日本紙パルプ商事(株)『百三十年史』(1975.12)

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目次項目 ページ
はじめに 平田英一郎 NP
第1章 中井家、和紙商を創業 p1
1. 中井家の先祖 p1
2. 初代三郎兵衛、二代三郎兵衛と三井越後屋呉服店 p1
3. 三代三郎兵衛、紙商を志す p3
4. 中井商店の萌芽、越三商店の開業 p6
5. 三井の暖簾内に列し繁栄 p7
6. 四代三郎兵衛の修業時代と幕末 p9
7. 中井家の系譜 p10
第2章 明治維新の新風 p11
1. 東京遷都と京都 p11
2. 文明開化と中井父子 p12
3. 転換期の三井と三平の貢献 p14
第3章 革新期を迎えた紙業界 p18
1. 画期的な洋紙製造の始まり p18
2. 明治初期に創立された製紙会社 p19
3. パピール・ファブリックと中井三郎兵衛 p20
4. 尊い先覚者の姿 p24
第4章 中井商店として新発足 p30
1. 越三商店から中井商店へ p30
2. 梅津製紙場の御用掛として p31
3. 揺籃期における洋紙販売の苦心 p32
4. 創業初期における洋紙市況 p33
5. 地券用紙と地券判 p34
6. 西南の役と洋紙の需要 p36
7. 新聞の発達と国産洋紙 p37
8. 新思想のおこりと雑誌の誕生 p43
第5章 大阪進出と業界協調 p45
1. 明治10年代の製紙工業と市況 p45
2. 大阪分店を開設 p47
3. 共同販売店方円社の創立 p49
4. 神戸製紙所と三郎兵衛 p50
5. 梅津製紙場の払下げをめぐって p51
6. 新情勢と京都・大阪店の活躍 p54
7. 日本製紙聯合会の結成 p56
8. 東京洋紙売捌商組合の設立 p60
第6章 はじめて王子製紙の販売店として p65
1. 王子製紙の関西進出と中井 p65
2. 大川平三郎と中井三郎兵衛 p67
3. 神戸製紙所との関係を断つ p69
4. 王子製紙と売捌契約す p70
第7章 東西に翼を伸ばす p75
1. 業界の好転と東京進出 p75
2. 東京支店の開設 p76
3. 新発展の大阪分店 p77
4. 名古屋支店の開設 p81
5. 大阪支店の活躍と開花の青年社員 p84
第8章 国会開設前後の新発展 p87
1. 景気回復と製紙会社の続出 p87
2. 東京洋紙商組合の結成 p88
3. 洋紙交換会のはじまり p90
4. 王子の気田工場建設に三郎兵衛献身 p91
5. 東京板紙会社の誕生と中吉商会西店 p94
6. 四日市製紙会社への経営参加と中田商会 p97
7. 千寿製紙会社と大阪支店南店 p99
8. 阿部製紙所と中吉商会東店 p100
9. 新聞輪転印刷機の登場と巻取紙 p102
10. 木材パルプを使った最初の紙 p106
11. 三三判、四六判、菊判の由来と断裁機の登場 p107
12. 模造紙の出現 p108
第9章 販売競争と東西各店の活躍 p110
1. 大阪における新聞用紙販売 p110
2. 島田林太郎の関西地区販売開拓 p112
3. 東京支店、関東、東北の開拓に乗り出す p114
4. 新聞用紙契約更改と谷川茂次郎の協力 p115
5. 日本板紙販売合資会社の発足 p117
6. 三平と大阪支店店舗の洋風化 p118
第10章 日清戦争前後と海外への発展 p121
1. 日清戦争の勃発と紙業界 p121
2. 戦後における新聞雑誌の発達 p124
3. 本邦最初の洋紙輸出 p125
4. インド、台湾への板紙輸出 p127
5. 上海中井公司、天津中井公司の開設と変遷 p128
第11章 明治30年代の進歩と発展 p132
1. 勃興時代第2期の紙業界と市況 p132
2. 王子製紙中部工場の建設と大川平三郎の退社 p134
3. 前田製紙会社の設立に参加して失敗 p138
4. 三平長逝の日 p141
5. 新聞用紙の乱売と共同洋紙会社の設立 p143
第12章 合名会社中井商店の発足 p147
1. 三之助ほか2社員を欧米に派遣 p147
2. 合名会社中井商店に改組 p148
3. 監督中井三郎兵衛、社長中井三之助、顧問渋沢栄一 p154
4. 谷野弥吉、大阪支店へ p158
5. 評判となった「十軒店」の自転車 p159
6. 京都支店の初荷 p160
第13章 製紙界の苦難と動揺 p162
1. 王子製紙の窮迫時代 p162
2. 中井監督、王子製紙の監査役に就任 p163
3. 大川平三郎の九州製紙設立と大阪支店 p164
第14章 日露戦争後の新発展 p167
1. 日露の開戦と紙業界の活況 p167
2. 戦後の発展と王子、富士の北海道進出 p168
3. 日露戦争後の発展 p171
4. 中央製紙と名古屋支店 p171
