大日本製糖(株)『日糖最近二十五年史』(1934.04)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
明治43年(1910) - 【渋沢栄一】政府諮問機関の生産調査会創立・副会長。社団法人東京銀行集会所会長。〔70歳〕【竜門社】青淵先生の七十寿祝賀会を開催する。 渋沢関係略年譜
2月25日 藤山社長台湾工場観察のため出発三十日帰京
3月28日 金平取締役、台湾より帰京の途次門司にて病死
5月10日 勅令第二百二十四号を以て砂糖消費税施行規則中台湾に於ける工場財団を提供したるときは胎権設定の手続をなすべき事其の他改正の件発布さる
5月17日 律令第六号及び台湾総督府令第四七号を以て台湾製糖及び繊維工場胎権規則及び同施行規則発布さる
5月23日 本年四月二十九日台湾総督府へ出願したる台湾工場私設鉄道線中崙背線不定時運輸営業開始の件許可
6月9日 昨年九月二十五日付を以て台湾総督府へ提出せる製糖場増設出願の件に対し本日付許可指令書の下附ありたり
6月18日 定時株主総会にて臨時特別慰労金六万五千円重役及び社員に贈与する事に決す
7月25日 臨時株主総会にて左の件を可決す//一、台湾総督府律令第六号、台湾製糖及び繊維工場胎権規則第二条に依り当会社現在所有工場に付工場財団を設定し政府に対する砂糖消費税並に当会社の債権者団に対する年賦借入金のために胎権設定の件//一、右実行に関する一切の手続を取締役に一任するの件//一、台湾に第二工場新設の件
8月2日 東京出張所楼上に於て第二回株金未払込のため失権となれる当会社新株式千四百七十三株を競売に附す
9月14日 本年十月十五日より同月十五日迄新株一株に付金七円五拾銭宛払込を決定し各株主に通知す
9月30日 本年七月二十日台湾総督府へ出願したる台湾工場私設鉄道線中油車仔線、西螺線及び北港線に於て託送貨物の不定期営業開始の件に対し許可の指令ありたり
10月8日 台湾総督府訓令第一九九号を以て台湾製糖及び繊維工場胎権登録取扱手続の達示ありたり
10月15日 台湾工場財団を設定し政府に対する砂糖消費税並に債権者団に対する年賦借入金のために胎権を設定せんがため客月十四日を以て工場財団に付異議申立に関し台湾総督府へ催告の申請をなせるに対し本日の府報を以て本年十二月十四日迄の期間に於て公示催告ありたり
10月26日 台湾工場第一農場に於て開墾中の無償貸下地千七百九十五甲余の成功期限は本年七月なりしも天災及び労働者の欠乏等のため成功に至らざるがため本年九月更に明治四十五年七月三日迄其の延期を台湾総督府へ出願したるに対し本日付を以て許可の指令ありたり
11月1日 名古屋市に商務部名古屋仮出所を設置す
12月25日 大阪市北区中之島三丁目六、大阪倉庫株式会社内商務部大阪販売店を同区若松区一に移転す
明治44年(1911) - 【渋沢栄一】日露協会評議員。維新史料編纂会委員。財団法人済生会設立、顧問・評議員。勲一等に叙され瑞宝章を授与される。〔71歳〕 渋沢関係略年譜
1月15日 台湾第二工場基礎工事に著手[着手?]
1月18日 四十三年十二月二十九日台湾工場に対し工場財団設定を台湾総督府に申請し本日嘉義庁にて登録を得たり
1月23日 台湾工場工場財団に付砂糖消費税に対する胎権設定の登録を申請し本日終了せり
2月12日 藤山社長は大阪大里台湾三工場視察のため出発四月二日帰京
PAGE TOP