(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和44年(1969) 6月1日 《図書》6月号発行―この号から表紙絵の解説は、村田潔氏にかわって前川誠郎氏が担当。 岩波書店
昭和50年(1975) 3月1日 《図書》3月号発行―この号から表紙絵の解説は、前川誠郎氏にかわってふたたび柳宗玄氏が担当。 岩波書店
昭和56年(1981) 11月26日 《岩波美術館》刊行開始―全24冊。責任編集:柳宗玄・前川誠郎・高階秀爾。人間が創り出した貴重な文化遺産を、歴史に従い、テーマに応じ、あるいは東西を比較しながら鑑賞できるよう、〈歴史館〉12室=12冊、〈テーマ館〉12室=12冊に展示したユニークな空想美術館である。各冊に24点、総計576点の世界中の美術を、高度の印刷技術で忠実に再現し、少年期の読者が理解できる明解で平易な作品の解説を付した。(1986年末までに22冊刊行)。 岩波書店
昭和58年(1983) 1月17日 創業70年記念出版、ヴァティカン図書館秘蔵本ファクシミリ《聖ベネディクト読誦集》刊―日本版監修:今道友信・辻佐保子・前川誠郎。ローマ法王庁の一翼にあるヴァティカン図書館は、世界最古の図書館の一つであり、グーテンベルク以前の手稿本7万冊、それ以後の印刷本100万冊を蔵し、とりわけその手稿本は西洋史学・宗教学・美術史学等の研究対象として貴重なものでありながら、今日まで研究者が原本にふれることは極めて困難であった。法王庁は製版・印刷技術の発達の成果を生かし、同図書館所蔵手稿本のファクシミリ版刊行の計画を発足させた。この出版計画は、西ドイツのベルザー社、アメリカのジョンソン・リプリント社によってはじめられ、岩波書店が参加し、引き続いてイタリア、スウェーデン、スペイン、ブラジル等の出版社が加わる国際共同出版となり、今後20年は継続される予定である。ベルザー社はジーメンス、デュポン、コダック社等と協力して、レーザ光線とコンピューターを駆使し、さらに肉眼による修正を可能とした製版機を開発、ヴァティカン図書館内にファクシミリ製版工房を設置している。この国際共同出版の第1冊である《聖ベネディクト読誦集》の原本は11世紀にモンテカッシーノで作成され、その華麗なミニアチュールと手書文字・装本をファクシミリ版によって復元し、中世書物芸術の精華と称される原本通りに再現したものである。世界で600部を刊行するうちの95部を日本版とした。丸善の協力をえて、研究所・図書館等45ヵ所を対象とするヴァティカン・ブック・クラブを組織したので、一般市販は50部に限定されることになった。なお本書の刊行に先立って、前年12月13日から18日にかけて東京丸善本社において〈ヴァティカン図書館秘蔵本ファクシミリ展〉を開催し、本書のほか続刊予定の《プトレマイオス『宇宙誌』》《貧者の聖書》《サンドロ・ボッティチェルリ、ダンテ『神曲』の挿絵》等のファクシミリの一部抜きや、その製作工程のパネル等を展示した。初日にはローマ法王庁駐日大使が来席され、報道関係者を招き記者会見も行った。 岩波書店
昭和61年(1986) 12月24日 ヴァティカン図書館秘蔵本ファクシミリ《サンドロ・ボッティチェルリ ダンテ『神曲』の挿絵》刊―別冊解説:P.ドライヤー。日本語版監修:前川誠郎。日本語訳:鈴木杜幾子・山下敦。ボッティチェルリはダンテ『神曲』の世界を、繊細な銀線で描写し、91葉の素描として今日に伝えた。ベルリンとヴァティカンに分散して秘蔵されてきた名作を改めて原型に復した、完璧なファクシミリ版として刊行。限定75部、国際共同出版。 岩波書店
昭和63年(1988) 11月15日 《フンデルトヴァッサー 全版画作品》刊行。W.コシャツキー文/協力J.ケルテス、日本語版監修:前川誠郎、日本語訳:大原まゆみ・河合哲夫・田辺幹之助。国際共同出版。エゴン・シーレやクリムトらが活躍したウィーンに生まれ、ヨーロッパやアフリカの各地を遍歴し、早くから日本でも注目されたフンデルトヴァッサー。全版画91点の一つ一つに詳細なデータを付し、解説を加えた初めての総目録。 岩波書店
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