富士重工業(株)『富士重工業三十年史』(1984.07)

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目次項目 ページ
困難への挑戦と新しい運命の創造を 代表取締役会長 大原栄一 NP
30周年を新しい出発点として先見と総力を 代表取締役社長 佐々木定道 NP
前口絵―写真で綴る当社の歩み 巻頭
前史 ―中島飛行機時代― p1
前史 大空に賭けた技術の挑戦 ―中島飛行機時代― p1
I. 開かれた大空への扉 p1
1. 航空機工業の夜明け p1
中島知久平の登場 p1
飛行機研究所の設立 p2
中島の出世機四型6号機の完成と第1回懸賞郵便飛行の成果 p4
中島飛行機製作所に改組 p6
大量受注の成功と海外からの技術導入 p7
東京工場の建設と発動機への進出 p8
2. 草創期の中島飛行機 p9
II. 自主技術の確立へ p11
1. 航空機工業の飛翔期 p11
2. 外国技術の消化・吸収 p13
3. 自主技術の花開く ―中島発動機の総括― p14
水冷ローレンから空冷ジュピターへ p14
アメリカ技術の導入と「寿」の完成 p15
1,000馬力を目指して「栄」の完成 p16
「誉」の誕生から終焉まで p17
中島の発動機における優位性 p18
4. 中島飛行機のコンペティション参加 p19
最初の競争試作―九一式戦闘機 p19
九七式戦闘機と九七式艦上攻撃機 p22
5. 民間機の生産 p22
6. 中島飛行機株式会社で一層の飛躍を期す p24
知久平の政界進出と株式組織への改組 p24
太田新工場の落成と天皇のご訪問 p25
軍需にも、民需にも......、高まる生産意欲 p26
III. 戦時体制に移行 p27
1. 事業体制の拡充 p27
日中戦争の勃発と中島飛行機の経営 p27
太田製作所の拡張と生産合理化 p29
武蔵野製作所・多摩製作所の建設と量産方式の採用 p30
小泉製作所の建設と太田飛行場の完成 p32
2. 陸海軍の名機登場 p34
軽戦闘機の決定版―九七式戦闘機 p34
画期的な野心作―九七式艦上攻撃機 p35
大空のエース―一式戦闘機「隼」 p35
3. 戦時体制下の中島飛行機 p36
IV. 戦時下に翼を広げる、そして... p37
1. 戦争の拡大と強まる国家統制 p37
国家統制の強化と航空機の増産 p37
武蔵野・多摩を統合し武蔵製作所発足 p38
相次ぐ工場の増設 p39
三鷹研究所の開設 p40
一般徴用従業員の急増 p41
2. 戦時下の生産と技術 p41
陸軍機の華―「鍾馗」「呑竜」「疾風」 p41
海軍機の粋―「月光」「天山」「彩雲」 p42
超重爆「富嶽」計画と「必勝戦策」 p44
3. 重点爆撃目標となる p46
米B‐29の第一爆撃目標 p46
第一軍需工廠に移管 p47
4. 翼をおさめる p49
終戦と航空機の生産停止命令 p49
大空に描いた30年の軌跡 p49
会社系統図(製作所変遷図) p49
富士重工業30年史 p54
序章 戦後の試練を乗り越えて―富士産業・第二会社時代 p54
I. 富士産業株式会社で再出発 p54
1. 財閥解体の試練 p54
富士産業(株)の発足 p54
GHQの直接指示下で企業解体 p55
戦時補償の打ち切りと再建整備 p56
創業者中島知久平および喜代一の死去 p57
2. 民需転換の苦闘 p57
ナベ、カマから始まった民需生産 p57
フレームレス・リアエンジンバスでバスボディー生産の基礎確立 p58
ラビットスクーターで二輪車ブームをつくる p59
II. 第二会社12社の発足 p60
1. 企業再建整備の認可と三鷹大争議 p60
12社の分離・独立 p60
三鷹大争議 p61
2. 軌道に乗る民需転換 p62
ラビットで躍進―富士工業(株) p62
P‐1で乗用車技術を磨く―富士自動車工業(株) p62
ジェットエンジンをいち早く手がける―大宮富士工業(株) p64
車両製造と航空機生産の再開に備える―宇都宮車輛(株) p65
商事会社東京富士産業(株)の発展 p66
