(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和55年(1980) 11月26日 叢書《文化の現在》刊行開始―全13冊。編集代表:大江健三郎・中村雄二郎・山口昌男。この叢書は13のテーマを掲げて、第一線で活躍中の芸術家・研究者・批評家が多様な視点から論じ合い、今世紀の終りから21世紀にかけての時代に一つの方向を示すべく企てられた。現代の文化に対して徹底的な反省を加え、未来に向けて文化のあり方を問いなおすことによって、本叢書は芸術と学問に架橋し、新たな〈知の枠組〉を具体的に提示することを試みた。(1982.7.9完結)。 岩波書店
昭和59年(1984) 12月3日 季刊《へるめす》創刊、別巻《へるめす》同時発売―編集同人:磯崎新・大江健三郎・大岡信・武満徹・中村雄二郎・山口昌男。日本を代表する芸術家・学者の協同編集によって編集され、現代文化を風俗の次元まで含めてトータルに把握し、21世紀に向けての新しい知の方向と真に豊かな文化創造の可能性をさまざまな角度から探ることを目標として創刊された。創刊記念として《別巻》を編集し、同時に発売。創刊号より年間購読を予約された方にはこの《別巻》を進呈した。 岩波書店
昭和60年(1985) 5月9日 新岩波講座《哲学》刊行開始―全16巻。編集:大森荘蔵・滝浦静雄・中村雄二郎・藤沢令夫・市川浩・加藤尚武・木田元・坂部恵・坂本賢三・竹市明弘・村上陽一郎。今日、科学とテクノロジーの驚異的な進展の一方で、地球規模での様々な難問が山積している。哲学は、個別諸科学の成果を見通し、現代に固有の諸問題を永遠の課題とのかかわりで捉え、新しい価値を探索すべきであるという問題意識の上に立って企画され、哲学界の総力を集めて実現した講座。全巻は哲学の対象となる広大な領野を、4つの座標にもとづいてグループ編成し、人間と世界についての〈知〉の現在が立体的に構成されている。(1986年8月完結)。 岩波書店
平成4年(1992) 9月7日 岩波講座《宗教と科学》刊行開始―全10巻別巻2。編集委員:河合隼雄・清水博・谷泰・中村雄二郎。編集顧問:門脇佳吉・西川哲治。人間存在の根源に関わる宗教の問題を一見宗教と対極に位置すると思われる科学と関連させて検討するという方法で本講座は編集された。自然科学・社会科学・人文科学の第一線で活躍中の執筆者の参加を得て、専門分野の知識の単なる紹介ではなく、執筆者個々人の経験および内面に根ざした意見の表明を得た。また考えられる限りのテーマとトピックから、的確な問題選定を行った。 岩波書店
平成5年(1993) 1月7日 《中村雄二郎著作集》刊行開始―全10巻。著者は、その活動を哲学のみならず隣接する諸学や科学的知の領野、そして演劇をはじめとする諸芸術に至るまで対象領域を拡げている。その30年間の広範な業績をテーマ別に新たに集成・展望する。 岩波書店
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