三井『三井事業史. 本篇 第2巻』(1980.09)

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目次項目 ページ
第一章 明治維新期の三井 p3
第一節 維新政府の成立と三井 p3
一 討幕派への左袒 p3
二 維新政府の財政と三井 p8
第二節 明治三年の三井家政改革 p24
一 幕末・維新期における三井の経営組織 p24
二 三野村利左衛門の登用と三井御用所の設立 p29
三 “御一新”と三井家政改革 p40
第二章 明治初年における機構改革の展開 p51
第一節 為換座三井組の開設 p51
一 新貨条例と銀行設立問題 p51
二 新貨幣為替方の任命 p57
三 「新貨幣銀行」の創立問題 p61
第二節 東京大元方の設立と呉服店分離問題 p73
一 東京大元方の開設 p73
二 三越呉服店の分離 p79
三 「三井組」の成立 p83
第三節 為換座三井組の組織と機能 p92
一 新貨幣の発行と造幣地金回収 p92
二 大蔵省・開拓使兌換証券と三井 p98
三 為換座三井組と公金取扱い p103
四 府県為替方の成立 p109
第三章 三井銀行の創立 p123
第一節 第一国立銀行の設立と三井 p123
一 三井小野組合銀行 p123
二 第一国立銀行創立の影響 p131
第二節 三野村利左衛門の組織改革 p139
一 三野村利左衛門への全権委任 p139
二 三井組御用所と府県出張店 p145
三 東京大元方の確立 p158
四 三野村利左衛門の改革理念 p169
第三節 金融政策の展開と三井銀行創立 p175
一 抵当増額令とその影響 p175
二 三井銀行の設立 p185
三 明治九年「盟約書」の締結 p197
第四章 三井物産会社の創立 p217
第一節 三井組国産方と先収会社 p217
一 先収会社と益田孝 p217
二 明治初年の米穀取扱いと三井組国産方 p225
三 米穀海外輸出と三井組国産方 p233
第二節 三井物産会社の設立事情 p244
一 三井物産会社の創立と三井家 p244
二 先収会社業務の継承 p250
三 三池炭一手販売契約の成立 p252
四 貢米荷為替取扱い p257
五 三井組国産方の合併 p267
第三節 三井物産会社の営業状況 p272
一 創業期の経営組織と取扱商品 p272
二 上海支店の開設と三池炭輸出 p276
三 三井物産会社の欧州貿易 p284
四 創業期三井物産会社の損益 p291
五 三池炭礦の払下げ p300
第五章 明治一〇年代の三井銀行 p321
第一節 創業期三井銀行の経営事情 p321
一 創業期の営業組織 p321
二 三井銀行の官金取扱業務 p326
第二節 松方「紙幣整理」期の三井銀行 p330
一 日本銀行の創立と三井銀行 p330
二 明治一六年誓約とその背景 p334
三 明治一九年の三井銀行改革 p343
第三節 三井銀行による神岡鉱山の開発 p347
一 造幣地金の回収と中西組 p347
二 明治初年の飛騨諸鉱山と三井 p352
三 三井組飛騨出張店の開設と鉱山手稼の開始 p360
四 三井組による鉱山経営の展開 p370
五 神岡全山の統合 p374
第六章 三井家政改革の展開 p387
第一節 明治一〇年代の三井組大元方 p387
一 三野村利左衛門の死 p387
二 「盟約書」の改訂 p389
三 三井組大元方の機能 p395
四 三井組大元方の資本蓄積 p398
第二節 明治一九年の三井家政改革 p408
一 三井高福の家政改革意見 p408
二 明治一八年大元方出費改正書 p412
三 同苗一致決心誓盟書と三井家定則 p419
第三節 明治二三・二四年の三井家政改革 p431
一 三井高保の洋行と「三井組組織艸案」 p431
二 井上馨と三井家政改革 p435
三 「十六日の相談会」と三井銀行改革 p441
四 明治二四年の三井家憲草案 p447
第四節 中上川彦次郎の三井銀行改革 p458
一 三井銀行京都分店の取付け事件 p458
二 中上川彦次郎の登場 p464
三 三井銀行改革の進展 p468
第七章 多角的事業経営の成立と三井家共有財産制度の再編成 p483
第一節 三井家仮評議会の組織と機能 p483
一 三井家仮評議会設立の諸案 p483
二 三井家仮評議会の成立 p491
三 大元方寄合の改組問題 p498
第二節 三井家事業組織の再編成 p505
一 三井物産会社の改革 p505
二 三井鉱山合資会社の設立 p510
三 三井呉服店の改革 p513
四 合名会社制度の採用 p516
第三節 三井家共有財産管理機構の再編成 p523