III. 合併の機運高まる p67
1. 経済復興と各財閥グループの再結集 p67
2. 大同団結をめぐる二つの底流 p67
第1章 富士重工業株式会社の誕生―昭和28年~33年― p70
I. 富士重工業株式会社の設立と出資5社の吸収合併 p70
1. 航空機を合併の「旗印」に p70
「旗印」と「4社合同原則」 p70
富士合同委員会の設置と宇都宮車輛(株)の参加 p71
2. 富士重工業(株)の創立 p72
富士重工業(株)の発足と北社長の就任 p72
航空機事業の開始 p72
3. 合併により本格的に発進 p73
6社合併調印 p73
大同団結を実現 p75
社内体制の整備 p75
発展への布石 p76
北社長の急逝、吉田社長、岸会長の就任 p77
II. 輸送の近代化に貢献 p77
1. ラビットスクーターの全盛期 p77
市場変化への対応 p77
「ラビットジュニア」と「ラピットスーパーフロー」 p78
積極的な宣伝・販売活動 p79
スクーターの全盛と衰退 p80
2. バス輸送の増強に寄与 p80
伸びるバスボディーの生産 p80
輸出振興に寄与 p81
3. 鉄道車両事業の基礎固め p82
気動車など各種車両分野に進出 p82
鉄道車両の輸出 p82
4. 黄色い“ロビン”のスタート p83
汎用エンジンのルーツ p83
黄色いロビンで農発市場を開拓 p83
III. 航空機事業に着実な足がかり p84
1. 戦後初の量産機メンターT‐34を手がける p84
航空機工業の復活 p84
ビーチ社と技術提携 p85
メンターの量産と技術導入の成果 p85
メンター系列機の生産 p87
セスナ社とL‐19の技術提携 p87
2. 戦後初の純国産量産ジェット機T‐1 p88
純国産ジェット中間練習機の開発と業界の対応 p88
当社のT1F1に凱歌があがる p89
航空史上に金字塔 p89
IV. 創立5年―苦難の道 p90
第2章 製品基盤の確立―昭和33年~38年― p94
I. 「スバル 360」で四輪車市場に進出 p94
1. 「スバル 360」のデビュー p94
乗用車時代の幕開け p94
四輪車進出の決断 p94
極限の技術を追求 p96
躍り出たテントウ虫 p98
成長する「スバル 360」 p99
2. 「スバルサンバー」で貨物車市場に参入 p100
トラックは軽三輪から軽四輪の時代へ p100
「スバルサンバー」の発売と伸展 p101
3. 生産・販売体制の整備 p102
量産体制の確立 p102
スバル販売網の構築 p103
II. ヘリコプターなど事業多角化の推進 p104
1. 新機種に挑戦する航空機部門 p104
機種の多様化 p104
ベル社との技術提携によるヘリコプターの生産 p104
初の本格的国産輸送機YS‐11の共同開発 p105
2. 農業近代化への対応 p105
農発販売の本格化 p105
「ロビントラクター」で耕運機市場を開拓 p106
3. 車両部門の多角化 p107
気動車生産の増強 p107
伸びる貨車生産 p107
「ロードパッカー」の発売 p108
4. バスボディー部門の開花期 p109
主流はモノコック構造キャブオーバー型に p109
次々新車種を開発 p110
III. 創立10年、合併から8年、地固めの苦心 p111
1. 近代的経営技法の導入 p111
事業部制の採用 p111
科学的人事管理の展開 p112
事務機械化の第一歩 p113
2. 着々と資本の充実へ p114
増資と株式の上場 p114
富士商工(株)を合併し中島残余資産を取得 p114
3. 群馬製作所本工場の建設 p114
キャンプベンダー還る p114
本格的な四輪車量産工場の稼働 p115
4. 創立10周年を迎える p116
第3章 体制強化と業容拡大で自由化の荒波に挑む―昭和38年~48年― p120
I. 多角的総合企業力の発揮を目指して p120
1. 自動車工業当面の課題と当社の対応 p120
横田社長、大原副社長の就任 p120
「和して同ぜず」 p121
