王子製紙(株)『王子製紙社史 : 1873-2000. 本編』(2001.08)

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製品;沿革 紙づくりの源流と文化 写真、中国最古の絹布、スタイン発掘の中国古代紙、シーデルブック・ヴェルトロニックの装丁、書籍印刷所の作業風景、イタリアで使用された粉砕機、「若一王子縁起」絵巻 巻頭
製品;沿革 紙が生まれるまで―その起源と系譜 写真 パピルス断片、中国最古の漢字が書かれた絹布 巻頭
製品;技術 紙づくりの揺籃、そして蔡倫による技術の確立 写真 蔡倫が紙づくりに使用したといわれている石臼、蔡倫の肖像画、蔡倫記念館、祭祀をする時紙を焼くのに用いられた炉 巻頭
製品;沿革 日本の紙の黎明を告げたのは、仏教の伝来だった。 写真、わが国最古の印刷物「百万塔陀羅尼」 巻頭
製品;技術 東西を結ぶ回廊、シルクロードを紙は伝播する。 写真、大般若経第五百四十七巻、「百万塔陀羅尼」10万基が分置された法隆寺、製紙を奨励した聖徳太子、中国の紙幣の印盤と刷り物 巻頭
製品;沿革 紙が欧州に普及したのは、グーテンベルクの活版の発明以来であった。 写真、グーテンベルクの活版印刷で印刷された紙と羊皮紙、東南アジアの地図、アントワープで印刷された解体新書原本、ネーデルランドとガリアの地図、新彗星の出現を報ずる新聞、グーテンベルグ活版印刷機と42行聖書 巻頭
製品;技術 連続式抄紙機の完成と木材パルプの発明で、今日の製紙法の基礎が確立する。 写真、ルイ・ロベールによる世界最初の抄紙機、ルイ・ロベールの特許権を収載した本、17~18世紀にかけての印刷機、1840年と記されている大型ビーター、1890年~使用されたペーパーマシンドライヤー鏡板 巻頭
事業所 本社 写真 巻頭
沿革 王子製紙の歴史 1870年代 写真、飛鳥山から見た王子製紙、申合略則、苫小牧工場旧事務所、現代の紙製品 〔3〕
沿革 王子製紙の歴史―東京府下王子村にその日、響きわたった抄紙の音。それはわが国製紙業の黎明を告げる産声であった。事業化を強く勧めたのは、渋沢栄一であった。 1870年代 写真、抄紙会社開業式、製紙会社と改称、渋沢栄一、論語と算盤、渋沢栄一の谷敬三宛書簡、地券、抄紙会社創立記事緒言と渋沢栄一の署名書簡 〔4〕
沿革;技術 王子製紙の歴史―製紙業の開拓者として先進の技術を吸収し、創意工夫を重ねた。気田で、中部で、困難を一つひとつ乗り越え着実に地歩を固めていった。 1889年、1893年 写真、王子工場 当時の経営陣、大川平三郎、気田での測量、木釜、72インチ抄紙機、明治後期の中部工場、600貫グラインダー、大川平三郎の誓詞と外遊日誌 〔6〕
沿革 王子製紙の歴史―東洋一とうたわれた苫小牧工場。企業としての存亡を北の新天地に賭けた。百年先を見据えた大構想が、その後の発展の原点となった。 大正初期~昭和初期 写真、苫小牧村の陳情書、貯木場から見た苫小牧工場、142インチ抄紙機の始業式(高嶋菊次郎、藤原銀次郎、三井得右衛門)、創業当時の苫小牧工場、高嶋菊次郎と従業員、山線、千歳第1発電所、現金出納帳、火消しの印半纏、王子娯楽場と案内パンフレット 〔8〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―藤原銀次郎は人づくりから始めた。業界を襲う危機に3社合併を決断。大「王子製紙」は隆盛期を迎える。 昭和初期~昭和20年代 写真、紙の地合をみる藤原銀次郎、ウェルシュと懇談する藤原銀次郎、藤原銀次郎と大正会(代理店会)、旧王子製紙と富士製紙、樺太工業の製品見本帳、3社合併調印式、3社合併仮調印書 〔10〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―樺太への進出は成功し、主力工場として戦前の発展を支えた。しかし敗戦で運命は一変、引揚げに、再興に、苦難の対策を強いられた。 昭和20年代 写真、建設中の大泊工場、樺太の各工場、勘定元帳、当時の大泊港駅、昭和天皇摂政時の御視察、出征兵士見送り風景、第2次世界大戦中に使用されたカンテラ、外地工場従業員および引揚者名簿、旧王子製紙経営陣(中島慶次)、職員録と給与明細書 〔12〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―戦後、3社分割により苫小牧製紙として再出発。