(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和26年(1951) 6月10日 決定版《鴎外全集 著作篇》刊行開始―全33巻、別巻2。編集:木下杢太郎・佐藤春夫・小島政二郎・平野万里・斎藤茂吉・森於菟。医学論文を新たに編纂増補し、さらに戦後発見された逸文〈小倉日記〉その他未発表の新資料を加えた。(1956.2.29完結)。 岩波書店
昭和44年(1969) 12月13日 《江原万里全集》刊行開始―全3巻。編集:南原繁・矢内原伊作。氏は、矢内原忠雄・三谷隆正とともに内村鑑三の門に学んだキリスト者であり、1933年、43歳の若さで天逝したが、その深い信仰と経済学者としての学識をもって、聖書研究・イギリス宗教改革の研究に携わり、他方、個人雑誌《聖書之真理》と毎日曜日の〈鎌倉講演〉によって軍国主義的風潮に対する時代批判をやめなかった。この全集は、この隠れた人格者であり、独自の思想家であった氏の全著述を収録したものである。(1970.5.15完結)。 岩波書店
昭和45年(1970) 5月15日 《江原万里全集》全3巻完結。(第1回、1969.12.13)。 岩波書店
昭和46年(1971) 5月12日 《藤井武全集》刊行開始―全10巻。編集:南原繁・藤井立。藤井氏の主要著作は、これまで二度にわたって刊行されたが、このたび南原氏ならびに藤井立氏によって、さらに完璧を期して編集が行われた。これによって、内村鑑三の流れを汲む矢内原忠雄・三谷隆正・江原万里・藤井武の4氏の全集がすべて刊行されることになった。(1972.2.15完結)。 岩波書店
11月22日 《鴎外全集》刊行開始―全38巻。編集:木下杢太郎・小島政二郎・斎藤茂吉・佐藤春夫・平野万里・森於菟・沢柳大五郎・佐藤佐太郎。鴎外全集は過去2回にわたって刊行された。その一は〈新輯定版〉として、1936年6月から1939年10月にかけて、《著作篇》22巻・《翻訳篇》13巻を、またその次は〈決定版〉として、1951年6月から1956年2月にかけて、《著作篇》35巻・《翻訳篇》18巻が刊行された。今回の全集は、医事・軍事論文・書簡などの新資料や、ドイツ語論文などを新たに収録するとともに、文芸作品・評論随筆・医事論文の部門では、創作・翻訳の別なく、発表順に配列することとした。判型は菊判とし、文学作品では10ポイント活字を用いた。なお、この年は鴎外の五十回忌にあたっていた。(1975.6.28完結。第2次1986.12.3刊行開始)。 岩波書店
昭和62年(1987) 1月7日 岩波講座《能・狂言》刊行開始―全7巻別巻1。編集:横道万里雄・小山弘志・表章。能・狂言の研究は急速に進展し、その成果には目を瞠るものがある。これらの成果を共同研究により集大成し現行の能・狂言の完成の足跡を追い、その理解を深め、鑑賞を助ける。別巻として能楽図説を付す。(1992年5月完結)。 岩波書店
6月 横道万里雄《能劇の研究》第19回河竹賞(日本演劇学会)受賞。田中美知太郎《プラトンIV》所収の索引に物集索引賞受賞。 岩波書店
昭和63年(1988) 6月22日 岩波講座《日本の音楽・アジアの音楽》刊行開始―全7巻別巻2。編集:蒲生郷昭・柴田南雄・徳丸吉彦・平野健次・山口修・横道万里雄。音楽文化の隆盛のなかで、日本の音楽をアジアの音楽の中でどう位置づけるか。東洋音楽研究50年の蓄積に、関連諸科学の協力を得て、わが国初の音楽研究の集大成。(1989年12月完結)。 岩波書店
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