 p29
醍醐素の発売 p30
寄稿 p32
三島さんをしのぶ 青山秀夫 p32
堂々たる男児 天野貞祐 p35
三島海雲翁をしのぶ 飯塚広 p35
黒ん坊広告の三島さん 石井光次郎 p36
三島海雲翁をしのぶ 井上薫 p37
衆生済度 貝塚茂樹 p38
視野の大きな人 川西実三 p39
三島翁を偲ぶ 坂口謹一郎 p40
三島海雲翁と羽田記念館 田村実造 p42
白寿の青年 西村侃二 p43
回想の三島翁 羽田明 p45
三島翁と東洋史研究会 宮崎市定 p46
三島海雲翁と学問 吉川幸次郎 p47
第1章 当社の創業とカルピスの開発(大正6年~昭和6年) p49
第1節 ラクトー株式会社の設立 p49
1. ラクトーキャラメルの開発 p49
乳酸菌入りキャラメルを開発 p49
会社設立と生産開始 p50
2. ラクトーキャラメルから得た教訓 p51
ラクトーキャラメルの失敗 p51
新製品の模索と乳酸菌飲料の研究 p52
第2節 カルピスの誕生 p54
1. カルピス発売開始 p54
カルピスの開発 p54
カルピスの発売 p56
2. 好調なカルピスの販売 p59
販売活動の展開と商号変更 p59
初期の生産設備と生産方法 p60
3. 卓抜な宣伝広告活動 p64
宣伝広告活動の開始 p64
初恋の味と黒ん坊マーク p67
販路の拡大 p69
第3節 最初の試練期 p72
1. すっぱい時代の到来 p72
未曾有の景気変動のなかで p72
冷夏の悪影響の顕在化 p72
金融恐慌を乗り越えて p73
飲料市場の競争激化 p74
世界恐慌のなかでの苦闘 p75
2. 不況下におけるかずかずの試み p76
昭和初期までのカルピスの商品戦略 p76
魚肉利用の調味料「ベスタ」の開発 p78
ビート(甜菜[てんさい])利用の調味料 p79
銀茶寮の経営 p80
第2章 戦前の興隆期と軍需の時代(昭和7~20年) p83
第1節 戦前の興隆期 p83
1. カルピスの普及活動と業績の回復 p83
再度めざましい成長へ p83
赤紙包カルピス p84
直営喫茶店カピーの開業 p85
宣伝用カルピス p87
その他の普及活動 p87
2. 567(ゴロナ)とコーヒーエッセンスの発売 p89
567の発売 p89
コーヒーエッセンスとコーヒーシロップの発売 p91
3. 当時の生産設備 p93
昭和初期までの本社工場の生産設備 p93
昭和10年前後の工場 p94
本社工場の改築 p96
4. 戦前の原料乳事情 p99
原料乳確保への努力 p99
甲府酪農地帯の開拓 p100
甲府工場の建設 p101
5. 海外市場の開拓 p102
急成長を遂げた海外市場 p102
満州国への進出 p103
満洲カルピス製造株式会社の設立 p103
台北事務所の開設 p105
6. 経営状況の変遷 p107
関西カルピス製造販売株式会社の設立 p107
昭和製乳株式会社の系列化 p108
第2節 戦時体制のもとで p109
1. 軍需用カルピスの製造 p109
原料統制のなかでの生産 p109
軍部への納入 p110
海軍監督工場 p110
厚生乳の生産 p111
2. 本社および東京・甲府両工場の被災 p112
第3章 戦後の復興と経営危機(昭和20~25年) p113
第1節 会社復興への苦闘 p113
1. 工場再建への努力 p113
終戦前後の再建活動 p113
東京工場の再建 p115
厚生乳と副製品の生産・販売 p115
甲府工場の再建と人工甘味料使用カルピスの生産 p116
従業員労働組合の結成 p118
東京工場でのカルピス生産再開 p119
東京工場の原料乳事情 p120
2. カルピスの品質向上と品種の増加 p121
特製カルピスの発売 p121
ビタカルピスの発売 p121
第2節 カルピス食品工業株式会社の誕生 p123
1. 戦時保険金問題と第2会社設立 p123
戦時保険金の全額返済問題 p123
第2会社設立へ p125
2. 新会社の経営活動 p127
相つぐ増資と株式上場 p127
大阪工場の建設 p128
積極的拡販政策の展開 p130
経営危機の発生 p131
第4章 堅実経営と収益改善(昭和26~35年) p135
第1節 業績回復への道 p135
1. 堅実経営で再出発 p135