5. 日露戦争後における洋紙市場の推移 p174
第15章 明治40年代における当社 p176
1. 苫小牧工場竣工と新聞社との取引 p176
2. 地方新聞の発達に陰の力 p180
3. 木曾興業の創立に協力 p181
4. 名古屋支店の不正事件と業務刷新 p184
第16章 名古屋支店の業務刷新 p187
1. 刷新した名古屋支店 p187
2. 中井巳治郎支店長の店員指導 p189
3. 創意を生かした中央半紙の大売出し p190
4. 岡本経紀の入社と見本帖 p193
5. 伊勢神宮の暦本用紙を考案 p194
6. 木曾産紙の売込み p195
第17章 明治から大正へ p197
1. 九州製紙と大阪支店の提携 p197
2. 中央、九州、富士製品の販売新方針 p202
3. 大阪紙商同業組合発足す p203
4. 東京本店の体質改善に英断 p204
5. 中井監督、藤原専務の担保申し入れを拒否 p205
6. 東京における大豊半紙とうちわ紙の発売 p210
7. 蚕座紙の販売競争と洋紙合同会社の設立 p213
8. 中井父子、樺太工業の創立発起人となる p213
9. 九州製紙の国産模造紙の創製と販売 p215
10. 紙荷札の創製と用紙供給の苦心 p217
第18章 第1次世界大戦前後の発展 p219
1. 大戦の紙業界に及ぼした影響 p219
2. 2円60銭のザラ紙が10円50銭に p220
3. 画期的な大正会の発足 p221
4. 大戦下の営業報告書 p226
第19章 株式会社中井商店の発足 p232
1. 合名組織から株式組織へ p232
2. 店員奨励不動貯金制を実施 p233
3. 株式会社発足当時の社内機構 p236
4. 株式改組時の取扱い品目 p238
第20章 大正年代の商取引 p243
1. 板紙の共同輸出を推進 p243
2. 日本紙器製造会社の特約店として p244
3. 大戦中のマッチ用紙の市況 p245
4. 鐘淵紡績と紡績包み紙の取引 p247
5. 文庫紙の販売 p249
6. 名古屋紙商同業組合と中井巳治郎 p250
第21章 出版印刷界への進出 p252
1. 大正初期の出版印刷界と当社 p252
2. 講談社との最初の取引 p253
3. 婦女界社、主婦之友社との取引 p254
4. 宝文館、小学館との取引 p255
5. 輸入紙による東京開成館との取引 p258
第22章 輸入紙対抗品の開発に貢献 p260
1. 上級輸入紙のかずかず p260
2. 輸入紙対抗品の開発 p264
3. 三省堂とA赤門紙 p265
4. 国産インデア紙の開発と専売契約 p265
5. 国産クロスの市場開拓 p267
6. 日本最初の国産アート紙の販売と日本加工製紙 p269
第23章 第1次大戦後の恐慌と関東大震災 p271
1. 大正9年の大暴落と紙業界 p271
2. 樺太工業真岡工場製品の委託販売契約 p274
3. 模造紙の数量別割戻し制度を案出す p275
4. 大正10年前後の輸入紙と国産紙 p276
5. 関東大震災と紙業界 p278
第24章 会社の分裂 p282
1. 王子製紙、樺太工業の拡張 p282
2. 業績悪化と幹部の不和 p285
3. 三郎兵衛、株式を王子製紙へ譲渡 p287
4. 社員の集団退社と大同洋紙店の創立 p291
第25章 再編へ総力を結集 p293
1. 役員の改選と新発足後の業容 p293
2. 島田林太郎の再建策と岡本、隅野の活躍 p296
3. 上海中井公司を閉鎖 p299
4. 門司出張所を開設 p301
5. 資本金200万円を100万円に減資 p303
6. 三郎兵衛、王子製紙監査役を辞任 p303
7. 大正から波乱の昭和へ p304
8. 西肥板紙の再建と牛津板紙との合併 p305
9. 円本時代に慎重に対処 p308
第26章 王子製紙の支援 p310
1. 昭和初期の洋紙市況と生産制限 p310
2. 王子製紙の救援策 p311
3. 「水仙」「あやめ」「B模造紙」「Aフールス」 p312
4. グラシン紙、中ライス、カーボン原紙、コンデンサ紙 p313
5. 北欧製ロールのダンピング p316
6. 黒田国光堂と大阪支店 p317
7. 大連出張所の開設と海外取引 p318
第27章 生産集中と販売の協定 p321
1. 王子製紙、富士製紙、樺太工業の合併 p321
2. 3社合併と紙販売業界の動向 p325
3. 販売組織東王会 p328
4. A・B模造紙の協定販売 p329
5. その他品種の共販会の設立 p331
6. グラシン紙販売の自治統制、王盛会の結成 p332
7. 王子製品の地域別共販会社 p334
第28章 紙業統制にはいる p337
1. 暗い時代の始まり p337
2. 〓[○+公]および〓[○+停]価格の実施 p337
3. 四段階の価格決定 p340
