(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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昭和50年(1975) 11月10日 ジョルジュ・ルオー《受難―パッシオン―54の連作油絵とアンドレ・シュアレス12の詩篇―》刊―編集:ジュヌヴィェーヴ・ヌアイユ=ルオー、イザベル・ルオー、高田博厚。1939年、画商ヴォラールによって刊行されたシュアレスの詩集〈受難〉に寄せた版画にもとづき、ルオーが7年の歳月をかけて描き上げた連作油絵54点を複製したものである。巨匠の最盛期を代表する珠玉の作品であり、不朽の宗教芸術として高く評価されるこの連作は、1940年代以降行方が判らなかったが、10年前にスイスで発見され、散逸を怖れた画商吉井長三氏によって1971年日本に将来され、出光美術館に収められた。今回の上梓にあたって、ルオーの次女であり、ステンドグラスの作者であるイザベル・ルオー女史は来日の上、原画の前で54葉の原色複製版の色合せに立ち合い、また難解の故にこれまで翻訳されなかったシュアレスの詩篇のうち12篇が、佐藤正彰氏により初めて訳出された。 岩波書店
昭和54年(1979) 2月26日 《ルオー全版画》の刊行を記念して、朝日講堂において、映画と講演の会を開催。映画は〈ジョルジュ・ルオー〉と〈ミセレーレ〉、講演は高田博厚氏〈ルオー―その人と芸術〉であった。イザベル・ルオー、ジュヌヴィエーヴ・ヌアイユ=ルオー女史らルオーの息女も参加。続いて5月8日、京都府立勤労会館において開催。 岩波書店
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