三井石油化学工業(株)『三井石油化学工業30年史 : 1955-1985』(1988.09)

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目次項目 ページ
前口絵 巻頭
発刊にあたって NP
凡例 NP
沿革編 p3
沿革I 当社発足から20周年を迎えるまで p3
はじめに―わが国石油化学工業誕生の背景― p3
第1章 三井石油化学工業の設立(昭和26年~30年) p5
第1節 総合石油化学工業の発足と三井グループ p5
新産業の胎動と官民一体の取組み/三井系各社の計画/チーグラー法ポリエチレンの導入を決断 p5
第2節 三井石油化学工業の発足 p10
三井グループの結集により会社設立/岩国工場建設計画/岩国旧陸軍燃料廠跡地払下げ p10
第2章 岩国工場の誕生(昭和31年~34年) p15
第1節 事業計画の推進(岩国第一期計画) p15
興亜石油に隣接して/総合石油化学工業をめざして/金づまりの中での資金調達 p15
第2節 わが国初の総合石油化学工場完成 p18
工場レイアウトと設計/工場建設の経過 p18
第3節 石油化学事業の開始 p21
創業式を挙行/当時のわが国石油化学業界/順調なすべりだし/少数精鋭主義に徹して/本店機構の整備 p21
第4節 研究活動のスタート p24
初期の研究活動/ハイゼックスの研究を強化 p24
第5節 初期における営業活動 p26
販売開始/初期の業績を支えた化成品 p26
第3章 岩国大竹工場へ成長(昭和35年~39年) p29
第1節 岩国大竹コンビナートの形成(岩国第二期計画) p29
岩国第二期計画への動き/石油化学工業の急成長/岩国第二期計画の推進/岩国大竹コンビナートの完成/安居社長の就任と株式の公開 p29
第2節 岩国大竹工場の合理化と拡充(岩国第三期計画) p38
新立地を千葉に決定/岩国第三期計画の概要/岩国第三機計画の遂行 p38
第3節 企画の強化と研究開発 p42
企業活動の強化/研究活動の活発化 p42
第4節 営業活動の進展 p44
売上高100億円を突破/合成繊維原料の多様化/ハイゼックスの伸長 p44
第5節 10周年を迎えて p48
業界トップの地位を確保/画期的な労使関係の醸成/安居社長退任と岩永社長就任/千葉進出に備えて p48
第4章 千葉への進出(昭和40年~41年) p53
第1節 エチレン基準10万tに決定 p53
昭和40年代の開幕/活発な新増設計画と石油化学協調懇談会 p53
第2節 千葉工場の発足(千葉第一期計画) p55
千葉第一期計画の概要/千葉新工場の建設/千葉工場の特色 p55
第3節 経営規模の拡大 p62
2工場体制へ/岩国大竹工場も増強/研究開発の強化とポリプロピレン企業化/多面化する営業活動/売上高200億円を突破/本店霞が関ビルへ移転/石田会長の退任と逝去 p62
第5章 積極経営を推進(昭和42年~45年) p71
第1節 エチレン30万t時代の到来 p71
大型景気とあいつぐ拡充計画/エチレン30万t基準への対応 p71
第2節 千葉第二期計画の遂行 p73
千葉第二期計画と浮島石油化学の設立/三井東圧との協調/千葉第二期計画の特長 p73
第3節 岩国大竹工場の合理化と研究開発の推進 p77
プラントの合理化/新技術の展開 p77
第4節 合弁による新規事業への進出 p80
デュポン社との関係強化/テキサコ社、ヘキスト社との提携/米国三井石油化学の設立 p80
第5節 資本金100億円へ p82
鳥居社長就任/売上げ300億円達成と100億円への増資/営業活動のめざましい展開/統一労組の結成と福利厚生施設の充実 p82
第6章 難局に挑戦(昭和46年~47年) p85
第1節 過当競争への対処 p85
大型景気の終息/設備休戦と不況カルテル/経営の強化/工場の体質強化と新規事業への進出/研究開発の対応 p85
第2節 技術援助と海外事業活動 p91
