日本冶金工業(株)『日本冶金工業六十年史』(1985.11)

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目次項目 ページ
刊行にあたって 取締役社長 石黒嘉人 NP
口絵 巻頭
年表抄 p1
通史 p3
序章 日本冶金工業の濫觴(大正14.8~昭和9.3) p3
第1節 草創 p3
1 消火器の中央理化工業 p3
2 消火器から火薬火工品へ p5
第2節 火薬火工品体制の整備 p7
1 日本火工と改称 p7
2 海軍の指定工場となる p8
第3節 経営陣の強化と増資 p10
1 森矗昶、社長に就任 p10
2 新進実業家森矗昶の業績 p12
東信電気と水力発電所 p13
日本沃度の設立 p14
昭和肥料の設立と国産硫安 p14
アルミニウムの国産化に成功 p15
昭和電工の初代社長に就任 p15
3 川崎作業所を建設 p16
第1章 冶金事業への転進(昭和9.4~16.3) p19
第1節 冶金事業へ進出の動機 p19
1 満州事変と特殊鋼・軽金属事情 p19
2 森矗昶とアルミニウム p20
3 わが国最大の大江山ニッケル鉱床 p22
4 海外視察で得た啓示 p23
第2節 冶金事業スタート p25
1 トム合金 p25
2 川崎工場の建設 p26
3 軍の監督工場指定と増資 p29
第3節 火薬火工品部門を戸塚に集約 p32
1 戸塚作業所の建設 p32
2 志村工場の爆発事故 p33
第4節 発展と結束に向けて p34
1 森暁、社長に就任 p34
2 双輪マークをかかげて p35
3 森矗昶の逝去 p37
第5節 大江山ニッケル工業 p39
1 大江山ニッケル鉱業の設立 p39
2 クルップ・レン法の採用 p40
3 岩滝精錬工場の建設 p42
4 鉱土輸送体制の整備 p44
第2章 戦時下における当社(昭和16.4~20.8) p47
第1節 火薬を分離、冶金専業へ p47
1 太平洋戦争と軍の統制強化 p47
2 日本冶金工業と改称、火工部門を分離 p48
3 興道会と興亜工業大学 p49
興道会 p49
興亜工業大学の設立 p50
第2節 川崎製造所と軍需 p53
1 戦時体制下の設備拡充 p53
2 NK鋼開発と兵器生産 p56
3 増産体制と労働事情 p58
第3節 企業合同の推進 p60
1 大江山ニッケル工業を合併 p60
2 大阪電気を合併 p61
3 日本ニッケルの経営受託 p65
第4節 戦時下のニッケル増産 p66
1 大江山鉱業所の人海戦術 p66
2 若狭鉱山の開発 p68
3 増産一途の岩滝精錬所 p69
4 宮津港運の設立 p70
第5節 奮闘する日本火工 p71
1 興津工場の火薬増産 p71
2 戸塚工場と照明弾 p71
3 社名変更と工場疎開計画 p72
第6節 戦災と終戦 p73
1 当社の戦災状況 p73
2 終戦の詔書下る p75
3 緊急役員会と戦後処理 p76
第3章 戦後混乱期の試練(昭和20.8~25.3) p81
第1節 民需産業への転換 p81
1 経済民主化政策と当社 p81
2 民需転換への苦闘 p84
3 興亜工業大学のその後 p91
第2節 苦闘する系列企業 p92
1 森興業の解体 p92
2 日本火工の試練 p94
3 加悦鉄道と宮津港運の活路 p96
4 日本ニッケルの離脱 p97
第3節 混乱からの脱却 p99
1 企業再建整備計画 p99
2 森社長の復帰と住吉工場の売却 p101
3 溶成燐肥へ賭ける p102
4 東亜精機、双葉ステンレスの設立と両社の合併 p103
第4章 復興への躍動(昭和25.4~30.12) p107
第1節 ステンレス鋼の生産革命 p107
1 朝鮮特需景気と鉄鋼業界 p107
2 ステンレス鋼量産の道を拓く p108
3 主力製品となるステンレス鋼 p111
第2節 ニッケル精錬の再開 p112
1 当時のニッケル事情 p112
2 ニッケル鉱石輸入に先鞭 p113
3 鉱石を積んだ第一船宮津港へ p115
4 大江山製造所の復旧整備 p117
5 当社のニッケル輸出 p118
第3節 火薬火工部門を再び傘下に p120
1 日本火工を再び合併 p120
2 隠れた特需「解撤」 p121
3 火工部門の活況 p123
第4節 蹉跌と克服 p125
1 転換社債発行の挫折 p125
2 内灘試射場問題と資金難 p127
3 協調融資の条件 p128
4 森暁、社長に復帰 p132
5 事業場の合理化と販売体制の整備 p133
カラー写真(現況) p173
第5章 日本冶金工業の近代化(昭和31.1~35.9) p173
第1節 ステンレス鋼専業メーカーへの布石 p173
1 川崎製造所の増産体制 p173
2 大江山製造所の増産体制 p175
3 金沢精器工場の転換 p176
4 火薬火工部門の分離 p177
米軍砲爆弾の解撤 p177
行川を拓き火薬の貯蔵庫に p178
戸塚工場の「サーミックス」など p179
興津工場のカーリットとヘキソーゲン p179
興津工場の爆発事故 p180