一 三井組改組問題の推移 p523
二 「大元方勘定目録」の廃止と三井組新勘定の成立 p530
三 三井家同族会の設立 p535
四 三井家諸事業への出資形式 p541
五 三井元方資産の拡大 p546
六 三井家監査役ならびに地所部・工業部の設置と三井呉服店の改革 p550
第八章 三井家憲の制定 p563
第一節 明治中期における諸事業の動向 p563
一 中上川時代の三井銀行 p563
二 明治二〇年代の三井物産会社 p577
三 三井鉱山合名会社 p589
第二節 事業統轄機関の形成 p598
一 三井商店理事会の設立 p598
二 明治三一年における各合名会社契約の改訂 p607
三 三井元方の財産状態 p620
第三節 三井家憲の制定 p635
一 三井家憲の制定事情 p635
二 三井家憲の構造 p641
第九章 三井合名会社の成立 p657
第一節 三井家事業の発展と事業統轄機関の確立 p657
一 三井家同族会と三井営業店重役会 p657
二 中上川時代の終焉 p661
三 同族会事務局管理部の設置 p665
第二節 三井家事業整理の進行と管理部 p676
一 三井各営業店本館の竣工 p676
二 三井銀行の商業銀行化 p681
三 三井物産会社の資金需要の拡大と増資問題 p691
四 三井鉱山の発展と三池築港 p704
第三節 財閥本部機構の確立 p717
一 同族会事務局の資金運用 p717
二 三井営業店重役会の廃止と新管理部の誕生 p724
三 明治三九年における「三井合名会社」設立案 p732
第四節 明治四二年の三井家営業組織改革 p742
一 管理部長一行の欧米視察 p742
二 営業組織改革の実施 p748
三井家略系図 p755
三井事業略年表 p759
索引 巻末
執筆分担 第一~九章 岩崎宏之 NP
詳細表目次 NP
第一章 p33
第1-1表 三井御用所預り金の内訳(慶応4・6) p33
第1-2表 三井御用所の取扱御用(慶応3・8) p34
第二章 p75
第2-1表 創設時における東京大元方の資金(明治4) p75
第2-2表 新貨幣取扱者別発行高(明治4~6) p93
第2-3表 大阪為換座三井組における新貨幣渡高(明治4・7~5・11) p94
第2-4表 大蔵省兌換証券引替溜り大蔵省へ上納高(明治4~7) p98
第2-5表 大蔵省兌換証券発行高のうちより三井組へ交付額(明治4・10~5・2) p100
第2-6表 開拓使兌換証券準備金預り高および明治五年八月現在の引揚高 p102
第2-7表 御用新貨回送取扱高(明治4・8~5・9) p108
第2-8表 為替方三家の地方進出状況(明治5・4) p114
第三章 p149
第3-1表 三井組店舗一覧(明治5~7) p149
第3-2表 三井組下関出張店の資産と負債(明治5・9~6・6) p154
第3-3表 三井組下関・山口出張店の損益計算(明治5・9~6・6) p155
第3-4表 松阪店の預り金構成(明治6・6) p157
第3-5表 東京大元方惣目録(明治7・4) p160
第3-6表 大元方の収支状況(慶応元~明治5) p161
第3-7表 大元方収入内訳(その1)(慶応元・上~明治3・上) p163
第3-8表 大元方収入内訳(その2)(明治3・下~5・下) p163
第3-9表 東京大元方への功納金期別内訳(明治3・下~6・下) p164
第3-10表 東京大元方利息収入の内訳 p165
第3-11表 東京大元方の貸付金(明治4~7・3) p167
第3-12表 府県預り金極度と抵当額(明治7・3) p176
第3-13表 三井組各省寮府県抵当大蔵省へ上納高(明治7・12) p178
第3-14表 国立銀行紙幣の流通状況(明治6~9) p193
第3-15表 三井組より三井銀行へ引継闔店貸・預りおよび現在金(明治9・6) p199
第3-16表 三井組大元方の収支(明治8・下、9・上) p201
第3-17表 永々積立金の増加(明治8・上~9・下) p202
第3-18表 同苗名儀三井銀行株数と定額金支給額(明治9) p208
第四章 p226
第4-1表 三井組国産方取扱い店(明治7) p226
第4-2表 政府による米穀買収額(明治9) p266
第4-3表 三井物産会社支店別人員数(明治16・10) p274
第4-4表 創業期の商品取扱高(明治9) p275
第4-5表 三池炭各地販売高一覧(明治10~20) p283
第4-6表 三井物産会社の海外荷為替取組高(明治10~13) p290
第4-7表 三井物産会社損益表(明治10~20) p293
