日本飛行機(株)『日飛50年の歩み : 日飛ニュース特集号 : 創立50周年記念』(1984.10)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和50年(1975) - 【竜門社】栃波支部開設。 渋沢関係略年譜
5月 厚木製作所南工場に、ニューマチック装備品試験設備完成。 当社
10月 新製品モーターグライダー試作機完成。同年12月25日試飛行に成功。アルバトロスと命名。 当社
- 去る昭和48年暮に我が国を襲った石油危機を契機として、激しいインフレに対応した総需要抑制策は、この頃一層浸透し、民間設備投資及び個人消費は長期に亘って停滞し、不況色が一段と深まるような厳しい環境のもとに昭和50年は幕を明けた。//当社にとっても、整備部門の柱の一つに育てようと期待した民間航空整備作業や、船艇部門において特に深刻な影響をうけ、経営体質改善のために減量を図ると共に、数々の合理化対策を推進するなど、試練の年の幕明けでもあった。 当社
- 山陽新幹線開通(岡山~博多) 一般
- 沖縄国際海洋博 一般
昭和51年(1976) - 【竜門社】熊本支部開設。 渋沢関係略年譜
3月 オランダのストーク・B・V社との間に、熱交換機用大型ストーク・ファンに関し技術援助契約を締結。翌52年4月、新日鉄(株)向け低騒音型12台の初号製品を納入した。 当社
6月 子会社日飛興産(株)、ジャパンシールピール(株)と合併。 当社
6月 三菱重工業(株)との間に、支援戦闘機F-1の扉類受注契約を締結。 当社
9月 東栄造船(株)との間に、23M型高速旅客船の建造工事受注契約を締結。第1号船は翌年1月進水、第2号船は同3月進水後納入され九州平戸ラインに就航。 当社
- ロッキード事件 一般
昭和52年(1977) - 【竜門社】第172回会員総会を飛鳥山にて開催。 渋沢関係略年譜
3月 航空自衛隊美保基地所属YS-11C型機の機上訓練用改装工事が完成。YS-11NTと呼称。 当社
8月 当社の創立記念日について、従来の5月2日を改め、旧日本飛行機(株)の創立日である昭和9年10月11日にちなみ、10月11日に定め、翌53年以降は当日に記念式典および永年勤続者表彰を実施することとした。 当社
12月 昭和47年にスタートしたTQC活動の成果として厚木製作所が「デミング賞事業所表彰」を受賞。 当社
- 昭和52年後半から昭和53年にかけての我が国航空工業界の主要な動向として、多年の懸案であった次期民間輸送機(YX)の国際共同開発並びに防衛庁の次期戦闘機(FX)及び次期対潜哨戒機のライセンス生産の3大プロジェクトの発足が挙げられる。これによって久しく低迷状態にあった航空機業界もいよいよ上昇期を迎えることが期待された。//YXについては、米国ボーイング社の767、777旅客機の開発に我が国が参画することについて、昭和52年12月民間輸送機開発協会とボーイング社の間で暫定協定が調印され、我が国側の分担部位等の具体化を待って、翌53年9月本協定の調印が行われた。また昭和52年12月の国防会議において、次期戦闘機としてF-15 100機及び次期対潜哨戒機としてP-3C 45機を53年度よりライセンス生産することが正式決定された。 当社
- 米国、ソ連200カイリ漁業専管水域を設定 一般
- スーパーカーブーム 一般
昭和53年(1978) - 【竜門社】酒井杏之助が評議員会長に就任。 渋沢関係略年譜
6月 YX計画等来るべき新規プロジェクト導入に備えて、杉田製作所臨海埋立地(北工場)に#108航空機工場完成。 当社
6月 スイスのピラタス社との間に「B4グライダー」に関する技術援助契約を締結。尚、B4グライダーは54年12月に初飛行に成功し翌55年5月に型式証明を取得して量産に入った。 当社
11月 当初我が国の分担生産に含まれていなかったB767の主翼インスパーリブがボーイング社より日本側(川崎重工)に追加発注されることになり、ボーイング社と民間輸送機開発協会との間で日飛の生産担当についての合意文書が締結され、当社のB767インスパーリブ生産が正式に決定した。(翌54年3月、川崎重工業(株)との間に受注基本契約を締結) 当社
12月 三菱重工業(株)よりF-15戦闘機のパイロン、ランチャー生産の受注が決定し、当社は、パイロン、ランチャーメーカーとしての地歩を一層固めることとなった。 当社
PAGE TOP