興津工場の再開とロケット用燃料の開発 p181
昭和火薬工業の設立 p182
5 職業訓練所の開設 p182
第2節 広幅ゼンジミアミルの導入 p183
1 第1次設備合理化計画 p183
20段ゼンジミアミルと6段ゼンジミアミル p184
川崎臨海埋立地の買収と増資 p185
新工場の地鎮祭と不況下での建設推進 p186
第1次設備合理化の成功と成果 p187
2 熱間圧延を富士製鉄に委託 p188
第3節 研究部門の充実 p190
1 研究所の建設と研究体制 p190
2 国産原子炉に初採用 p193
3 海外留学生の派遣 p194
第4節 品質管理体制 p195
1 品質管理委員会の発足 p195
2 大江山製造所の品質管理 p196
第5節 ニッケル鉱石の安定確保に向けて p197
1 ニューカレドニアとの連絡強化 p197
2 ニッケル鉱石取引条件の統一化 p198
3 インドネシアのニッケル鉱石に着目 p199
4 ニッケル鉱石専用船の建造 p199
第6節 大量販売の道を拓く p202
1 販売体制の強化 p202
2 アトラス・スチール社と輸出提携 p203
3 ナス鋼製品の商標登録 p204
4 セールスエンジニアの養成 p205
5 ステンレス協会の設立 p206
第6章 ステンレス鋼一貫体制成る(昭和35.10~42.3) p211
第1節 念願の熱間圧延工程の自立 p211
1 第2次設備合理化 p211
2 製鋼設備の増強 p215
30トンアーク炉の設置 p215
真空溶解炉の導入 p215
連続鋳造設備の導入 p216
3 世界初のプラネタリーミル導入 p217
プラネタリーミルの導入を決定 p217
熱延工場建設に着手 p218
自社技術で圧延に成功 p219
4 20段ゼンジミアミル2号機導入 p220
5 大江山、金沢の第2次設備合理化 p221
第2節 内外に誇る高品質 p224
1 品質管理体制の強化 p224
2 研究部門の活躍 p227
3 機器分析の導入と成果 p229
4 作業標準化と職場安全運動 p231
第3節 関連会社の強化 p233
1 2次、3次加工部門の開拓 p233
2 関係会社の相次ぐ拡充 p234
株式会社ナスステンレス製作所の設立 p234
東亜精機の茅ケ崎工場と住吉工場 p236
日本精線と枚方工場建設 p237
上半商事の2次、3次加工品販売網 p238
第4節 電算化への歩み p239
1 事務機械化への基礎づくり p239
2 計算センターの発足 p240
事務機械化委員会の設置 p240
電算化への基礎づくり p240
計算センターの発足 p241
3 「IBM 1440」を導入 p241
第5節 不況下における施策 p242
1 販売への努力 p242
販売網の拡充、開発とPR p242
輸出体制の整備 p244
日本ステンレス輸出協議会 p244
2 ステンレス鋼の不況カルテル p245
第6節 従業員の士気向上のために p247
1 自己啓発を奨励 p247
2 働く人達のために p248
寮・社宅の確保を第一に p248
その他の厚生施設 p251
健康保険組合の発足 p251
第7章 大いなる躍進(昭和42.4~46.3) p255
第1節 量産体制の確立 p255
1 好況到来、ステンレス鋼の生産世界一に p255
2 第3次設備合理化―60トンアーク炉の導入― p256
3 第4次設備合理化―30万トン体制の確立を目指す― p256
4 求人難と従業員対策 p262
第2節 販売部門の対応 p263
1 販売促進体制の強化 p263
2 グループの販売力を統合 p264
3 ホットコイルの長期大量輸出 p265
4 業績の向上と復配 p266
第3節 原材料対策 p268
1 ニッケルの安定供給を図る p268
日本ニッケル株式会社 p268
インドネシアニッケル開発株式会社 p269
昭和電工にフェロニッケル精錬を委託 p270
2 大江山製造所の対応 p270
キルン増設と選別工場改造 p270
原料処理を全湿式へ転換 p271
研究所と研究キルンの建設 p271
第4節 万全な公害防止対策 p272
1 高度経済成長と公害問題 p272
2 当社の公害防止対策 p273
3 産業廃棄物の再利用 p277
第5節 関係会社の活躍 p279
1 ナスステンレス製作所―住宅設備機器総合メーカーを目指す p279
2 東亜精機―近江工場建設 p280
3 日本精線―ナスロンの開発 p280
4 昭和化成品・日本工機 p281
昭和化成品白河製造所を建設 p281
日本工機の設立 p282
5 宮津港運と加悦鉄道 p283
6 ナス木工―流し台のキャビネット部材生産 p284
第8章 激動の5年間(昭和46.4~51.3) p287
第1節 高度経済成長の終焉 p287
1 ニクソンショックと不況 p287
2 自主減産とカルテル申請 p288
3 不況カルテル下の販売体制 p290
第2節 苦境下の諸対策 p291
1 不況対策への努力 p291
2 業務見直しと新システム設計 p293