第4-8表 三井物産会社の米穀取扱高(明治10) p294
第4-9表 三井物産会社米方損益および限月米売買損益の内訳(明治10~16) p295
第4-10表 三井物産会社の三池炭販売利益(明治12~20) p295
第五章 p322
第5-1表 三井銀行営業店一覧表 p322
第5-2表 三井銀行営業店舗の変化(明治9~24) p325
第5-3表 三井組・三井銀行の各期末貸預り残高(明治9) p328
第5-4表 三井組・三井銀行の純益金(明治9・下~13・上) p328
第5-5表 三井銀行の資産・負債(明治13・上、明治15・下) p339
第5-6表 三井銀行明治一五年下期決算による「盲考予算」 p340
第5-7表 三井銀行による公金出納事務取扱官庁(明治19・3) p342
第5-8表 三井組の飛騨鉱山にたいする出金高(明治8・4) p364
第5-9表 飛騨出張店勘定仕訳目録(明治7・8~8・8) p366
第5-10表 飛騨出張店諸品売捌損毛の内訳(明治7~8) p367
第5-11表 飛騨出張店銀銅定約前金諸方貸の内訳(明治7~8) p367
第5-12表 神岡鉱山への出金高と損益(明治7~19) p372
第5-13表 神岡鉱山の借区坪数および借区人数(明治18) p377
第六章 p399
第6-1表 大元方の資産と負債(明治10・6) p399
第6-2表 永々積立金の増減(明治8~25) p400
第6-3表 創設時における純益積立金の内訳(明治9・下~11・下) p402
第6-4表 純益積立金の増減(明治12~25) p403
第6-5表 純益積立金の出入内訳(明治9・下~19・上) p404
第6-6表 明治一九年上期「大元方勘定目録」 p405
第6-7表 明治一九年家則改正案における財産区分表 p426
第6-8表 三井銀行の資産・負債(明治23・12) p445
第6-9表 三井銀行京都分店支払高(明治20・7) p461
第6-10表 三井銀行貸付金の内訳(明治24・6) p474
第6-11表 東本願寺の三井銀行借入金(明治18~24) p476
第七章 p531
第7-1表 明治二五年下期大元方総勘定 p531
第7-2表 三井組積立金の推移(明治9~25) p531
第7-3表 純益積立金の内訳(明治25・末) p532
第7-4表 明治二五年一二月三一日における三井組の処分勘定 p533
第7-5表 三井組の総勘定差引残高(明治25・末) p534
第7-6表 明治二六年七月一日三井組より三井銀行への株式売却高 p545
第7-7表 三井組・三井元方総勘定差引残高報告表(明治25・末~27・末) p547
第7-8表 雑勘定のうち積立金へ編入高の内訳(明治26・末) p548
第7-9表 三井元方の損益計算(明治26~27) p549
第7-10表 各工業所の買入代金と運転資金(明治27・末) p553
第八章 p565
第8-1表 三井銀行貸借対照表累期一覧表 負債の部(明治26・12~42・6) p565
第8-2表 三井銀行預金の内訳(明治26・12~34・12) p566
第8-3表 三井銀行貸借対照表累期一覧表 資産の部(明治26・12~42・6) p569
第8-4表 三井銀行本店当座貸越金の内訳(明治32・6) p575
第8-5表 三井銀行有価証券投資の内訳(明治26・上、29・上) p576
第8-6表 三井鉱山合名会社所属鉱山(明治27・1) p591
第8-7表 三井家同族会議案提出者別内訳(明治26~33) p600
第8-8表 三井物産合名会社提出議案の内訳(明治26~33) p600
第8-9表 三井各社の利益配当金と重役賞与引当金(明治32・下) p606
第8-10表 三井各商店重役賞与額(明治32・上) p606
第8-11表 三井元方の資産と負債(明治27・6~30・12) p623
第8-12表 三井元方財産額の推移(明治25・下~32・下) p625
第8-13表 三井元方の総勘定差引残高(明治31・1~33・6) p627
第8-14表 三井各社利益配当金(三井元方への納付金)(明治26・上~33・上) p630
第8-15表 三井元方の利益金分配(明治26・上~32・下) p631
第8-16表 三井元方納入特別配当金(明治26・7~32・1) p632
第九章 p692
第9-1表 三井物産合名会社純益金の推移(明治26・下~36・上) p692
第9-2表 三井物産合名会社商売別商品取扱高(明治30~42) p693
第9-3表 三井物産合名会社商品別取扱高(明治30、33、35) p694
第9-4表 各炭坑への融資額(明治36・6) p695