技術輸出の開始/海外合弁事業への取組み/国内における技術援助 p91
第3節 きびしさ加わる営業活動 p93
販売秩序回復への努力/輸出への注力/販売活動強化への努力 p93
第7章 激動と試練の時代(昭和48年~50年) p97
第1節 激動下にあって p97
景気上昇と業績の回復/生産力増強と千葉第三期計画策定/公害防止対策、保安対策の強化/石油危機の発生/石油新価格への対応/千葉第三期計画と岩国大竹拡充計画/画期的な新技術の開発/技術輸出と海外事業活動 p97
第2節 きびしい試練の中で p108
低成長経済への移行/深刻な事態に対処/業界協調と海外活動/低成長下の生産活動/低成長下の営業活動 p108
第3節 20周年を迎えて p117
沿革II 30周年を迎えるまでの10年間 p121
第8章 経営環境の激変に対応(昭和51年~53年) p121
第1節 世界同時不況の進行と石油化学業界の混迷 p121
1. 段階的原油値上げ攻勢のもとで p121
世界的に不況色強まる/ナフサ価格の高騰 p121
2. 国内需要、輸出ともに低迷 p124
国内需要の低迷/国際的に販売競争激化 p124
3. 原料問題への対応 p125
ナフサ価格の是正をめざして/国際競争力研究会の提言/石化原料共同輸入(株)の設立 p125
第2節 第1次石油危機の克服に向けて p127
1. 原料価格の上昇に対処して p127
難航した製品価格の修正/コストダウンに総力をあげる/原料部門の強化/原料多様化への取組み p127
2. 不況の克服に向けて p132
人的資源の効率的活用/淡輪社長の就任と経営方針 p132
3. 浮島石油化学第2エチレンプラントのスタート p133
新時代の担い手として/プラント稼動開始まで p133
4. 市場ニーズに対応した事業展開 p136
テレフタル酸事業の新たな展開/ハイゼックス7000Fの売上げ急増/ポリプロピレン事業の強化/新規加工商品の上市/樹脂加工研究体制の充実 p136
第3節 高付加価値製品への指向 p141
1. ファインケミカル製品の拡充 p141
フェノール系製品を中心に展開/ハイドロキノンプラントの増強/メタトルイジンの生産開始/レゾルシンの企業化/DCPの欧州での共同事業化/ファインケミカルズ用多目的プラントの建設 p141
2. 特殊ポリマー事業の強化 p144
特殊ポリマーの開発進む/アドマー/三井石油化学ポリブテン/タフマー/ミラストマー p144
第9章 企業体質改善への道のり(昭和54年~56年) p149
第1節 第2次石油危機の波紋 p149
1. 原料高価格時代の到来 p149
第2次石油危機後の石油情勢/転換期にたつ石油化学業界 p149
2. 営業環境とみに悪化 p152
高密度ポリエチレンの不況カルテル/操業率の低下 p152
第2節 中長期の経営方針と中期経営計画 p154
1. 短期施策と中長期の経営方針 p154
短期施策の指示/中長期の経営目標/中期経営計画の策定 p154
2. 企画開発機能強化のための体制づくり p156
組織改正/企画検討委員会の設置 p156
第3節 体質改善の推進 p159
1. 合理化へのいっそうの努力 p159
省資源・省エネルギーに注力/人材の有効活用の推進/活性化運動の展開 p159
2. 石油化学事業の基盤強化 p162
直鎖状低密度ポリエチレンの本格営業開始/ターシャリブチルアルコールおよびブテン-1の企業化/ミラストマーの市場開発進む/フェノール事業の競争力強化/商品事業の拡充 p162
3. 新規分野での事業展開 p167
日本非晶質金属の設立/特殊エンジニアリングプラスチックの開発/膜分離技術のシステム化/歯科材料の開発/不採算プロジェクトの整理 p167
4. 海外プロジェクトの展開 p172
難航するイラン石油化学プロジェクト/韓国における二つのプロジェクト/シンガポール石油化学計画/サウジアラビアのプロジェクト p172
