(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和32年(1957) 2月 佐佐木信綱主宰・竹柏会《心の花》(1898.2.創刊)、第700号を迎え、同人雑誌として世界最古を記録。 出版界
昭和52年(1977) 5月 岩波文庫創刊50年、岩波新書創刊40年、ならびに青版新書1000点刊行を記念して、5月から11月にかけて以下の諸計画が行われた。//▽5月1日発行の《図書》5月号を〈岩波新書創刊40年記念号〉とした。この号および6月号には、読者の投稿〈私の愛読した岩波新書〉計50篇を掲載した。これは3月23日以降の新聞各紙の広告欄で投稿を募り、4月7日締切までの短期間に寄せられた1478通のなかから選んだものである。//▽5月19日、〈岩波文庫創刊50年、岩波新書創刊40年記念感謝の会〉を東京会館にて開催、参会者278名。続いて5月24日には京都都ホテルにて開催、参会者106名。//▽5月20日、新しく《黄版新書》が発足し、この日10点、6月には5点を刊行した。なお5月16日から6月24日に至る間、岩波新書の全出品分について、正味を3%引きとした。//▽5月26日、大阪において〈岩波文庫創刊50年、岩波新書青版1000点刊行記念岩波の文化講演会〉を開催、以後11月9日の東京に至る全国20都市で講演会を開催した。来会者総計2万6669名。//▽9月1日発行の《図書》9月号を〈岩波文庫創刊50年記念号〉とした。この号および10月号には、読者の投稿〈私の古典 一冊〉計42篇を掲載した。これは7月21日以降、各新聞でハガキによる投稿を願い、8月6日締切までに寄せられた836通のなかから選んだものである。//▽9月16日、津田左右吉《文学に現はれたる我が国民思想の研究 一》をはじめとする岩波文庫の新刊10点を一挙に刊行。//▽またこの日、岩波文庫既刊書目の中から久しく版を重ねていなかった32点40冊を、一定の部数に限り、榿色の帯をつけて復刊した。//書目一覧―東条操校訂 物類称呼/藤田徳太郎校註 松の葉/佐佐木信綱編 白文万葉集全2冊/良寛詩集/金田一京助 ユーカラ/幸田露伴 猿簑/幸田露伴 連環記/内田魯庵 社会百面相全2冊/木下利玄全歌集/森鴎外 澀江抽斎/M.トウェイン 赤毛布外遊記全3冊/G.ホワイト セルボーン博物誌全2冊/ヴォルテール 哲学書簡/ベーオウルフ/シング アラン島/ブリュイエール カラクテール全3冊/幸徳秋水 基督抹殺論/貝原益軒 大和俗訓/安本健吉註解 千字文/秋月胤継訳註 近思録/山田準・鈴木直治訳註 伝習録/辻善之助編註 沢庵和尚書簡集/加藤繁訳註 旧唐書食貨志・旧五代史食貨志/鈴木正三 驢鞍橋/M.ルター 現世の主権について/アルーペ神父 聖フフンシスコ・デ・サビエル書翰抄全2冊/G.ケルレル 家畜系統史/加藤繁訳註 史記平準書・漢書食貨志/宮崎安貞編録農業全書/大蔵永常 広益国産考/クローン 民俗学方法論/フレイザー サイキス・タスク。 岩波書店
昭和54年(1979) 5月29日 《校本万葉集 新増補版》刊行開始―全17冊。編集:佐佐木信綱・橋本進吉・千田憲・武田祐吉・久松潜一。新増補版編集:佐竹昭広・木下正俊・神堀忍・工藤力男。復刊するにあたって、改めて古写本・自筆本・写本等を全面的に検討して、旧版の誤謬・遺漏を訂し、また新資料との校異等を新増補校本6冊に収めると共に、諸伝本の標本的写真を収載した《諸本輯影》1冊を加え、全17冊とした。(1982.8.3完結)。 岩波書店
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