東京製綱(株)『東京製綱百年史』(1989.04)

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目次項目 ページ
序にかえて NP
発刊の辞 NP
口絵 巻頭
創業前史 p3
序章 創業者たちの数奇な半生 p3
(1) 大河の源流 p3
(2) 「逃げる旗本」の山田清五郎 p4
(3) 幕末・明治の洋学者、渡部温 p7
(4) 造船学の権威・赤松大三郎 p9
(5) 運命的出合いとなった沼津兵学校 p14
(6) 実業界に転じた渡部と山田 p18
(7) 横須賀製鉄所と執念の結実 p21
第I編 飽くなき創業者魂 p29
第1章 創業 p29
(1) 明治20年2月1日の決意 p29
(2) 企業勃興と造船増強の時代 p31
(3) 迅速機敏な創業への対応 p35
(4) 労働を競い合う従業員たち p38
(5) 製鋼機の輸入と設備拡充 p41
(6) 明治の大不況を吹飛ばす積極策 p45
(7) 外国製品を圧倒した麻綱の耐久力 p49
(8) 日清戦争下の繁忙と関西への進出 p52
(9) 西の生産拠点「兵庫分工場」が完成 p56
第2章 鋼索への挑戦と技術確立まで p60
(1) 鋼索製造へのゼロからの出発 p60
(2) 渡部温の急逝と渋沢栄一会長 p63
(3) 新取締役に就任した異色の3人 p67
(4) 次代の経営を担う若手の登用 p69
(5) 深川分工場スタート時の苦闘 p72
(6) 国産鋼索に賭けた守谷吾平の情熱 p76
(7) 日露戦争の勃発で在庫払底 p80
(8) 大好況下で月島製鋼を合併 p83
第3章 小倉進出と飽くなき闘魂 p88
(1) 小倉郊外発展の起爆剤「小倉分工場」 p88
(2) 販売の苦労と製造技術の確立 p92
(3) 渋沢会長の辞任と本社移転 p96
(4) “叩きダイス次代”の親方たち p100
(5) 再度の大災害を克服した企業体質 p103
(6) トワインへの進出と山田進の功績 p106
(7) 無償増資で新たな段階に突入 p109
(8) ロイド協会の認定に沸く鋼索部門 p113
第II編 戦争と恐慌の嵐の中で p119
第1章 大戦景気の中での果敢な挑戦 p119
(1) 第1次世界大戦勃発と製鋼所建設への挑戦 p119
(2) 順調にすべり出した大島・小倉両製鋼所 p122
(3) 急成長時に経営第一線の交代 p125
(4) 台湾、朝鮮への進出と空前の利益 p128
(5) 大島製鋼所を大川平三郎らに譲渡 p130
(6) 銑鉄製造で結束固める戸村、守谷、大塚 p134
(7) 小倉製鋼所を新興財閥浅野に譲渡 p137
(8) 渋沢裁定を仰いだ当社と浅野の紛議 p140
第2章 恐慌と震災を克服した底力 p144
(1) 恐慌に席巻された日本経済 p144
(2) 大不況の中で体質改善に奮闘する兵庫工場 p147
(3) 山田昌邦の引退と川崎地区5万坪の買収 p151
(4) 戸村案を支援した渡部朔の識見 p154
(5) 関東大震災と一丸となった迅速な対応策 p157
(6) 横浜製鋼を合併し、新たな体制作りへ p162
(7) 着々と進む川崎“大工場”計画と建設 p165
(8) 労働組合の結成と公認された団体協約 p167
第3章 恐慌時代を乗切る労使と新技術開発 p172
(1) 経営陣の労使観と山田昌邦の長逝 p172
(2) 金融恐慌の中で川崎工場が本格稼動へ p175
(3) 兵庫工場の苦闘と鹿沼麻糸工場の設立 p179
(4) 炭砿界の機械化に貢献する当社製品 p182
(5) 荒れすさぶ世相の中で労働条件の協定を実現 p185
(6) 画期的な第1回労働条件協定委員会 p189
(7) 新製品と技術開発へ果敢な挑戦 p192
(8) 世界恐慌の中で労使一体の克服策へ p196
(9) 川崎工場と不反発ワイヤロープの発明まで p199
