日本電信電話公社技術局『電気通信自主技術開発史. 交換編』(1976.03)

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目次項目 ページ
第1章 総論 p1
1. 交換技術の役割とその特質 p1
1.1 交換技術の役割 p1
1.2 交換技術の特質 p2
座談会 我が国における電子交換開発の歴史と交換技術の今後の発展動向について p6
2. 交換技術の発展とその背景 p47
2.1 自動交換機の導入と国産化―ステップバイステップ時代― p47
2.2 全国自動即時接続の達成―クロスバ時代― p50
2.3 多様化への布石―電子交換時代― p55
2.4 交換技術の新時代 p58
3. 実用化研究体制 p59
3.1 揺籃期 p59
3.2 成長期 p60
3.3 発展期 p63
4. 国際的にみた我が国の交換技術 p65
4.1 我が国の交換技術の水準 p65
4.2 海外技術協力 p67
4.3 交換技術の輸出 p68
第2章 自主技術の胎動 p71
1. 昭和20年まで p71
1.1 黎明期 p71
エピソード 自動交換と稲田さん p73
1.2 自主技術への模索 p74
エピソード 文科の数学 p76
エピソード T形自動交換機の研究開発 p77
エピソード 遠方監視制御方式開発の思い出 p78
1.3 太平洋戦争による電話網の荒廃 p79
2. 品質向上への努力 p80
2.1 復興の開始 p80
2.2 仕様書の体系化 p81
エピソード 交換技術と計測 p83
2.3 装置の改良調査 p84
エピソード 赤坂調査のころ p85
2.4 自動交換機の品質改良 p86
エピソード 品改の発端 p88
3. 技術開発の再開 p90
3.1 回路技術の向上 p90
3.2 市内局間中継技術 p91
エピソード ダイヤルインパルスの伝送 p95
3.3 市外線信号方式の標準化と整理統合 p96
エピソード ACダイヤルの思い出 p100
3.4 回線集束技術 p101
3.5 加入者線の集束技術 p105
3.6 自動式2共同加入の技術 p109
4. 共通制御技術の萌芽 p110
4.1 共通制御回路の部分導入 p110
4.2 市外局における共通制御技術 p110
4.3 ZZZにおける共通制御技術 p114
エピソード 古いささやかな思い出 p118
4.4 クロスバ方式開発への胎動 p119
5. 「自主技術の胎動」補遺―その後のステップバイステップ技術― p121
5.1 A形・H形の小形化・経済化 p121
エピソード あのころの実用化 p125
5.2 伝送品質の向上 p126
エピソード 交換機雑音との闘い p127
第3章 電話網技術の開発 p129
1. 電話網の初期段階 p129
1.1 昭和25年ごろの市外電話網 p129
1.2 電話サービスの体系化 p131
1.3 次の段階への発展 p134
エピソード 広すぎる交換室―市外交換の自動化― p135
1.4 長距離手動即時サービスの開始 p136
エピソード 東・名・阪CLRの開始 p139
2. 電話網基本計画の確立 p140
2.1 星形回線網の問題点と新しい考え方 p140
2.2 電話網基本計画の成立過程 p141
2.3 市外電話帯域区画の設定 p142
エピソード 俺《おら》が町に集中局を p146
2.4 回線網構成の基本理念 p147
2.5 主動台の回線と手動サービスの変遷 p150
2.6 局階位に対応する交換機能 p151
2.7 電話サービスにおける技術基準の基本構想 p153
3. 番号計画 p154
3.1 短距離自動即時サービスと番号計画 p154
エピソード 番号計画こぼれ話 p157
3.2 新しい番号計画への移行 p158
3.3 現行の番号計画の基本構想 p159
3.4 特殊番号 p164
3.5 地域発展への対応 p167
3.6 サービスの多様化への進展 p170
4. 全国即時網の建設 p174
4.1 市外電話サービス改善の足跡 p174
エピソード 第1次5カ年計画とダイヤル即時 p180
4.2 区間即時サービスの拡大 p181
エピソード 信号方式をめぐる伝送・交換グループの論議 p187
4.3 手動即時網への移行 p188
エピソード 市外クロスバの導入をめぐって p191
4.4 全国自動即時化への準備 p192
4.5 全国自動即時網の拡大と完成 p199
4.6 広域時分制の採用 p203
エピソード 局単位総合技術確認 p207
5. 伝送基準 p208
5.1 伝送基準の変遷 p208
5.2 600形電話機導入に伴う本格的伝送基準の確立 p209
5.3 集中局4線式交換の導入を骨子とする伝送基準の改定 p213
6. 電話網の信頼性向上対策 p215
6.1 電話網管理方法の確立 p215
6.2 安定基準の確立 p218
6.3 伝送路の多ルート化 p220
6.4 伝送関門局の設定 p221
6.5 TTSの分散 p222
6.6 大都市における災害対策 p224
6.7 異常輻輳対策 p226
7. 課金技術 p228
7.1 7号AからZZZへ p228
7.2 K機器の実用化 p233
7.3 課金方式の検討と各種課金方式の導入 p235
7.4 広域時分制のための技術 p242
8. 信号方式―特に長中距離用市外ダイヤル方式の標準化と発展― p244