1工場単品生産から新たな拡大へ幾多の生涯を克服、春日井工場は完成する。 昭和20年代 写真、建設中の春日井工場、工場誌「春光」、ガデリウス社の仕様書と設計図 〔14〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―戦後は終わった 高度成長下、需要の飛躍的拡大に応え、技術革新に努めながら、設備の大型化を推進、生産能力を高めていく。 1960年代~1980年 写真、昭和40年代の苫小牧工場、N-1~N-5マシン、1967年に進水した王子丸 〔16〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―オイルショックを境に時代は安定成長へ。合併を梃子として、経営効率化を進め、製品構成は多様化し、ユーザーも拡大した。 1970年代 写真、4号ティシュマシン、1号ティシュマシン、1号小判カッター、紙おむつ製造設備 〔18〕
沿革;環境保全 王子製紙の歴史―環境への配慮は、製紙業にとって、持続的発展への礎であり、社会的責任でもある。海外各地でも、早くから植林を続けてきた。 写真、オーストラリアに広がるAPFLのユーカリ植林地、APFL、JANT、SPFL、QPFL 〔20〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―押し寄せる急激なグローバル化の波。世界的な大競争下での生き残りを賭けて、顧客志向を徹底し、企業力強化に努めた。 写真、L-1マシン、N-1マシン、オウジテックス、建設中のN-2マシン 〔22〕
沿革;経営 王子製紙の歴史―アジアを第2のマーケットに。次の飛躍へ向けての足がかりを築くため、世界企業王子の挑戦がもう始まっている。 写真、バンコク、上海 〔24〕
環境保全 紙づくりと環境と 写真、回収された古紙、海外植林、N-1マシンワインダー 〔485〕
生産;環境保全 紙づくりと環境と―製紙業の未来のために育んだ国内各地の社有林、19万ha。紙づくりの原点はここにある。 写真、南富良野、王子の森 〔486〕
環境保全;物流 紙づくりと環境と―廃材のチップ化と海外植林。環境を正面に見据えた原料ソースからの輸送を担う専用船が港に入る。 写真、輸入チップの荷揚げ 〔488〕
経営;施設 紙づくりと環境と―全国にめぐらした生産拠点。ユーザーが紙に求めるすべてのために、生産技術向上への努力は今も続く。 写真、N-6マシンのゲートロールコーター、 3号マシンのスポットディテクター、連続蒸解釜、N-6マシン、スーパーキャレンダー、ティシュ加工ライン、写真用印画紙原紙ラミネーター、段ボール原紙の製造、KSコーター、FTコーター、10号マシン、感熱紙仕上げライン 〔490〕
経営 紙づくりと環境と―製造工程を効率よく管理し、高品質で魅力あふれる商品をユーザーの手元へ。万全の物流体制が安定供給を実現する。 写真、パルプ工程コントロールセンター、4号コーター、ポリプロピリンフィルム、5号マシン、王郵丸への積込み 〔496〕
技術 紙づくりと環境と―基礎技術からバイオテクノロジー分野まで、独創力を磨き、改良と工夫を重ねて、自ら紙の可能性を拓く。 写真、ESCA-光電子分光装置、カラーレーザープリンター出力紙の分析、紙のカール測定器、EB照射装置実験機、種子バイオ生成システム、スタッフによる分析、試験栽培されるユーカリ、インクジェットプリンターの出力 〔498〕
環境保全 紙づくりと環境と―資源の確保と地球環境への貢献を持続的に両立させる「森のリサイクル」。アジアで、オセアニアでこの理念を実践している。 写真、BPFL、SPFL 〔500〕
リサイクル 紙づくりと環境と―古紙を再生して良質の紙へ。高度な技術を生かした魅力ある商品づくりで、「紙のリサイクル」を支えている。 写真、回収された古紙の山、DIP用パルパー装置、古紙の搬入 〔502〕
経営;製品 紙づくりと環境と―人間とともに。社会とともに。世界をリードする総合紙パルプメーカーとして、紙づくりへの挑戦は限りない。 写真、高速化、多色化、軽量化に応える新聞用紙、携帯電話にも内蔵される積層板原紙 〔504〕
沿革 年表 万治2年(1659)~平成12年(2000) 表、月日、当社事項、業界事項、一般事項 p505
索引 索引 p570
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