(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和52年(1977) 7月26日 矢代幸雄《サンドロ・ボッティチェリ》刊―監修:吉川逸治・摩寿意善郎。翻訳:高階秀爾・佐々木英也・池上忠治・生田円。イタリア・ルネッサンスの画家サンドロ・ボッティチェルリを論じ、欧米学界に画期的な影響を与えた名著の邦訳。原書は、著者35歳の折の執筆で、1925年、ロンドンで3巻の大冊本として刊行され、1929年1冊本の改訂版にまとめられた。この日本語版は29年版に拠った。 岩波書店
昭和54年(1979) 3月1日 《ルオー全版画》刊―目録作成:イザベル・ルオー。本文:フランソワ・シャポン。協力:オリヴィエ・ヌアイユ=ルオー。翻訳:柳宗玄・高階秀爾・坂本満。この版画集は、代表作〈ミセレーレ〉のほか、〈流れる星のサーカス〉〈悪の華〉などの連作を中心に、ルオーが自ら彫版したすべての版画と、その創作過程を示す試版段階・中間段階の版画を収録して、フランス、アンドレ・ソーレ社との共同出版により世界で初めて刊行されたルオー版画の集大成。なおイザベル・ルオー認証のルオー手刷版画〈軽業師〉を付した限定版100部は、申込み多数のため抽選によった。 岩波書店
昭和56年(1981) 11月26日 《岩波美術館》刊行開始―全24冊。責任編集:柳宗玄・前川誠郎・高階秀爾。人間が創り出した貴重な文化遺産を、歴史に従い、テーマに応じ、あるいは東西を比較しながら鑑賞できるよう、〈歴史館〉12室=12冊、〈テーマ館〉12室=12冊に展示したユニークな空想美術館である。各冊に24点、総計576点の世界中の美術を、高度の印刷技術で忠実に再現し、少年期の読者が理解できる明解で平易な作品の解説を付した。(1986年末までに22冊刊行)。 岩波書店
昭和60年(1985) 2月22日 ウィンザー城王室図書館蔵《レオナルド・ダ・ヴィンチ素描集I 風景、植物および水の習作》刊―原典翻刻・注解:カルロ・ペドレッティ。解題:ケネス・クラーク。日本語版監修:裾分一弘。翻訳:裾分一弘・高階秀爾・若桑みどり・斎藤泰弘。国際共同出版。本書は〈ウィンザー・コレクション〉のレオナルド・ダ・ヴィンチの全手稿600葉のファクシミリ版の第2冊目。1982年刊行の《解剖手稿》を除く残り400葉の中から、ここでは、風景素描、植物のスケッチ、水に関する考察の覚え書など、70葉の手稿を収録。日本語版限定300部。 岩波書店
平成3年(1991) 5月8日 《岩波 日本美術の流れ》刊行開始―全7冊。監修:辻惟雄・高階秀爾。縄文・弥生時代から、現代ハイテクアートまで―世紀割り構成の手法で、日本美術を東西文明史の中に位置づけ、中国美術や西洋美術との交わりのうちに、どのようにして表現世界を創造してきたのか、日本美術の精神史を描く。執筆者に、日本美術の専門家だけでなく、ローマ考古学や西洋美術史の研究者をも迎えて、多角的かつ斬新な視点を提示。 岩波書店
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