経営危機からの脱出 p135
迅速快調な業績の回復 p137
2. 市場競争を乗り切る p138
全糖カルピスの生産再開 p138
果実飲料の登場と市場競争の激化 p139
再建に燃える営業活動 p141
順調に伸びる売上げ p142
第2節 拡大への基盤づくり p144
1. 販売体制の整備 p144
戦後の販売網の整備 p144
カルピス会の結成 p145
2. 生産体制の強化 p146
着実な設備投資と生産能力の向上 p146
生産技術の向上 p146
品質管理体制の整備 p147
甲府工場の転換と大阪工場の増設 p148
ヨーグルトの受託生産 p149
3. 高度成長への地ならし p150
よき30年代 p150
三島海雲、社長に復帰 p151
ピルマン製造株式会社の設立 p152
相模工場用地の購入と工場建設着工 p152
物品税の撤廃運動 p153
新製品開発体制の整備 p156
第5章 高度成長期(昭和36~47年) p159
第1節 飲料市場の拡大と相模工場量産体制の確立 p159
1. 飲料市場の拡大 p159
飲料生産量の著しい伸展 p159
飲料多様化と当社の成長 p161
2. 相模工場の稼働 p162
量産体制への移行 p162
相模工場量産設備 p163
量産設備導入に伴う包装機等の改善 p165
第2節 営業体制の拡充と業績の伸長 p166
1. 量販体制の整備 p166
量販店の台頭 p166
営業網の拡充 p167
物流の整備 p167
コンピューターの導入 p169
2. 価格競争の激化に対応して p170
当社営業の基本路線に立って p170
カルピスの価格維持のために p171
3. 営業活動を支える宣伝広告の強化 p173
広告媒体の広がりとテレビの登場 p173
カルピスひなまつりプレゼント企画 p174
ユニークな消費者キャンペーン p175
高視聴率テレビ番組の提供 p175
ファミリー路線訴求のテレビコマーシャル p176
第3節 岡山工場の建設 p178
1. 第2の量産工場の建設 p178
新工場建設構想とその問題点 p178
岡山工場建設へ p178
2. 岡山工場の設備 p180
相模工場をしのぐ生産ライン p180
省力化の推進 p181
株式会社金剛運輸の設立 p182
第4節 企業体制の整備と台湾への進出 p182
1. 本社新社屋の建設 p182
2. 東京研究所の完成と新製品開発業務の強化 p183
東京研究所完成までの研究開発業務 p183
東京研究所の完成 p184
新製品開発業務の強化 p185
カルピスソーダの販売チャネル開発 p185
3. 台湾への進出 p187
合弁会社の設立 p187
台湾カルピスの生産・販売活動 p187
4. カルピス健康保険組合の設立 p189
第5節 群馬工場の建設 p190
1. 伸び続ける需要 p190
チクロ問題の発生 p190
カルピスの年間需要量1億本を突破 p190
2. 第3の量産工場建設に踏み切る p191
群馬工場の建設 p191
群馬工場の諸設備 p191
金剛ダンボール株式会社の設立 p193
第6節 三島社長の勇退 p194
1. 財団法人三島海雲記念財団の設立 p194
2. 三島社長の勇退 p195
第6章 低成長時代の到来と企業体質改善 (昭和48~55年) p197
第1節 高度成長時代の終焉 p197
1. 消費需要の停滞 p197
第1次オイルショック p197
やむをえぬ価格改訂 p198
成長にかかるブレーキ p199
2. カルピス虫歯原因説の発生とその対応 p200
誤った説発生の動機 p200
正しい虫歯の知識 p201
地道な説得活動を決意 p202
第2節 合理化・活性化の推進 p203
1. 経営の活性化 p203
経営陣の若返りと三島海雲の死去 p203
激戦さなかのトップ交代 p204
2. 営業体制の強化 p205
地域性重視の営業体制推進 p205
営業部員の増員と意識改革 p206
スタッフ部門の強化 p207
3. 生産体制の整備 p208
省力・省資源対策 p208
生産部門から営業部門への配置転換 p209
4. 新製品の開発促進と相模工場の機能転換 p209
新製品開発の促進 p209
