京都織物(株)『京都織物株式会社五十年史』(1937.11)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
明治22年(1889) - 【渋沢栄一】石川島造船所創立・委員(後に株式会社東京石川島造船所取締役会長)。門司築港会社創立・相談役。田川採炭株式会社創立・相談役。三重紡績株式会社相談役。北海道炭礦鉄道会社常議員〔49歳〕 渋沢関係略年譜
9月30日 新工場織物部瓦斯工場落成につき試点す。
10月14日 株金第七回(壱株に付五円) 払込徴収。
10月22日 京都始審裁判所へ南禅寺地所売買約定履行の勧解不調に付、南禅寺住職勝峯大徹氏を被告として出訴す。
10月 河原町分工場地所建物を大阪市桑原深造氏に売却す。
12月14日 染物師仏国人「ウイクトル・メニール」氏業務に従事す。
12月21日 京都始審裁判所に於て南禅寺地所訴訟事件言渡あり本社の勝訴となる。
12月27日 新工場織物部汽織機の試運転をなす。
12月 期末現在委員五人、社員以下二十九人、男工百四十人、女工百五人。
- 期末現在委員五人、社員以下十九人、指図工三人、男工七十六人、女工百四人。
明治23年(1890) - 【渋沢栄一】貴族院議員に任ぜられる。三本木渋沢農場開墾開始。〔50歳〕 渋沢関係略年譜
2月18日 汽織機色繻子の製造に成功、之を錦里繻子と名づく、本邦繻子反染の嚆矢とす。
2月21日 京都市寺町通四条南大雲院に於て第四回定式株主総会を開き、事務報告次いで利益配当方法を決議す。
4月10日 本日より十四日迄を以て株金第八回(壱株に付五円)払込徴収。
4月27日 皇后陛下本社へ行啓遊ばされ、各工場を御覧あらせらる。特別の思召を以て金弐百円御下賜の光栄に浴す。
4月27日 皇后陛下御還啓の後、本社開業式を挙行す。
4月 四月中において本社新工場の設備一切の工程を終り全く整頓す。
5月28日 本社雇仏国織物師「ルーイジレル」氏来着す。
5月30日 大阪控訴院に於て、南禅寺地所売約履行の件、被告南禅寺より控訴せるに対し裁判言渡あり。本社の勝訴となれり。
6月11日 京都治安裁判所へ南禅寺地所の登記を出願即日執行せらる。
7月1日 当社株式京都株式取引所に於て定期売買を開始せらる。
8月26日 京都市河原町四条上ル共楽館において臨時総会を開き、従前の積立金準備金を改めて営業資金並に損失補填準備となし、別途積立金に備ふ可き事及び定款第一章第五条に但書を追加し、緞治木工営業の件を決議す。引続き第五回定式株主総会を開き、事務報告の後、損益金処分法を決議、満期役員の改選を行ひ、田中源太郎、熊谷辰太郎の両氏再選重任す。
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