第9-5表 三井物産棉花輸入高(明治30~36) p697
第9-6表 三井物産商売別綿糸取扱高(明治30~36) p699
第9-7表 各鉱山への起業費注入額と償却額(三井引受け後から明治34年まで) p705
第9-8表 総益金内訳表(三井引受け後から明治34年まで) p708
第9-9表 三井鉱山合名会社の石炭生産額の推移(明治22~42) p710
第9-10表 三井鉱山合名会社益金予算(明治36~40) p713
第9-11表 三井家同族会事務局の資産・負債(明治35・1) p719
第9-12表 三井物産会社純益金配分内訳(明治35・上) p722
第9-13表 同族会ならびに三井三社の営業資金(明治39・上) p736
第9-14表 三井合名会社財産目録(明治43・1) p752
第9-15表 三井合名会社(本部)の所有有価証券の内訳(明治43・1) p752
詳細図目次 NP
第2-1図 三井組機構図 p88
第3-1図 明治六年改革における三井組の機構図 p146
第3-2図 明治九年八月改正大元方機構図 p204
第4-1図 三井家同族略系図 p247
第5-1図 神岡諸鉱山借区図 p378
第7-1図 三井家組織改正の機構案図 p500
詳細写真目次 NP
第一章 p4
三井高福・高朗父子 p4
会計官調達金元帳(写本) p10
太政官札 p18
三野村利左衛門 p30
北海物産取扱いの通商司印鑑 p38
西京為替会社発行紙幣 p45
第二章 p60
金地金預り証券 p60
海運橋三井組ハウス p77
駿河町越後屋開店の図(川端玉章画明治7年) p82
為換座三井組発行正金兌換証券 p101
横浜御用為換座三井組 p115
第三章 p126
三井組首脳と渋沢栄一 p126
為換座三井組横浜出張所の官金預り切手 p137
大元方三野村利左衛門名の印鑑 p145
東京駿河町三ツ井正写之図(芳虎画) p168
小野組の破産を論ずる『東京日日新聞』 p180
三井銀行創立願書 p195
銀行・大元方・同族の「盟約書」 p206
第四章 p219
先収会社規則 p219
益田孝 p222
三井武之助・三井養之助 p245
払下げ当時の三池炭礦事務所職員 p253
小林秀知 p255
三井物産会社上海支店 p280
三井物産会社所有船「秀吉丸」 p281
ロバート・アルウィン(『台湾製糖株式会社史』より) p284
三井物産経営時代の『中外物価新報』 p298
第五章 p323
明治一八年ころの三井銀行本店 p323
三井銀行副長西邑乕四郎 p336
第六章 p392
明治初年の三井家同族 p392
三井高福画 印尽大黒図 p420
ネス氏編成組合規約書草案 p432
石川良平 p436
高橋義雄 p442
三井家憲第一草案・三井家憲第二草案 p450
ロイスレル(小学館『日本文化史大系』より) p453
三井銀行京都分店取付けの情景 p462
中井三平 p463
三井銀行副長中上川彦次郎 p467
東本願寺の全景 p477
第七章 p485
三井八郎次郎(高弘) p485
元方寄合決議簿 p499
新設の三井物産会社横浜支店(明治19年) p508
明治二〇年ころの三越呉服店東京本店 p516
三井家仮評議会議事録 p528
三井家同族会決議録 p538
三井銀行本店(明治30年) p544
明治二〇年代の芝浦製作所(『風俗画報』より) p552
買収後の富岡製糸場繰糸場内部 p557
第八章 p572
三井本館建設中の三井銀行仮本店(日本橋新右衛門町) p572
三井物産の商標 生糸・綿布 p579
一八八八年製プラット紡績機(大日本紡績平野工場) p584
三池炭礦勝立坑のデーヴィ・ポンプ p593
明治三〇年ころの三井呉服店本店陳列場 p602
明治三〇年ころの三井銀行東京深川倉庫 p615
新町紡績所の全景 p629
井上馨 p635
有楽町三井集会所 p637
『二六新報』と秋山定輔(『秋山定輔は語る』より) p639
三井家憲 p642
第九章 p665
三井銀行専務理事早川千吉郎 p665
三井物産会社本店(明治33年ころ) p673
建築中の三井本館 p680
ボンベイの棉花野積場(明治末年) p696
神岡鉱山栃洞坑々内(明治30年代) p704
三池炭礦万田坑の全景(明治36年) p709
三池築港の潮止工事 p714
管理部会議録 p720
王子製紙会社気田工場全景 p733
欧米視察中の管理部長一行(『三井銀行八十年史』より) p742
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