(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和41年(1966) 3月22日 坂本義和《日本外交への提言》(《世界》1965年4月号)、第1回吉野作造賞受賞。 岩波書店
3月22日 第1回吉野作造賞=衛藤瀋吉〈日本の安全保障をどう高めるか〉(《中央公論》1965年5月号)、坂本義和〈日本外交への提言〉(《世界》1965年4月号)。 出版界
昭和58年(1983) 7月9日 創業70年記念公開シンポジウム〈科学技術の開発と新しい社会〉を京都において開催―コンピューター・システムや遺伝子工学のおそるべき発達・開発は、われわれの社会システムにいかなる問題を提起しているだろうか。このテーマを中心に聴講希望者を集めて7月9・10日の2日にわたって京都ホテルで行われた。討論参加者:飯島宗一/長尾真/岡田節人/小出昭一郎/赤木昭夫/下河辺淳/藤沢令夫/伊東光晴の各氏。また、混迷を深める国際秩序の中にあって、日本の生きる道は何か。安全保障・外交・経済政策をめぐって論ずる公開シンポジウム〈日本の生き方と平和問題〉は、7月23・4日の両日、赤坂プリンスホテルで開催。討論参加者は、隅谷三喜男/坂本義和/宮崎勇/宇沢弘文/豊田利幸/上山春平/加藤周一/進藤栄一/大江健三郎の各氏であった。そして今日最も切実な課題をめぐって多彩な討論が行われた二つの公開討論は、12月15日、それぞれのタイトルを冠した単行本として刊行された。 岩波書店
平成2年(1990) 10月3日 〈フランクフルト・ブックフェア〉開催(~8日)。90ヵ国、約8400出版社・38万点。(日本115出版社・団体・1万点)。本年の公式テーマ〈日本年〉(JAPAN:Then and Now)。//日本は日本書籍出版協会・出版文化国際交流会が中心となり、業界をあげて1年がかりの準備を行い、報道・広告・印刷業界各社の積極的協力を得て参加した(実行委員会委員長服部敏幸)。その展示・企画行事28種を、見本市開催の6日間をはさんで9月1日から11、月25日まで、コングレスハーレその他市内・外の施設で開催、出版交流はもとより、ひろく日本の伝統文化と現在を紹介するヨーロッパで初の大イベントとなった(企画委員長緑川亨)。//その内容は、ドイツ語版・英語版・対訳版の3種の〈日本年〉行事プログラム、日本年プログラム日程(会場地図案内)などで告知され、また各種の図書目録も作成された。//〔展示〕Japan:A History in Books/Japanese Books Today 1990/Japanese Publishing and High Technology。//見本市会場の〈日本館〉で展示され、会期7日間で8万人を超える入場者があった。メインの〈本で見る日本の歴史〉展には、日本に於ても一堂に見ることができない日本文化史上の遺物・文化財の数々が出品され高い評価を得た(それらはカラー写真を入れ、大冊の限定英文出品目録にまとめられた)。//〔シンポジウム〕(1)「世界の転換期と文学表現―ドイツと日本」(9月30日)司会=大江健三郎、パネリスト=M.エンデ、C.ハイン、A.ムシュク、古井由吉、中上健次、津島佑子。(2)「日本文学はヨーロッパにとって何を意味するか」(10月3日)司会=J.ベルント、佐伯彰一。パネリスト=K.コリノ、I.キルシュネライト、E..マイ、S.シャールシュミット、W.シャモニ、大江健三郎、古井由吉。(3)「新しい世界秩序を求めて」(10月6日)//司会=H.シュミット、副司会二宮崎勇。パネリスト=V.ハウフ、K.リントホルスト、M.ショトルペ、宮沢喜一、坂本義和、堤清二。//〔文学対談〕G.グラス、大江健三郎、公開対談(10月4日)//〔連詩の会〕大岡信、谷川俊太郎、G.エッカルト、U.ベッカー、福沢啓臣、E..クロツペンシュタイン(10月3~7日)//〔ミュージック・シーン―伝統と新風〕~伝統楽器と舞踊と声による日本の現代音楽~(10月2日アルテオパ)音楽監督一柳慧 観世栄夫他出演。//〔その他〕シアター日本の美「四季・色・かたち」/世界の日本関係図書展/日本図書の海外翻訳出版目録/現代演劇「奴婢訓」/歌舞伎公演/日本のブックデザイン展/日本の現代書道展/バークコレクション展/クラクフ博物館所蔵浮世絵展/ジヤパニーズ・アート・シーン1990/現代日本のポスター展/土門拳写真展/坂本龍一コンサート(他)//「〈日本年〉は大きな盛り上がりのうちに終了した。展示も企画も充実した内容であった。ただ一方では〈日本は文化の特殊性を強調しすぎではないか〉との声も聞かれた」(朝日新聞・10月21日)。//なお、この開催に約15億円の費用がかかった。 出版界
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