(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

"松沢弘陽"が書かれている年表項目はハイライトされています。

表示切替
月日 事項 年表種別
昭和55年(1980) 10月24日 《内村鑑三全集》刊行開始―全40巻。編集:鈴木俊郎・氷上英広・秀村欣二・中沢治樹・田村光三・松沢弘陽・道家弘一郎・渋谷浩・亀井俊介・鈴木範久。内村鑑三歿後2年目の1932年4月から第1回全集全20巻が刊行され、また1953年4月からは著作集全21巻が刊行されたが、今回ほぼ50年ぶりに編集された全集では、すべての著作をその発表順に配列し、徹底した編年体とした。これにより内村鑑三の思想をその生きた時代の中で読みとることが出来る。また全資料に厳密な考証と校訂を加え、手稿・断片メモに至るすべてを網羅し、水産学等の科学論文、書簡、書き下し単行本の基礎となったノート類など、新資料多数を収めた。当初38巻の予定で発足したが、途中で40巻に改めた。さきの全集・著作集を編集され、また今次全集編纂に当たられていた鈴木俊郎氏は、本全集の完結をみることなく、1982年2月急逝され、執筆半ばの〈内村鑑三伝〉が遺された。(1984.2.28完結)。 岩波書店
昭和58年(1983) 11月15日 創業70年記念出版《中江兆民全集》刊行開始―全17巻別巻1。編集:松本三之介・松沢弘陽・溝口雄三・松永昌三・井田進也。《民約訳解》の刊行から100年、近代日本の草創期の思想界・言論界に屹立する中江兆民は、西洋の自由や民主主義を日本に導入し定着することにその生涯を捧げた。兆民の歿後80余年にして初めて編まれるこの全集では、彼の著作のすべてはもとより、当時の新聞雑誌に掲載された数多くの無署名論説の中から兆民の執筆した数百篇を措定して3冊にまとめ、また兆民自筆の原稿・書簡・揮毫類は全文を写真版として翻刻と併載するなど新機軸をとりいれて、兆民の偉業の全容を復元することに努めた。(1986.4.30完結)。 岩波書店
PAGE TOP