横田会長、大原社長の就任 p122
2. 経営近代化の推進 p122
長期経営計画の策定 p122
管理体制強化のための組織改革 p123
自己資本を充実し飛躍の足場をつくる p124
スバルビルの完成と本社の移転 p125
能力開発のための人事・教育施策 p125
3. 揺るぎない労使関係を築く p127
II. 「スバル1000」で小型車市場にエントリー p128
1. マイカー時代の到来とスバルの戦略 p128
大衆車市場の拡大 p128
小型車進出の経営的準備 p129
先進の決断―FFの採用 p129
2. スバルらしさを追求した「スバル1000」の登場 p130
国産初のFFリッターカー p130
「スバル1000」の発売とシリーズ化 p131
「スバル1000」発売の歴史的意義 p132
III. 日産自動車(株)と提携 p133
1. 貿易・資本の自由化と自動車業界の再編成 p133
自由化と高度経済成長政策 p133
自動車工業の再編成 p134
2. いすゞ自動車(株)との提携とその解消 p135
いすゞ自動車(株)と業務提携 p135
IMF提携構想生まれ、いすゞ自動車(株)との提携を解消 p136
3. 日産自動車(株)と結ぶ p137
日産自動車(株)と業務提携 p137
サニーの受託生産 p138
IV. スバル自動車事業の拡充 p139
1. 独創的な車種開発で前進 p139
商品開発体制の強化 p139
「スバル360」からR‐2へ p139
新時代の軽乗用車「スバルレックス」 p141
「スバル1000」から「スバルFF‐1」へ p142
レオーネによるシリーズの充実 p142
独創のレオーネ 4WD登場 p143
2. 量産体制の強化 p145
矢島工場の建設 p145
三鷹・群馬製作所の設備増強 p146
スバル部品センターの建設 p146
関係会社の協力と協力会社群の形成 p147
3. 販売体制の強化 p148
国内全需の伸長と競争の激化 p148
ワンチャネル問題とその対応 p149
特約店指導の強化 p150
軽・小型両面で激戦 p152
4. 輸出の伸長 p152
日本車輸出の急増 p152
スバル輸出の始まりと伸展 p153
V. 軌道に乗る多角経営 p154
1. 自主開発の「エアロスバル」からB747の生産分担まで p154
日本を代表する軽飛行機「エアロスバル」 p154
技術開発力の強化 p155
ボーイング社の B747生産分担で国際協力 p155
2. 農機・産機の分離とエンジン輸出 p156
富士ロビン(株)の発足と機械事業部の機構改革 p156
本格化するエンジン輸出 p158
3. 多角化進む車両事業 p158
国鉄の輸送近代化に協力 p158
コンテナ生産で物流合理化を促進 p159
受注依存からの脱皮を目指す p160
4. バスボディー技術で新分野を開拓 p161
商品シリーズの充実 p161
新規製品分野に進出 p162
VI. 総合輸送機器メーカーの地歩を固める p163
1. 全社一体化の成果 p163
2. 業容の飛躍的拡大 p163
第4章 経営体質の強化・改善と自動車輸出の本格化―昭和48年~53年― p166
I. 内外環境条件の激変のなかで p166
1. 石油ショックと自動車産業の不況 p166
国際通貨危機の発生 p166
石油ショックとインフレ高進 p166
不況色を深めた自動車産業 p167
2. 危機打開のための緊急対策 p168
3. 堅実・積極経営と相互信頼の結実 p169
業績の好転 p169
4事業部門の貢献と輸出の急伸 p170
II. 一層の合理化・省力化施策を推進 p171
1. 矢島工場の本格稼働と省力化投資 p171
2. 生産方式の合理化とQC体制の発展 p172
FF生産方式の採用 p172
QC体制の発展 p173
III. 社会ニーズに即応した車種開発 p174
1. 業界先駆の排出ガス対策車を発売 p174
自動車をめぐる社会環境問題の発生と規制強化 p174
燃焼温度制御の新低公害エンジン SEEC‐T p176