5. 販売物流ネットワーク「ATLAS」の完成 p176
物流業務の合理化/ATLASの稼動開始 p176
第10章 事業戦略の積極的展開(昭和57年~59年) p179
第1節 石油化学工業の体制整備 p179
1. 構造不況の様相さらに強まる p179
苦境にあえぐ石油化学業界/エチレン不況カルテルの結成 p179
2. 構造改善に取り組む p180
構造不況からの脱出に向けて/産構法の制定 p180
3. 過剰設備の処理とエチレン生産の集約 p183
指示カルテルの告示/エチレン生産の浮島石油化学への集約/ポリオレフィン等の設備の休廃止 p183
4. 共販会社の設立 p185
販売のグループ化と共販会社設立/三井日石ポリマーのスタート p185
第2節 石油化学事業の足固め p187
1. 苦難期の克服に向けて p187
中野社長の就任/組織の刷新/工場における安全の確保/品質保証運動の全社的推進 p187
2. 既存事業の拡充と強化 p191
石油化学分野の基盤強化/ナフサ輸入自由化への対応/高純度テレフタル酸事業の拡大/第3世代のポリプロピレン製造技術の確立/特殊化学品分野の充実/産業資材分野での新製品 p191
3. 事業の調整と再編成 p201
ミラソン事業の承継/エポキシ樹脂事業の再構築/三井テキサコケミカルの再編成/三井東圧との事業調整 p201
4. 合弁事業の推進 p204
海外企業との連繋強化/ジェムポリマー/日本ポリイミド/日本アルキルフェノール/アムディック社の事業整理/技術輸出の進展 p204
第3節 新規事業分野の拡充 p208
1. ライフサイエンス分野での展開 p208
バイオテクノロジーへの進出と生物工学研究所の設置/シコニンの大量培養に成功 p208
2. 高機能材分野への進出 p210
マスクペリクル/光ディスク/テクミロン/ファインセラミックス p210
第4節 業績回復へ p213
1. 長期不況からの脱出 p213
景気は回復局面へ/黒字体質への転換 p213
2. 資金調達の多様化 p214
資金調達の国際化/安居元社長と岩永相談役の逝去 p214
第11章 創立30周年を新たな飛躍台として p217
第1節 昭和60年代の幕開け p217
1. 経済基調の変化と石油化学工業 p217
曲がり角を迎えた景気拡大/本格的な国際競争の到来 p217
2. 創立30周年を迎える p219
きびしさを増す環境のもとで/今後のさらなる発展に向けて p219
第2節 超石油化学をめざして p222
1. 竹林社長の就任 p222
竹林新社長の経営方針/中野会長の逝去 p222
2. 生産ならびに研究開発体制の強化 p224
両工場の新たな役割/新技術研究開発センターの発足 p224
第3節 21世紀に向けて p227
「成長」と「効率」を追求して/21世紀への変革を成し遂げるために p227
部門編 p229
中口絵 p229
I 経営 p245
1. 経営理念 p245
2. 定款 p246
3. 資本金 p246
(1) 資本金 p246
(2) 株主 p247
4. 業績 p248
(1) 売上高、利益、配当率 p248
(2) 資産、負債、資本 p249
5. 中長期経営計画 p251
(1) 46、47年度長期経営計画 p251
(2) 長期的経営ビジョン「当社の将来像」 p252
(3) 中期経営計画の制度化 p252
(4) 54年度中期経営計画 p253
(5) 61年度中期経営計画 p254
6. 組織・人事 p255
(1) 組織 p255
(2) 人事 p258
7. 情報・通信システム p263
(1) コンピューターの導入と業務のシステム化 p263
(2) 高度利用システム p264
(3) 全社ネットワーク p265
8. 品質保証運動 p266
(1) TQC運動の導入 p266
(2) 全社的品質保証運動 p267