第4章 軍需に一丸となった混迷時代 p203
(1) 満州事変と渋沢栄一の逝去 p203
(2) 軍需景気にわく産業界 p206
(3) 海軍用細物ワイヤロープ工場の設置 p209
(4) 硬鋼線材の国産化と超硬合金の出現 p212
(5) 労働組合会館が相次いで竣工 p217
(6) 活況を呈した泉南地方の鋼索鋼線業 p221
(7) 増産時代から統制経済へ移行 p224
(8) 統制経済の中で東洋製鋼を傘下に p228
(9) 満洲製鋼設立とその狙い p232
第5章 太平洋戦争と課せられた使命 p236
(1) 産業報国会の成立と戸村理順の退陣 p236
(2) ロックドコイルロープの自社開発に成功 p239
(3) 太平洋戦争勃発とフィリピン・朝鮮への進出 p243
(4) 軍需拡大のために生れた蒲郡工場 p247
(5) 東洋紡績の資本参加と赤松社長の退陣 p250
(6) 戦時における熊谷、前橋、そして川崎各工場 p254
(7) 川之石工場建設の狙いと四国への進出 p259
(8) 兵庫工場と川崎工場が廃墟と化す p264
第III編 近代的平和産業への道 p271
第1章 戦後荒廃の中での闘い p271
(1) 創業以来2度目の無配へ p271
(2) 相次ぐ工場閉鎖と海外拠点の悲劇 p275
(3) 無政府状態の中で生き延びる満洲製鋼社員 p278
(4) 戦争損害額と平和産業への態勢固め p283
(5) 経済再建の切札・傾斜生産方式の浮上 p288
(6) 新・労働組合の結成で地盤固め p290
(7) 販売体制の見通しと三宝商事 p295
(8) 「マル公価格」決定にいたるまで p300
(9) モントゴメリー時代と空前の業績 p306
第2章 新技術へ賭けるトップ企業の意地 p310
(1) 超硬合金ダイス時代の出発 p310
(2) 朝鮮動乱ブームの中での新経営体制 p314
(3) 東洋製鋼救済の顛末 p319
(4) 西ドイツより新機械を大量導入 p322
(5) “新東洋製鋼”構想と挫折 p326
(6) 川崎、小倉工場のルネッサンス p332
(7) 一大転機の麻綱と合繊ロープの完成 p334
第3章 電源開発と大ダム建設時代を迎えて p339
(1) 続出する大ダム建設計画へ協力 p339
(2) 上椎葉ダム建設に賭けた情熱 p342
(3) 需要に追いつかぬロックドコイルロープの生産 p345
(4) 常願寺川治水工事への参画 p347
(5) 平行撚りロープの開発と有峰ダムへの進出 p351
(6) 奥只見、田子倉ダムで評価された品質 p354
第4章 激動の時代への新戦略 p358
(1) 輸入新鋭機、本格稼動への対応 p358
(2) 高炉メーカー系列化の潮流の中で p362
(3) 生産性向上委員会を中心に近代化へ挑戦 p366
(4) 真価を発揮する合成繊維ロープ p371
(5) 北アメリカ市場への進出 p373
第IV編 高度成長下の躍進 p379
第1章 モータリゼーションの到来と脱ロープへの模索 p379
(1) 神武景気の中で探る将来への布石 p379
(2) 今川新社長体制のスタート p384
(3) “株買占め事件”の経緯と解決 p387
(4) ロープウェイ大ブームへの貢献 p389
(5) ガードケーブルで脱ロープを探る p392
(6) 日本初のガードケーブル野外実験に成功 p397
(7) 新製品「スチールコード」に着目する三木会長 p400
第2章 高度経済成長下での新戦略の展開 p404
(1) 東綱商事、東新鋼業設立の意義 p404
(2) 素直で忍耐強い東北の青年たち p408
(3) 次々に運び込まれる新鋭機械 p411
(4) 新製品の開発と真剣なPR活動 p417
(5) 吊橋大橋梁時代の到来 p424
(6) 若戸大橋建設で高まる信頼 p429
