住友金属工業(株)『住友金属工業最近十年史 : 創業八十周年記念』(1977.10)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
明治30年(1897) - 【渋沢栄一】澁澤倉庫部開業、営業主(後に澁澤倉庫株式会社発起人)。日本女子大学校創立委員会計監督(後に校長)。十勝開墾合資会社業務担当社員。広島水力電気株式会社創立、取締役会長。渋沢家洲崎養魚場開設。 〔57歳〕 渋沢関係略年譜
4月1日 開設 住友家は、日本製銅(株)を買収し、大阪市北区安治川上通(現在、福島区安治川上通)に、住友伸銅場を開設。銅・真鍮類の板・棒・線等の製造を開始。
明治31年(1898) - 【渋沢栄一】浅野セメント合資会社監査役。韓国視察、韓国皇帝に謁見。王子製紙株式会社取締役会長を辞す(後に相談役)。〔58歳〕 渋沢関係略年譜
- 新製品 〔伸銅〕この年、アルミニウム板の製造を始め、我が国民間最初の軽金属加工業に進出。
明治32年(1899) - 【渋沢栄一】衆議院議員選挙法改正規制同盟会会長。福田会名誉顧問。大蔵省より株式会社北海道拓殖銀行設立委員に任命。京仁鉄道合資会社設立、取締役社長。銀行倶楽部委員。飛鳥山邸(曖依村荘)に茶室・無心庵竣工。 〔59歳〕 渋沢関係略年譜
8月9日 合併 〔伸銅〕住友家は、大阪製銅(株)(我が国民間最初の近代的伸銅工場)を買収し、住友伸銅場中之島分工場を開設。(明治四十四年六月閉鎖)
明治33年(1900) - 【渋沢栄一】京釜鉄道株式会社創立委員長。日本興業銀行設立委員(後に監査役)。男爵を授けられる。黒須銀行相談役。〔60歳〕【竜門社】青淵先生の還暦祝賀として『青淵先生六十年史 一名近世実業発達史』を刊行、青淵先生に贈呈する。 渋沢関係略年譜
- 展示 〔伸銅〕この年、パリ万国博覧会へ製品を出品、金・銀牌を受賞。
明治34年(1901) - 【渋沢栄一】大阪瓦斯会社監査役。東京・飛鳥山邸を本邸とする。京釜鉄道株式会社取締役、後に取締役会長。茨城採炭株式会社創立、相談役。〔61歳〕 渋沢関係略年譜
6月22日 開設 住友家は、日本鋳鋼所(我が国民間最初の平炉工場)を買収し、大阪府西成郡伝法村(現在、此花区伝法町)に住友鋳鋼場を開設。鉄道・船舶・鉱山用等の鋳鋼品の製造を開始。
明治40年(1907) - 【渋沢栄一】帝国劇場会社創立・取締役会長。品川白煉瓦株式会社相談役。日清汽船株式会社創立、取締役。日本皮革株式会社創立、相談役。合資会社沖商会有限責任社員・監査役。帝国製麻株式会社創立、相談役。東明火災海上保険株式会社創立、取締役。〔67歳〕 渋沢関係略年譜
9月24日 移転 〔鋳鋼〕大阪市西区島屋町(現在、此花区島屋町)に新工場(現在の製鋼所)を建設し、従来の伝法工場を移転。
明治42年(1909) - 【渋沢栄一】古稀に際し多くの企業・団体の役員を辞任。渡米実業団を組織し団長として渡米。タフト大統領と会見。〔69歳〕【竜門社】組織を変更し、社則を改正。青淵先生の道徳経済合一説を広め実践する団体に性格を変える。 渋沢関係略年譜
1月1日 (住友) 住友本店を住友総本店と改称。
7月20日 新製品 〔伸銅〕製管工場完成。我が国最初の銅・真鍮引き抜き管の製造を開始。
明治45年(1912) - 【渋沢栄一】日本鋼管株式会社発起人。日仏銀行相談役。帰一協会創立・幹事。ニューヨーク日本協会協賛会創立・名誉委員長。〔72歳〕 渋沢関係略年譜
5月1日 新製品 〔伸銅〕鋼管工場完成。我が国民間最初の継目無鋼管(ボイラ用鋼管)の製造を開始。
大正2年(1913) - 【渋沢栄一】伯剌西爾拓植株式会社創立準備委員。日本結核予防協会創立・副会頭(後に会頭)。中国興業株式会社(後の中日実業)創立、相談役。日本実業協会創立・会長。帝国飛行協会成立、評議員。〔73歳〕 渋沢関係略年譜
6月11日 改称 〔伸銅〕住友伸銅場を住友伸銅所と改称。
大正4年(1915) - 【渋沢栄一】帝国蚕糸株式会社相談役。渋沢同族株式会社設立、社長は敬三。パナマ・太平洋万国博覧会視察のため渡米。ウイルソン大統領と会見。〔75歳〕【渋沢敬三】渋沢同族株式会社設立、同社長就任。 渋沢関係略年譜
12月10日 設立 〔鋳鋼〕住友鋳鋼場を株式会社住友鋳鋼所に改組。資本金六〇〇万円。
大正6年(1917) - 【渋沢栄一】日米協会創立・名誉副会長。飛鳥山邸(曖依村荘)に晩香廬落成、喜寿の祝いに合資会社清水組より贈られる。〔77歳〕 渋沢関係略年譜
5月2日 記章 〔伸銅〕菱井桁の記章を定めて着用。
- 新製品 〔鋳鋼〕この年、鋳鋼製一体車輪の製造を開始。
大正7年(1918) - 【渋沢栄一】渋沢栄一著『徳川慶喜公伝』(竜門社)刊行。〔78歳〕 渋沢関係略年譜
10月 新製品 〔鋳鋼〕本多光太郎博士発明のKS磁石鋼の工業化に成功、製造を開始。
大正8年(1919) - 【渋沢栄一】アメリカ合衆国政府より日米船鉄交換争議の仲裁人を委嘱される。財団法人協調会創立・副会長。〔79歳〕 渋沢関係略年譜
9月9日 合併 〔伸銅〕岸本製鉄所を買収し、住友伸銅所尼崎工場(現在の鋼管製造所)として、鋼管材の製造を開始。
9月 設備 〔鋳鋼〕鉄道用外輪工場完成。(九年初頭から外輪の圧延製造を開始)
- 新製品 〔伸銅〕この年、ジュラルミンの試作を完成し、住友軽銀と名付ける。(九年から本格的に製造を開始)
大正9年(1920) - 【渋沢栄一】社団法人国際聯盟協会創立・会長。日華実業協会創立、会長。子爵を授けられる。〔80歳〕【竜門社】青淵先生八十寿及び子爵へ陞爵の祝賀会を開催し、記念として青淵文庫を青淵先生に贈呈する。 渋沢関係略年譜
11月1日 改称 (株)住友鋳鋼所を株式会社住友製鋼所と改称。
大正10年(1921) - 【渋沢栄一】ワシントン軍縮会議実況視察のため渡米。ハーディング大統領と会見。〔81歳〕【渋沢敬三】東京帝大経済学部卒業。横浜正金銀行へ入行。 渋沢関係略年譜
2月26日 (住友) 住友総本店を住友合資会社に改組。
2月26日 改称 〔伸銅〕住友伸銅所を住友合資会社伸銅所と改称。
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