相模工場の機能転換 p210
第3節 再度の試練 p211
1. 業績の悪化 p211
第2次オイルショック p211
新しい安定成長期への対応 p212
2. 難局を乗り切るために p212
人事諸施策の改革推進 p212
目標管理制度の導入 p214
カルピススポーツサービス株式会社の設立 p215
(株)金剛運輸の業務多角化 p216
3. 新体制時代の幕開け p217
第7章 安定成長への出発(昭和56~62年) p219
第1節 新生カルピス会社の確立を目指して p219
1. 中期経営計画「チャレンジ'85」 p219
策定の背景と基本方針 p219
計画策定の経緯 p220
計画の概要 p221
社業によみがえる活気 p222
2. 減量経営のために p223
43%の大幅人員削減 p223
少数精鋭を結集して p224
3. CIの導入 p225
CI導入の背景 p225
CI策定の経緯 p226
CI策定作業の概要 p228
第2節 新たな事業領域に向かって p231
1. 飲料分野の強化 p231
主力商品カルピスの活性化 p231
新製品の相つぐ上市 p232
ハイセレントの発売 p232
2. 経営多角化の推進 p233
チルド製品部門への進出 p233
酒類市場への進出 p234
栄養補助食品市場への進出 p234
調味・調理食品分野への進出 p236
生化学分野への進出 p236
スポーツ事業の拡大 p237
第3節 人事制度・福利厚生制度の刷新 p238
1. WATSプロジェクトの経緯 p238
検討の経過 p238
その後の運営 p239
2. 厚生会から共済会へ p239
第4節 広報活動の強化 p240
1. 広報活動の広がり p240
守りの広報から攻めの広報へ p240
多岐にわたる広報活動 p241
2. お客様相談室の設置 p242
消費者の質問への初期の対応 p242
専門部署の設置 p243
第5節 経営多角化の拡大 p244
1. 横山社長の勇退 p244
2. 安定経営を目指して p245
新経営陣の基本姿勢 p245
機能的効率的組織化 p245
新製品の開発と事業領域の拡大 p247
販促企画会社の設立 p251
海外事業の推進 p251
初志貫徹を目指して p252
後口絵 p252
資料編 p265
I. 経営・財務 p267
1. 企業理念と現行コーポレートマーク、ロゴタイプ p267
2. 定款 p268
(1) ラクトー株式会社原始定款 p268
(2) カルピス製造株式会社定款 p270
(3) カルピス食品工業株式会社原始定款 p272
(4) カルピス食品工業株式会社現行定款 p273
(5) 事業目的の変遷 p275
3. 役員在任期間一覧 p276
4. 従業員数の推移 p279
5. 組織 p280
(1) 昭和25年1月31日現在の組織 p280
(2) 昭和62年12月31日現在の組織 p280
6. 財務状況 p281
(1) 資本金の推移 p281
(2) 株式の分布状況 p282
(3) 売上高、当期利益、株式配当率の推移 p283
II. 生産 p285
1. カルピス製造工程図 p285
2. 生産設備の概要 p286
(1) 工場の変遷 p286
(2) 主要工場の概要 p288
III. 営業 p294
1. 製品 p294
(1) 製品別販売期間一覧 p294
(2) 製品の変遷 p299
(3) 主な贈答用詰合せ製品の変遷 p308
(4) カルピスのラベルの変遷 p312
2. 営業網 p314
(1) 営業網の変遷 p314
(2) カルピス会の変遷 p318
3. 広告・広報 p319
(1) 新聞広告の変遷 p319
(2) テレビ提供番組とコマーシャルの変遷 p348
(3) 雑誌広告の変遷 p360
(4) ポスターの変遷 p364
(5) カレンダーの変遷 p368
(6) 看板の変遷 p369
(7) 広報活動の現状 p370
IV. 関連会社・財団 p374
1. 関連会社の概要 p374
2. 財団法人三島海雲記念財団の概要 p375
年表 p377
あとがき p397
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