8.1 標準方式を求めて p244
エピソード 市外ダイヤル範囲の拡大と話中音 p249
8.2 帯域外無通話時信号送出方式の採用 p250
エピソード 市外信号方式の決定について p254
8.3 共通線信号方式の動向 p255
エピソード CCITT No.6信号方式の想い出 p259
エピソード ヨーロッパMFC方式の圧力 p260
9. 接続基準及びトラヒック設計方法 p261
9.1 標準実施方法「電話接続基準」の制定 p261
9.2 グレーディングと迂回中継 p266
9.3 リンク方式―2段から超多段へ― p268
9.4 待ち行列の理論とその応用 p270
9.5 制御系の総合トラヒック特性の解明 p273
10. 大都市の電話網構成 p274
10.1 置局計画の変遷 p274
10.2 ステップバイステップタンデムからクロスバタンデムへ p280
10.3 局番多数字化の技術と工事 p283
10.4 市外タンデムの設置 p285
10.5 PBXとビル電話 p287
10.6 通路完了率の向上 p291
エピソード Service Quality Campaignが教えたもの p292
11. 小局合理化関連の技術 p293
11.1 小局合理化の経緯 p293
11.2 無駐在化の技術 p293
11.3 手動台集中の技術 p295
11.4 農山漁村と団地の電話 p299
エピソード 農集制度の導入 p302
12. 国際半自動から全自動へ p303
12.1 日米半自動サービスへの動き p303
12.2 国際交換機の実用化 p304
12.3 接続系の検討 p305
12.4 我が国国際自動即時方式の技術的特徴 p306
13. 手動サービス及び移動体通信サービス p307
13.1 手動台の改良 p307
13.2 受付装置とその発展 p311
13.3 番号案内方式 p313
13.4 移動体通信 p314
13.5 道路通信システム p315
第4章 C400形交換機への歩み p317
1. クロスバ交換機の導入 p317
1.1 導入の発端 p317
エピソード クロスバ方式の導入 p320
1.2 クロスバ交換機開発の開始 p321
エピソード 幻の交換機とクロスバの試作 p325
エピソード クロスバ方式実用化の山場 p326
2. 市内クロスバ交換機の開発 p327
2.1 C4・5形交換機の開発―開始から現場試験まで― p327
エピソード ワイヤスプリング継電器の開発をめぐって p330
2.2 武蔵府中、蕨からC41・51形へ p331
エピソード C4・5形クロスバの導入のころ p338
2.3 C41・51形の改良と大都市への導入 p339
2.4 C4・5形交換機開発の回顧 p345
3. 市内クロスバ交換機の完成 p348
3.1 C400形交換機の実用化 p348
3.2 C400形の基幹技術 p352
エピソード C400形クロスバ開発の回顧 p369
3.3 C400形の完成 p370
3.4 サービスの多様化 p375
3.5 クロスバ全面導入の開始 p380
4. 市外クロスバ交換機の開発と完成 p382
4.1 C81形、C62形まで p382
4.2 C82形への統合―市外クロスバの完成― p387
5. 可搬形交換機の歩み p392
5.1 小自動クロスバ交換機の開発 p392
エピソード 日本最初のクロスバ局―三和局― p395
5.2 可搬形交換機の初期 p396
エピソード 可搬形交換機の開発の初期―大楽毛改式のころ― p398
5.3 可搬形交換機の標準化 p400
第5章 電子交換方式の開発 p405
1. 電子管交換機 p405
1.1 はじめに p405
1.2 電子管交換機研究の始まり p406
1.3 放電管を主素子とする試み p407
1.4 電子線管による共通制御 p408
1.5 その他の新しい試みと研究の終結 p409
2. 模索期の電子交換機 p411
2.1 電子交換研究の発足 p411
エピソード 電子管交換から電子交換へ p414
2.2 機械接点通話路電子交換機の研究 p415
エピソード メタルカードメモリの発明 p422
エピソード 半電子方式の総合検討(SE of SEs) p423
2.3 電子通話路の研究 p424
エピソード 電子交換機の開発 p429
3. DEX研究開始 p430
3.1 プログラム制御の導入 p430
エピソード 電子交換方式の実用化方針が決まる前後の交換部会 p435
エピソード 電子交換方式実用化の着手当時の思い出 p436
3.2 実用化体制の整備 p437
エピソード 電子交換方式実用化体制の確立 p441
エピソード DEXとニューヨーク駐在事務所 p442
3.3 DEX‐1交換機 p443
3.4 DEX‐T1交換機 p449
4. DEX‐2交換機 p454
4.1 小形化ESS―DEX‐2―の出現 p454
4.2 DEXソフトウェアの確立 p465
4.3 牛込局の現場試験 p473
エピソード DEX‐2とお稲荷さん p479
5. 電子交換部品の開発 p480
5.1 小形クロスバスイッチ p480
エピソード XS形クロスバスイッチの実用化 p488
5.2 DF形継電器 p489
5.3 CSL(Controlled Saturation Logic)形集積回路 p492
