(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

"西園寺公"が書かれている年表項目はハイライトされています。

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月日 事項 年表種別
大正8年(1919) 1月18日 パリ講和会議、ベルサイユ宮殿で開かる。日本全権西園寺公望・牧野伸顕。 内外事情
昭和9年(1934) 12月5日 少年血盟団の西園寺公望暗殺計画発覚。 内外事情
昭和15年(1940) 11月24日 元老西園寺公望歿、12月5日国葬。 内外事情
昭和25年(1950) 6月30日 《西園寺公と政局》刊行開始―全8巻。元老西園寺公の秘書原田熊雄氏が1928年から1941年に至る間、親しく見聞した政局の推移を、日記によって口述し速記させた厖大な記録。〈原田文書〉として極東軍事裁判の法廷で重要な資料となったもの。戦前には極めて少数の人々のほか窺うことを許されなかった皇室・元老・政府・軍部の関係および重要な政策決定の過程をはじめて公開し、昭和期の政治の真相を国民に伝えたものとして、その政治史的価値を高く評価された。公刊にあたっては、著者の里見弴氏の推敲を経て、丸山真男氏、林茂氏ほか東大政治学研究室の少壮学者により周到綿密な整理・校訂が施された。この文書の出版は、戦争中原田氏から岩波茂雄に極秘に託されてあった。戦後その約を果そうとして着手しはじめたとき、極東軍事裁判のために押収され、裁判の終了後漸く解除されて出版の運びとなったが、この間に岩波も原田氏も共に故人となっていた。(1952.8.15完結)。 岩波書店
昭和27年(1952) 8月15日 《西園寺公と政局》全8巻完結―いわゆる原田日記はこれをもって終ったが、著者が口述に当って使用したメモ・日記・文書等の資料をまとめ別巻(1956.7.30刊)として追加することになった。最初の予定では、この文書で扱われている昭和期の政局に親しく触れ、かつ著者とも親交のあった人々の回想を集めて別巻とし、この文書成立の事情や背景を記録に留めようという構想であったが、原田氏の口述の基礎となったメモ・日記等が倖いにもほとんど欠くることなく残っており、それがこの文書全体の信憑性にとって極めて貴重な資料であることが発見された結果、むしろこの種の文書を別巻として留めることになった。(第1回、1950.6.30)。 岩波書店
昭和63年(1988) 9月9日 《西園寺公と政局》全8巻別巻1予約申込限定一括復刊。 岩波書店
平成2年(1990) 10月9日 《西園寺公望伝》刊行開始―全4巻別巻2。編集:立命館大学西園寺公望伝編纂委員会。2次にわたる内閣の組織、さらに昭和最後の元老として政治の中枢にあり、近代日本の政治指導者としてぬきんでた存在であった西園寺公望の伝記。明治維新から第2次大戦前夜に至る91年の生涯を徹底した組織的資料蒐集により、初めてその全体像を明らかにする。 岩波書店
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