(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

"三谷隆正"が書かれている年表項目はハイライトされています。

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月日 事項 年表種別
昭和7年(1932) 4月5日 《内村鑑三全集》刊行開始―全20巻。編集:畔上賢造・塚本虎二・三谷隆正・斎藤宗次郎・鈴木俊郎。岩波茂雄は1900年夏、長野県上田ではじめて内村鑑三氏の講演をきき、その年末伊豆伊東に静養中、内村氏に侍して徒歩熱海まで同行、それ以後内村氏の日曜講演の聴講者に加えられた。書店を開業すると共に熱心に《聖書の研究》の販売に努めたのも、このような傾倒によるものであって、したがって《内村鑑三全集》の刊行者となったことは、岩波の大きな喜びであった。(1933.12.15完結)。 岩波書店
昭和40年(1965) 9月11日 《三谷隆正全集》刊行開始―全5巻。編集:南原繁・高木八尺・鈴木俊郎。三谷隆正氏の長からぬ生涯に遺された著作は多くはないが、いずれも氏の広い教養と深い信仰によって支えられ、わが国の思想界に独自の地歩を築いた労作であった。三谷氏と親交の深かった上記3氏の編纂に成る本全集は、《信仰の論理》《法律哲学原理》等の主著はもとより、英文原稿・書簡に至るまで採録した。(1966.1.27完結)。のち、1966年12月、氏の友人・後進諸氏の多数の追想・論考を集めて、《三谷隆正一人・思想・信仰》を刊行した際、別冊として添付した全集未収録の論文〈歴史と摂理〉を、全集購読者には申込みによって、その別刷を送呈した。 岩波書店
昭和41年(1966) 1月27日 《三谷隆正全集》全5巻完結。(第1回、1965.9.11)。 岩波書店
昭和44年(1969) 12月13日 《江原万里全集》刊行開始―全3巻。編集:南原繁・矢内原伊作。氏は、矢内原忠雄・三谷隆正とともに内村鑑三の門に学んだキリスト者であり、1933年、43歳の若さで天逝したが、その深い信仰と経済学者としての学識をもって、聖書研究・イギリス宗教改革の研究に携わり、他方、個人雑誌《聖書之真理》と毎日曜日の〈鎌倉講演〉によって軍国主義的風潮に対する時代批判をやめなかった。この全集は、この隠れた人格者であり、独自の思想家であった氏の全著述を収録したものである。(1970.5.15完結)。 岩波書店
昭和46年(1971) 5月12日 《藤井武全集》刊行開始―全10巻。編集:南原繁・藤井立。藤井氏の主要著作は、これまで二度にわたって刊行されたが、このたび南原氏ならびに藤井立氏によって、さらに完璧を期して編集が行われた。これによって、内村鑑三の流れを汲む矢内原忠雄・三谷隆正・江原万里・藤井武の4氏の全集がすべて刊行されることになった。(1972.2.15完結)。 岩波書店
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