工程管理中心に機械化推進 p293
現状分析と改善点調査を外部に委託 p293
電算機の大型化―HITAC8350の導入 p294
3 相次ぐ技術導入とその展開 p295
4 2次、3次加工製品の開発 p297
川下作戦の展開―開発部発足 p297
金属加工技術研究所の設立と開発部門の拡充 p298
ナスグループの開発動向と成果 p299
5 ニーズに応える新鋼種 p302
6 就業条件の改善 p303
第3節 経営陣の交代 p305
1 石油危機とその影響 p305
つかの間の景気回復 p305
第1次石油危機とその影響 p305
PLミル工場の火災 p307
2 資金繰りの逼迫 p308
3 大江山製造所の分離譲渡 p310
4 経営陣の交代 p311
第9章 再建への軌跡(昭和51.4~54.6) p315
第1節 再建への決意 p315
1 再建3カ年計画 p315
2 総力の結集 p317
社長の年頭訓辞 p317
JK活動と「目標による管理」の実施 p319
教育訓練の制度化 p320
労使の協調 p321
手づくりの社内報発行 p322
再建委員会綜合分科会―Jチームの発足 p322
3 諸制度・諸規程の改定 p323
第2節 競争力の強化を目指して p325
1 販売管理体制を確立 p325
2 AODの導入 p326
3 省エネルギー対策 p328
4 原材料の安定確保の施策 p329
VEの実践効果 p330
5 業務管理の合理化 p331
原価制度の改善 p331
電算機の能力アップ p331
第3節 技術交流の推進 p332
1 アトラス・スチール社への技術供与 p332
2 新日本製鉄との技術協力とステンレス各社との交流 p334
新日本製鉄との技術協力 p334
ステンレス各社との交流 p334
第4節 再建努力実る p336
1 再建への足どり p336
2 加納社長から石黒社長へ p338
第10章 新たなる飛躍を目指して(昭和54.4~60.8) p343
第1節 中期5カ年計画の推進 p343
1 再建計画達成と復配 p343
2 中期5カ年計画とTK委員会 p343
中期5カ年計画の策定 p343
TK委員会とその成果 p345
第2節 高生産性、高品質を目指して p346
1 プラネタリーミルの広幅化 p346
2 進展するプロコン化 p347
3 金沢工場の合理化 p349
目標は1人1トン、月産100トン p349
業務の電算化 p350
金沢工場の将来方向 p351
4 品質管理活動強化と高品質保証 p351
5 事務合理化と機械化 p352
「サワヤカ運動」の展開 p352
川崎・本館事務所の完成 p353
第3節 社員の能力開発と定年延長 p354
1 社員教育の推進 p354
2 定年延長と賃金諸規程の改定 p355
60歳定年制の段階的実施 p355
賃金・給与諸規程の改定 p355
3 小集団活動の進展 p356
4 職業訓練所の活躍 p357
第4節 関係会社の展開 p357
1 住宅関連機器部門の一元化 p358
2 3部門の拡充を推進する東亜精機 p359
3 新製品の開発を推進する日本精線 p360
4 ナス鋼帯、新鋭工場を建設 p361
5 ステンレスの造形物で定評のあるナスエンジニアリング p362
6 新生行川アイランド p362
7 ナスグループ流通の核・ナス物産 p363
8 加悦鉄道の転進 p363
第5節 新たなる躍進への道 p365
1 第2次中期5カ年計画 p365
計画の概要 p365
大江山ニッケルの吸収合併 p366
2 財務体質の強化 p367
転換社債の発行 p367
外債(スイスフラン債)の発行 p367
優先株式の発行 p368
3 相次ぐ大型設備投資 p369
東西両地区にコイルセンターを建設 p370
4 新鋼種と新規製品の開発 p371
新鋼種への期待 p371
新規製品開発と販売体制 p372
明日への道―新素材の開発 p373
5 創立60周年を迎えて p375
創立60周年記念行事 p375
第3次中期5カ年計画の策定 p377
追録 森暁相談役を悼む p381
資料・年表 p395
日本冶金工業株式会社定款 p395
役員就退任一覧 p399
事業所一覧 p404
資本金の推移 p405
売上高の推移 p406
主要財務 p408
貸借対照表 p408
損益計算書 p410
利益金処分計算書 p412
株式の状況 p414
株価の推移 p415
製造工程図 p416
川崎製造所 p416
大江山製造所 p416
金沢工場 p416
主要生産設備 p420
主要な特許・実用新案 p421
技術導入一覧 p422
技術供与一覧 p422
社員数の推移 p423
能力開発基本体系図 p424
工場資格認定一覧 p425
各事業所の主な表彰受賞一覧 p425
ナスグループ一覧 p426
年表 p429
編纂を終えて p446
索引リスト
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