エピソード 電子交換へのIC導入 p496
5.4 電着線半固定記憶 p497
エピソード 電子交換機用半固定メモリについて p499
5.5 浮動ヘッド磁気ドラム p501
5.6 コネクタ p507
エピソード インチ実装とメートル実装の争い p512
6. 商用方式DEX‐21 p513
6.1 DEX‐2からDEX‐21へ p513
エピソード DEX‐21実用化への道 p526
6.2 霞ケ関局への導入 p527
7. D10形の推移 p533
7.1 DEX‐21からD10形へ p533
7.2 導入の実績 p544
8. 中小局電子交換方式 p548
8.1 中小局方式 p548
8.2 中小局ソフトウェアシステム p557
9. 遠隔制御電子交換機 p563
9.1 研究実用化の経緯 p563
9.2 DEX‐R1の研究実用化 p566
9.3 DEX‐R3の研究実用化 p574
10. サポートシステム p577
10.1 DA(Design Automation)の導入 p577
10.2 プログラム製造サポート p580
第6章 建設技術・保全技術の開発 p587
1. 建設技術・保全技術の進展 p587
エピソード ケロッグ派遣技師との技術競争 p592
2. 施設設計の合理化 p593
2.1 装機形式の合理化 p593
エピソード 耐震対策 p595
2.2 施設設計のパターン化 p596
エピソード 京都C6形クロスバ開局の思い出 p598
2.3 配線盤の合理化 p599
3. 施工技術の合理化 p601
3.1 ケーブル配線工法の改善とプレートラックの考案 p601
エピソード ケーブル布設・続出の先行工法 p603
3.2 立架工法の改善 p604
3.3 総合接続試験方法の確立 p605
エピソード 福井局総合接続試験 p606
3.4 電子交換機の施工技術 p607
4. 保全における交換システム信頼性向上施策 p610
4.1 交換機器の品質向上施策と保全作業の効率化 p610
エピソード 自動交換機の自主技術の開発が他の部門のそれより何故におくれたか p616
エピソード 品質改良の回想 p617
4.2 新技術への保全の対応 p618
5. 保全管理 p621
5.1 統計的品質管理方式 p621
5.2 保全管理方式 p622
5.3 通話サービス管理 p624
5.4 即時網保全管理 p625
エピソード 登戸から学ぶ p627
6. 経営面からみた交換機保守体制 p629
6.1 小局保守の運営 p629
エピソード 可搬形交換機保守の思い出 p631
6.2 複局地保守の運営 p632
第7章 製造技術の開発 p637
1. 製造技術開発の背景 p637
1.1 ステップバイステップ交換機の製造技術 p637
1.2 クロスバ交換機の製造技術 p638
1.3 電子交換機の製造技術 p638
2. 機構部品の製造技術 p643
2.1 ステップバイステップ交換機の機構部品 p643
2.2 クロスバ交換機の機構部品 p644
エピソード Western Electric社へのワイヤスプリング継電器の輸出 p646
エピソード 交換機の輸送試験 p647
2.3 電子交換機の機構部品 p648
エピソード XS形クロスバスイッチの製造 p651
エピソード 「ごみ戦争」の今昔 p652
2.4 その他 p653
3. 電子部品の製造技術 p653
3.1 半導体部品 p653
エピソード 集積回路の配線パターン p658
3.2 回路部品 p659
3.3 記憶部品 p659
4. 実装技術 p661
4.1 ステップバイステップ交換機における実装技術 p661
4.2 クロスバ交換機における実装技術 p662
4.3 電子交換機における実装技術 p662
5. 品質管理と検査の機械化 p667
5.1 品質管理の採用と発展 p667
5.2 製造工程における品質管理 p668
5.3 検査の機械化 p669
5.4 信頼性評価 p671
第8章 交換技術の将来展望 p673
1. 交換方式の動向 p673
1.1 ニーズの動向 p673
1.2 電話交換方式 p674
1.3 データ交換方式 p675
1.4 交換技術の応用 p676
2. 交換技術の発展 p677
2.1 交換機能 p677
2.2 通話路系 p678
2.3 制御系 p679
2.4 ソフトウェア p680
2.5 交換基礎工学の発展 p681
3. 通信網の発展 p682
3.1 多様化する通信網の概念 p682
3.2 電話網 p683
3.3 データ網 p684
3.4 画像網 p685
3.5 総合通信網への発展 p685
付章 年表・文献 p689
交換関係年表 p689
交換関係文献 p709
1. 電子通信学会誌(電信電話学会雑誌、電気通信学会雑誌) p710
2. 工務彙報 p715
3. 施設 p717
4. 電気試験所彙報 p732
5. 通研月報 p733
6. 研究実用化報告 p734
7. 日本電気技法 p745
8. FUJITSU p749
9. 沖電気時報 p751
10. 日立評論 p755
11. 電気学会誌ほか p759
12. 交換関係図書 p760
13. 外国文献 p762
索引リスト
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