(7) 岩戸景気の波に乗るワイヤロープ業界 p432
(8) 繊維ロープ・網でも新機械を開発 p436
第3章 スチールコードへの進出と拡大作戦 p440
(1) 欧米メーカーを驚かせた輸出攻勢 p440
(2) スチールコードの本格的生産へ始動 p444
(3) オリンピック競技上建設に一役 p449
(4) 東洋製鋼合併で名実ともにナンバーワンへ p454
第4章 主力工場移転大計画 p460
(1) 不況の中でも大型需要が続く p460
(2) “超高度経済成長”時代を迎えて p464
(3) 川崎工場移転と土浦工場用地の買収 p467
(4) 世界最大級の工場レイアウトの作成 p470
(5) 続出する“夢のかけ橋”計画とプレハブ パラレル ワイヤ ストランドの開発 p472
(6) 大幅な機構改革を断行した青木新社長 p476
(7) 超高層ビル時代への対応 p479
(8) スチールタイヤコード生産への助走 p483
第V編 激動の時代と明日への創造 p491
第1章 日本経済の頂点と衝撃の中で p491
(1) 土浦工場の完成と使命 p491
(2) 東京製綱スチールコード設立を決断 p495
(3) 関門橋用ケーブルの受注と技術開発 p498
(4) 厳しい合理化で“ニクソン・ショック”に対応 p501
(5) “本四連絡橋”用ロープに必死の研究 p504
(6) 世界的企業AKZOグループとの提携 p508
(7) 歴史的激変時代に石社長の登場 p511
(8) 気象観測船ブイの開発に協力 p514
第2章 歴史的激変時代の到来と新製品開発 p517
(1) 高品質製品の開発こそ勝ち残りの決め手 p517
(2) 三木竜彦相談役の急逝 p520
(3) スタグフレーションとの闘いと国際化 p523
(4) 鋼索3工場の抜本的改革へ乗出す p526
(5) 大不況の中でスチールコード工場の拡張 p530
(6) 厳しい時代の中での社長交代 p533
(7) 将来を見越した製品開発への対応 p536
(8) 小倉工場、スチールコード工場へ転換 p542
(9) 東新鋼業、東京製綱繊維ロープにも思いきったメス p546
(10) “ジャスト運動”から体質強化運動へ p549
第3章 高付加価値製品の開発に挑戦 p553
(1) スチールコードと開発製品に積極的対応 p553
(2) 好評を博した“グリーンウォール作戦” p556
(3) 本格的な国際化の拠点となるATR社 p559
(4) 待望の「大鳴門橋」のメインケーブルの出荷 p563
(5) コンクリート補強材「ダイパック」の開発 p567
(6) 小野進新社長の登場と新労働協約の成立 p570
(7) 金属新素材の開発とINS時代への挑戦 p574
(8) 新時代の要求に対応した設備増強と「ニュー パラレル ワイヤ ストランド」の開発 p577
第4章 創業100周年への飛翔時代を迎えて p581
(1) 東京製綱部ループの総力結集とオンライン・システムの完成 p581
(2) 日鉄ロープ工業の吸収合併と拡大戦略 p585
(3) 巨大さと繊細さの追求 p588
(4) “新東京製綱”の出発と先端技術開発 p590
第2世紀の始まりにあたって p594
資料編 p594
役員任期一覧/資本金推移/売上高推移/鋼索・鋼線生産量の推移/従業員数推移/生産工程図/東京製綱グループの会社変遷図/東京製綱グループ一覧/原始定款/現行定款/定款改正の概要/資本増加の推移/東京製綱グループ/歴代会長・社長/貸借対照表/損益計算書/大株主の変遷/会社組織の変遷 p594
戦後の鋼索鋼線製造技術概要 p648
年表 p653
資料提供者・協力者一覧 p716
あとがき p718
索引リスト
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