51年度・53年度規制をクリア p177
2. 軽枠拡大車で需要を喚起 p178
軽四輪車の需要動向と規格改正 p178
軽枠拡大とスバルの対応 p179
3. 厳しさ続く国内販売 p180
IV. 海外市場への本格的進出 p181
1. 世界一の自動車輸出国に成長 p181
2. 上げ潮に乗るスバル輸出 p182
3. SOAの体制強化でアメリカ市場に地位確立 p183
V. 経営体質の強化・改善―5年間の軌跡 p185
1. 石油ショックを飛躍の糧に p185
2. 輸出企業として p186
第5章 国際化時代に生きる―昭和53年~58年― p188
I. 新体制で国際競争力の強化へ p188
1. 新体制の課題 p188
大原会長、佐々木社長の就任 p188
国際競争に打ち勝つ企業力の培養 p189
横田元会長、吉田元社長、中島相談役の死去 p190
2. 人事・福祉制度の充実と事務の機械化 p191
能力主義人事管理と人材の養成 p191
労働時間の短縮と定年の延長 p192
福利厚生の充実 p192
事務の機械化と情報システムの整備 p193
3. 設備投資の増強と生産性の向上 p195
生産能力と生産管理の強化 p195
自動車生産の自動化と矢島工場 p196
大泉工場の建設 p197
機械・車両・バス生産の合理化 p198
先進技術の粋を結集した航空機生産設備 p199
II. 有力な輸出企業に成長 p199
1. 輸出高ランキング第24位(製造業)へ p199
2. 世界を駆けるスバル車 p200
日本車輸出の増大と貿易摩擦の顕在化 p200
FF、4WD車で円高と輸出自主規制を克服 p201
対米偏重型から分散型輸出へ p201
3. 高品質エンジンで世界に伸びるロビン p202
建産機業界にトップシェアを確立 p202
業界第2位の汎用エンジン輸出 p203
4. 高付加価値化を模索する車両部門 p204
伸びるコンテナ輸出 p204
厳しさ増す市場環境 p205
5. 輸出と商品開発で前進するバスボディー部門 p206
業界第1位を誇るバス輸出 p206
需要の高度化・多様化と積極的な商品開発 p206
6. 航空機の国際分業と先端技術の吸収 p207
第4世代の旅客機ボーイング767機の国際生産に協力 p207
ビジネス機生産その後の経緯 p209
MTXの生産分担と AH‐1Sの受注獲得 p209
III. 成熟する自動車市場とスバルの対応 p210
1. 相次ぐスバルの新車投入 p210
「ザ・ニューレオーネ」シリーズ p210
軽自動車で新需要を創出する「スバルFFレックス」と「スバルサンバー」 p211
リッターカー「スバルドミンゴ」「スバルジャスティ」と独創の「スバルECVT」 p212
2. 国内月販3万台を目指して p214
アルシオーネ計画で販売戦線の強化 p214
スバル国内販売5年間の軌跡 p216
IV. 創立30周年を迎える p220
1. 史上最高の業績を記録 p220
2. ベクトルを合わせ着実に勇気を持って p221
中口絵―現況 p221
部門史 p249
第1章 本社管理部門 p249
第2章 自動車部門 p273
第3章 機械事業部門 p345
第4章 バス事業部門 p361
第5章 車両事業部門 p381
第6章 航空機事業部門 p397
資料 p415
定款 p415
歴代役員任期表 p418
現役員 p420
旧役員 p423
組織図(折り込み) p427
従業員数の推移 p427
組織の変遷 p428
資本金の推移 p444
設備の推移 p445
株式の現状 p446
大株主の推移 p447
貸借対照表・損益計算書 p448
部門別売上表推移 p450
部門別輸出売上高推移 p452
福利厚生施設 p453
関係会社 p454
協力会社一覧 p458
国内および海外販売代理店一覧 p464
年表 p469
主要参考文献一覧/あとがき NP
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