(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和50年(1975) - 【竜門社】栃波支部開設。 渋沢関係略年譜
10月15日 ほるぷ出版、マン・ペロウスキー(アメリカ)らの来日を機に第1回国際児童図書選定顧問会議(ほるぷ本社ライブラリー)を開催。〈日本のこどもたちのための世界の絵本を選ぶ〉をテーマに意見を交換(~16日)。 出版界
10月21日 モロッコで、スペイン領サハラの帰属を要求する35万人の平和大行進出発。11月6日、サハラに越境。9日、撤退。 内外事情
10月25日 社員・家族の会―高輪プリンスホテルで開催、参加者473人。 岩波書店
10月27日 藤村信《プラハの春 モスクワの冬》、第29回毎日出版文化賞受賞。 岩波書店
10月27日 角川源義(角川書店創業者・社長、著書《悲劇文学の発生》など、1917.10.9―)歿。 出版界
10月27日 講談社、初の〈日刊雑誌〉として《日刊ゲンダイ》を創刊。 出版界
10月29日 〈岩波の文化講演会〉を京都で開催、続いて11月4日には東京で、11月7日には那覇で開催。 岩波書店
10月 野口商店(染革商)と取引き開始。 岩波書店
10月 角川書店、〈横溝正史フェア〉として、戦前の探偵小説《八つ墓村》《犬神家の一族》などを刊行。劇画世代にブームを呼ぶ。 出版界
11月1日 岩波文庫の正味改定―文庫版の激増にともない、日書連は各社の文庫を一律正味で扱うことを運動目標のひとつとした。交渉の結果、この日から岩波文庫の正味を1%引下げることとした。 岩波書店
11月3日 森本公誠《初期イスラム時代エジプト税制史の研究》、第18回日経経済図書文化賞受賞。 岩波書店
11月5日 日本文芸家協会、用語規制問題に関し、ことばの規制に関する声明書を発表・差別語の範囲を無制限に拡大し、しかも周囲の文脈を無視してその使用を禁じる風潮が一般化すれば、だれにも文章は書けなくなり、ものがいえなくなる、ことばの使用制限が恣意的にすすめられるならば、ついには国語そのものの破壊にまでいたるだろう、と表現活動を業とする作家としての立場から、言論表現の基本的な自由の擁護を訴える。 出版界
11月5日 総理府・労働省など主催、国際婦人年記念日本婦人問題会議開催。 内外事情
11月6日 カシオ計算機、4500円の電卓発売(電卓は低価・競売時代、年産3000万台)。 内外事情
11月10日 ジョルジュ・ルオー《受難―パッシオン―54の連作油絵とアンドレ・シュアレス12の詩篇―》刊―編集:ジュヌヴィェーヴ・ヌアイユ=ルオー、イザベル・ルオー、高田博厚。1939年、画商ヴォラールによって刊行されたシュアレスの詩集〈受難〉に寄せた版画にもとづき、ルオーが7年の歳月をかけて描き上げた連作油絵54点を複製したものである。巨匠の最盛期を代表する珠玉の作品であり、不朽の宗教芸術として高く評価されるこの連作は、1940年代以降行方が判らなかったが、10年前にスイスで発見され、散逸を怖れた画商吉井長三氏によって1971年日本に将来され、出光美術館に収められた。今回の上梓にあたって、ルオーの次女であり、ステンドグラスの作者であるイザベル・ルオー女史は来日の上、原画の前で54葉の原色複製版の色合せに立ち合い、また難解の故にこれまで翻訳されなかったシュアレスの詩篇のうち12篇が、佐藤正彰氏により初めて訳出された。 岩波書店
11月10日 東洋経済新報社、創業80周年記念式典(東京会館)を開催。 出版界
11月11日 中央公論社《日本陶磁全集》(全30巻)刊行開始。 出版界
11月11日 アンゴラ、ポルトガルから独立。 内外事情
11月14日 倉石武四郎氏逝去。 岩波書店
11月15日 第1回主要先進国首脳会議(サミット)開催(フランス、ランブイエ城)。 内外事情
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