長谷川香料(株)『長谷川香料八十年史』(1985.05)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
B.C.500000年 - [B.C.50万年ごろ] 一九二一年、オーストリアのズダンスキーが、北京の近くの周口店で北京原人の遺跡の発掘に成功。その結果、北京原人はB.C.五〇万年ごろから火を使っていたことがわかる。北京原人は焼肉を好んで食べていた。武器が石、丸太程度だったので小動物しかとることができなかった。火を作ることは知らず、火種を守るために不寝番を置いていた。自から火を作りだすことができるようになったのは、B.C.二万年ごろからではないかといわれている。 香料関連
B.C.7000年 - [B.C.7000年ごろ] 農耕牧畜が行われるようになり、食生活も安定したため、人間の知恵が著しく向上した。 香料関連
- [B.C.7000年ごろ] 一九五七年、メソポタミアのテロで約七〇〇〇年前の粘土板が発掘された、その粘土板には石鹸製造の記録が描かれていた。 香料関連
B.C.3000年 - [B.C.3000年ごろ] エジプトのナルメル王は、自分の化粧用パレットにエジプト建国の歴史を彫らせ、それを愛用していた。これが世界最初の歴史記録でもあり、今までに発見された化粧用具としても最古のものである。 香料関連
- [B.C.3000年ごろ] エジプトで、アイシャドー、マスカラ、マニキュア。毛染、かつら、香油、紅などの化粧法が行われていた。ただ、アイシャドー、マスカラといったものは、化粧法というより、虫から目を守るために行われていた。 香料関連
B.C.2500年 - [B.C.2500年ごろ] シュメール人はB.C.三三〇〇年ごろ、世界で初めて都市をつくったことで知られているが、この年代にすでに十数種ものビールを醸造し、ビヤホールも開設し、ビヤホールは朝から満員の盛況であった。 香料関連
B.C.1650年 - [B.C.1650年ごろ] 地中海のクレタ島では、マジョリカ焼きの浴槽が用いられていた。それより以前、王宮では、やはりマジョリカ焼きの便器を用い、給排水も完璧な水洗設備がなされていた。 香料関連
B.C.1550年 - [B.C.1550年ごろ] クレタ島の婦人たちは非常におしゃれで、コルセットで胸、ウェスト、腰などの形を整え、ルビーのネックレスを用い、髪はカールしていた。 香料関連
B.C.1500年 - [B.C.1500年ごろ] エジプトでケシの実から乳汁を採り、麻酔薬、幻覚剤として使われはじめた。 香料関連
B.C.1100年 - [B.C.1100年ごろ] 中国で、新鮮な芳香性の強い花を油にひたし、香油をつくり、それを体に塗ることがはやった。 香料関連
B.C.1000年 - [B.C.1000年ごろ] ギリシャ神話に、「薄荷入りの麦ガユ」のことがでているので、薄荷を薬用または香味料として用いたのは紀元前一〇世紀前後と考えられる。地中海沿岸では早い時期から薄荷の栽培が行われていた。 香料関連
B.C.900年 - [B.C.900年ごろ] ギリシャでブドウ酒が大量に生産されるようになり、パンを食べながらブドウ酒を飲む習慣が一般化した食事法になった。 香料関連
B.C.800年 - [B.C.800年ごろ] 中国の周では、夏になると山の万年雪をとってきて、氷水を作って飲むようになった。冬の間に氷を切り出して、氷室に貯えるようになったのは、B.C.五〇〇年ごろからである。 香料関連
B.C.770年 - [B.C.770年ごろ] ギリシャで、それまでは沐浴は水を用いていたが、この年代からお湯をわかして沐浴するようになった。 香料関連
B.C.670年 - [B.C.670年ごろ] 中国の周の宮廷に水洗式の便所が作られた。便所をつかさどる役人もおかれた。 香料関連
B.C.620年 - [B.C.620年ごろ] ギリシャで美人コンテストが行われた。しかし、容姿の美しさより、家事の巧みさ、つつましい生活振りの方が重んじられた。 香料関連
B.C.500年 - [B.C.500年ごろ] 南米のアンデス地方では、コカの葉からエキスを採り、水に溶いて飲料にすることが広まった。コカ・コーラの元祖。 香料関連
- [B.C.500年ごろ] ギリシャで、デザートにチーズケーキを食べる習慣が広まり、チーズケーキの作り方が発達した。 香料関連
B.C.450年 - [B.C.450年ごろ] アテネ人が入浴に際して、油とアルカリ石灰をまぜたもので体を洗うことをはじめた。これが石鹸の初めといわれている。だが、この石鹸は固形ではなく、泥のようにどろどろしたものだった。 香料関連
B.C.370年 - [B.C.370年ごろ] アリストテレスの門下生テオフラストスが、「香気について」という論文を発表。匂いについての研究の第一号になるわけだが、第一号とは思えないほどの鋭い観察がなされている。例えば、「香料を長持ちさせるには、油に溶かすのがよい。一般にはオリーブ油が使われているが、バラの香気を保たせるためにはゴマ油を用いた方がよい」などの記述がある。 香料関連
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