4. 洋紙共販会社の設立と洋紙元売商業組合の設立 p341
5. 統制の強化と洋紙割当通知書の発行 p344
6. 販売店の商業的性格喪失と配給機構の具体化 p346
7. 機械抄き和紙の販売機構と中井紙業の設立 p351
第29章 太平洋戦争中の紙生産と流通機構 p353
1. 太平洋戦争の勃発と紙業界 p353
2. 原材料不足と強力な企業整備の予測 p353
3. 洋紙割当購入券の発行と諸組合の切符制 p354
4. 機械製紙の整備要綱と紙販売業者の企業整備 p355
5. 配給機構の整備と一元配給 p356
6. 道府県洋紙商業組合の組合員整備要綱 p359
第30章 戦争末期の統制強化 p362
1. 終戦直前の配給状況 p362
2. 紙統制会社の設立と元売業務の消滅 p363
3. 元売組合営業権の補償 p364
4. 藤原配船による紙の輸送 p365
5. 民間の営業消滅と行政協議会の設立 p366
6. 統制下の当社と空襲罹災 p368
第31章 戦争終結と商権復活 p372
1. 終戦時の統制会社とGHQの洋紙配給指令 p372
2. 民主化とインフレーション p374
3. 商権復活なる p375
4. 紙配給協議会の設立、紙販連綜合事務局の設置 p381
5. 指定生産資材割当規則の制定(切符制の実施) p382
第32章 需要の増大と供給量不足 p391
1. 言論出版の自由と紙不足 p391
2. 用紙確保の対策 p393
3. 座談会「終戦直後の紙業界」 p396
第33章 新生の門出 p403
1. 制限会社、特別経理会社として p403
2. 店舗の復興 p404
3. 王子製紙の代行販売店として活動を開始 p405
第34章 王子製紙の解体と塩山社長の就任 p407
1. 王子製紙の解体と流通機構の変容 p407
2. 塩山豊蔵の社長就任 p411
3. 自立経営をめざして p413
4. 調査機能の充実と不況の克服 p415
第35章 統制の撤廃と業容の充実 p420
1. 統制の撤廃から自由経済へ p420
2. 取引高税と新聞用紙販売方法の変化 p427
3. ソ連輸入巻取紙の処理 p428
4. 輸出市場に進出 p430
5. 上質紙の販売と特約販売店制度 p433
第36章 高度成長のなかで p439
1. 相いつぐ設備増強 p439
2. 新聞用紙受託販売の発展 p441
3. 出版ブームと安定供給 p446
4. コンピュータ時代と情報用紙 p452
5. 本州製紙段ボール原紙の取扱い p455
6. 王子製紙クラフト紙の市場開発 p459
7. 包装産業の発達と白板紙 p461
8. プラスチック・フィルムの取扱い開始 p462
第37章 中井株式会社として p465
1. 商号変更と営業、事務、組織変更 p465
2. 産業構造調査会紙パルプ小委員会の発足 p468
3. 紙流通機構調査研究活動と代理店の役割 p471
4. 関西紙業と大阪支店 p474
5. 株式会社改組満50年と塩山豊蔵 p475
第38章 北興産業、北陸紙業との合同 p479
1. 業界再編成と経営多角化 p479
2. 十條製紙、東北パルプの合併 p481
3. 北興産業との合併と北陸紙業の営業権譲受け p483
4. 平田英一郎の社長就任 p487
5. パルプ部門への進出 p490
6. 北興産業株式会社史 p492
7. 北陸紙業株式会社史 p493
第39章 日本紙パルプ商事の誕生 p495
1. 王子系3社合併ならず p495
2. 中井、富士の合併 p498
3. 日本紙パルプ商事として p502
4. 流通近代化への動き p507
5. 株式会社富士洋紙店史 p514
第40章 スタート台に立つ p525
1. 70年代をむかえた紙パルプ産業 p525
2. 長期経営計画の作成とひろがる経営活動 p528
3. 上場会社となる p539
4. 従業員関係の制度化 p544
第41章 経済変革の始まり p549
1. 急速な価格上昇 p549
2. 緊急事態と自粛宣言 p552
3. 経済変革のなかで迎えた130周年 p555
年表 p559
資料 p587
日本紙パルプ商事株式会社定款 p588
役員 p590
株式会社設立以降の歴代役員任期一覧 p592
歴代本支店・営業所代表者 p597
組織図 p598
資本金・売上高・利益金・配当率推移 p600
従業員数推移 p602
本支店所在地 p603
決算諸表 p604
取扱商品 p606
品種別販売数量推移 p607
主な仕入先・得意先一覧 p608
役職員名簿 p612
あとがき NP
参考文献・写真提供者リスト NP
索引リスト
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