笹気出版印刷(株)『妝匣の本質 : ひたむきに生きる、刷匠たちの念い』(2012.05)

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目次項目 ページ
序にかえて 妝匣《そうこう》 笹気直三 p2
はじめに 紙の本への賛辞 p6
第一章 仙台城下国分町の紙商『畑谷商店』 p13
幕末の創業者 畑谷豊治 p13
仙台に近代印刷の香り p16
本の虫・笹気幸治 p20
印刷所は支払いが悪かった p24
第二章 笹気印刷所創業 p29
国分町一丁目八八番地 p29
印刷所の仕事 p32
印刷工場の臭い p35
関東大震災の大きな影響 p37
あの手は だれの p40
炎に消えた夢 p43
アイデアを生かせる面白い商売だ p45
第三章 笹気の誇り―美しい文字で本を p55
目の前にある課題 p55
幸治の大英断―『邦文モノタイプ』と『万能活字鋳造機』の導入 p57
「仙台でも欧文印刷を」―東北帝国大学法文学部助教授たちの来訪― p63
良い活字は、良い母型から p65
美しい文字で欧文を―先駆けて『ランストン・モノタイプ』を輸入 p68
『ランストン・モノタイプ』と『ハタヤスミ』 p74
写真製版部・笹気直三とランストン・モノタイプオペレーター小岩直寿(詩人有村祐) p80
樹霊《こだま》 有村祐 p86
第四章 戦時中の笹気印刷所 p91
『国家総動員法』下の日本 p91
小岩直寿(詩人有村祐)の憂愁 p93
非常事態の中で p94
二つの出版社『仙台書院』と『東径書房』 p99
校正おそるべし p103
解散を決意した厳しい戦局 p107
《社員談話》「戦争中の笹気印刷所」 荒井泰次郎 p110
第五章 復興へ向けて p117
幸治の一言《ひとこと》 p117
紙は神様のおぼしめしか p121
堤通りに新工場建築 p125
『ボンド製本』の発案 p129
焼けたモノタイプの修理から p131
個人経営から株式会社に p134
第六章 笹気出版の金字塔 p139
一 多田等観先生の『西蔵撰述仏典目録』 p139
《刷匠が随想》悠るかなる西蔵 笹気直三 p149
深い河の流れるインドへ、チベット文字を寄贈 p152
二 『論語と算盤』―『渋沢栄一伝記資料』にかけた二〇年 p156
偉大なるパトロン渋沢敬三氏と『広辞苑』を発案した岡書院の岡茂雄氏 p157
『渋沢栄一伝記資料』に着手 p161
東京―仙台 毎日トラックで往復 p165
ミスから学ぶ―まず、自分自身が満足できる仕事を p169
二〇年の永きにわたって p172
《社員談話》「刊行までおよそ二〇年 地道な努力」 赤間実 p175
三 和算研究ひとすじに p177
平山諦教授―江戸の天才数学者『関孝和全集』の出版まで― p177
戸板保佑と天体観測器『渾天儀』 p187
第七章 情報産業化社会への胎動 p193
ゼロックス IBMとの出会いから p193
東北で初めてフォーム印刷に挑む p198
紙と湿度 p200
インキと室温 p202
湿度、静電気をクリアし初納入 p203
グランド・ビジネスフォーム『GBF』設立 p206
欧文活字ファミリーから学ぶ p209
『サービス』とは p212
第八章 笹気の文選馬《ぶんせんうま》 p217
文選馬 p217
集団化プロジェクト p219
営業で学んだ『一期一会』 p221
マニュアルはつくらない p225
宮城県沖地震 p226
上杉本社の被害 p228
印刷団地・第二工場の被害状況 p232
本社移転 p235
“美しい文字で本を”創業者の理念を受け継ぐ p238
第九章 “インテリジェンス”の時代へ p245
インターナショナルからグローバルへ p245
仕事人になるために―インテリジェンスを! p247
情報の交差点で―構造改善から業態変革へ p251
良い本をつくるには 良い本をたくさん手にとること p255
笹気の新たなコンテンツ『文化伝承叢書』発刊 p257
終章 p265
今こそ、文化の灯りを―自然の脅威と、自然の恵みと― p265
あとがき p270
p275
刷匠が随想 p275
笹気出版印刷文化史 p298
索引リスト
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