II 生産 p268
1. 概要 p268
(1) 経緯 p268
(2) 生産管理 p272
2. 岩国大竹工場 p273
(1) 岩国工場から岩国大竹工場へ p273
(2) スペシャリティ事業中心の生産拠点へ p273
3. 千葉工場 p275
(1) 最新鋭の量産工場として p275
(2) 基礎化学品の生産拠点へ p276
4. 生産技術 p278
(1) ハイゼックス p278
(2) ウルトゼックス p279
(3) ポリプロピレン p279
(4) 高純度テレフタル酸 p280
(5) フェノール p281
(6) TBAおよびブテン‐1 p281
(7) 三井EPTおよびタフマー p282
5. 保安(安全・衛生・環境保全)の確保 p282
(1) 保安管理体制の強化 p282
(2) 工場の保安管理 p283
6. 省エネルギー・省資源の推進 p285
7. エチレン生産体制の変遷 p287
(1) 生産能力2万t/年から30万t/年へ p287
(2) 2UPCの稼動 p288
(3) エチレン生産を浮島石油化学へ集約 p289
8. 原料高価格への対応 p290
III 営業 p291
1. 概要 p291
(1) 沿革 p291
(2) 部門別売上高の推移 p293
(3) 営業人員と営業組織 p294
2. 営業品目 p296
3. 基礎化学品の営業活動 p298
(1) 合成樹脂 p298
(2) 化成品 p301
4. 特殊化学品の営業活動 p303
(1) エラストマー p303
(2) 低分子量樹脂 p304
(3) 特殊ポリマー p305
(4) 精密化学品 p305
5. 商品事業の展開 p306
6. 物流 p308
(1) 概要 p308
(2) 固体製品荷役の合理化 p308
(3) 液体・ガス製品荷役の合理化 p309
(4) 輸送比率の推移 p310
IV 研究開発 p311
1. 概要 p311
(1) 経緯 p311
(2) 研究開発人員と研究開発費 p313
(3) 研究開発活動 p314
2. 総合研究所 p315
3. ポリマー応用研究所 p317
4. 生物工学研究所 p318
5. 技術開発部門 p319
6. 研究開発の主要な成果 p320
(1) 新製品およびその製造プロセスの開発 p320
(2) 成形加工法の開発 p324
(3) 分析・試験法の開発 p325
(4) 当社技術の受賞歴 p326
7. 超石油化学への研究開発 p327
8. 特許 p327
(1) 経緯 p327
(2) 出願状況 p328
9. 技術導入および技術輸出 p329
(1) 技術導入 p329
(2) 技術輸出 p329
V 関係会社 p331
1. 概要 p331
2. 石油化学事業関連グループ p332
3. 樹脂加工事業関連グループ p334
4. 新規事業関連グループ p336
5. 物流事業関連グループ p338
6. 海外事業関連グループ p338
資料編 p341
小目次 p341
原始定款/現行定款/定款変更の推移/元役員/歴代役員任期一覧/資本金の推移/株主数の推移/大株主などの推移/株式の分布状況/売上高、利益、配当率の推移/資産の推移/負債、資本の推移/組織図/従業者数の推移/定期採用者数の推移/年間休日および年間労働時間の推移/組合員平均賃上額の推移/福利厚生施設一覧/岩国大竹工場配置図/岩国大竹工場製造工程図/千葉工場配置図/千葉工場製造工程図/主要製品生産実績の推移/保安関係表彰一覧/営業品目/主要製品販売実績の推移/研究開発関連指標1(人員および費用)/研究開発関連指標2(部門別人員の推移)/特許、実用新案の出願・登録件数の推移/技術導入・技術援助実績一覧/関係会社概要 p341
年表 p405
編集後記 巻末
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