(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和49年(1974) - 【竜門社】西園寺実が理事長に就任。 渋沢関係略年譜
1月1日 倉石武四郎氏、中国語の研究と教育および辞典の編纂により1974年度朝日賞受賞。 岩波書店
1月7日 田中首相、東南アジア5ヵ国訪問に出発。9日、バンコクで学生反日デモ。15日、ジャカルタで反日暴動。 内外事情
1月12日 社員・家族スキー旅行―菅平へ、参加者80人。 岩波書店
1月18日 イスラエルとエジプト、スエズ地区の兵力引離し協定に調印、停戦。 内外事情
1月20日 金文会(九州)、結成60周年記念として《一筋の長い道―明治・大正・昭和三代の金文会六十年史》を刊行。 出版界
1月21日 東京の無降水新記録(71日間)。 内外事情
1月26日 第1回無限賞=安藤一郎詩集《磨滅》。 出版界
1月27日 《読売新聞》、出版社の三省堂が辞書の定価の上に値上げした新定価のシールを貼って販売しようとしていることを批判的に報道、つづいて各紙もこのことを報道した(三省堂は用紙・印刷・製本代などの大幅アップを理由に2月から辞書の定価を平均25%値上げすることを決め、在庫と小売書店の店頭分をふくめた既刊本の定価の部分に値上げした新定価のシールを貼付することにし、7000店の書店に通知した)。 出版界
1月29日 共産党不破哲三、国会で米原潜の放射能測定数値の捏造を指摘。2月3日、科学技術庁、日本分析科学研究所の〈作為の不正〉を認める。(原潜寄港中断)。 内外事情
1月30日 日韓大陸棚(東シナ海)協定調印。2月4日、中国、主権侵害と抗議声明。 内外事情
1月31日 日本書店組合連合会・三省堂、シール貼付による辞書の定価値上げについて協議、三省堂は10日間延期し、2月11日からの実施を決める。 出版界
1月31日 日本赤軍派・PFLP、シンガポールのシェル石油タンクを爆破。2月6日、PFLP、クウェート日本大使館を襲撃。PLO、事件を非難。 内外事情
2月6日 再販売価格維持契約励行委員会、一部出版社が用紙・印刷・製本代などの値上げに対応して安易な定価値上げや新定価のシール貼付を行うことなどにつき、これは読者の不信をまねき、また再販制度の崩壊につながるとして統一見解を発表、委員会の決定事項についての通知を出版社など関係方面に通知。 出版界
2月8日 全国大学生活協同組合連合会、日本書籍出版協会と会員出版社に対し出版界の良識ある定価政策を望む―最近の異常な定価値上げに関しての要望書を送付。 出版界
2月9日 日本書店組合連合会、緊急臨時理事会を開き、三省堂に対し、新学期中(5月まで)は値上げを延期して欲しいと申入れ。しかし三省堂は社の事情もあり2月11日からの実施は撤回できないと回答。このため同連合会は2月11日以降も旧定価で仕入れた在庫本についてはシールを貼付せず旧定価で売り、三省堂が新定価のシールを貼って送品してきた本については新定価で販売することを決定。つづいて2月10日、組合傘下の書店に読者向けのポスター〈お客さまへ―当店は在庫書籍の値上げはしておりません。一部書籍のシールによる定価改定は、当方で貼付したものではなく、出版社において貼付されたものです。ご諒承下さい。店主〉を配布。 出版界
2月11日 石油消費国会議、日米と西欧の13ヵ国参加(ワシントン)。7月8日、再びブリュッセルで開催(フランス不参加)。 内外事情
2月13日 ソ連、反体制作家ソルジェニーツィンの市民権を剥奪、国外追放。 内外事情
2月18日 労働4団体(総評・同盟・中立労連・新産別)、インフレ粉砕・生活危機突破を掲げ、初の合同集会を日本武道館で開催。 内外事情
2月19日 公正取引委員会、石油連盟と石油元売り12社を独占禁止法違反で告発。 内外事情
2月20日 日本書店組合連合会、日本出版取次協会・三省堂販売と折衝、旧定価で仕入れた取次在庫も旧定価で放出することとなり、三省堂シール貼付問題は一応解決。 出版界
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