(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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昭和53年(1978) 3月28日 《イスラーム古典叢書》刊行開始―監修:井筒俊彦。7世紀アラビア半島に誕生したイスラームは、オリエントやギリシアなどの諸文明の遺産を継承・統合して高度な文明を成立させ、今なおアフリカから東南アジアに及ぶ広大な地域の人々の精神生活を規定する世界宗教として生き続けている。しかし、その歴史と文化については殆ど知られることなく、日本の東洋学の大きな空白とされていた。ここにイスラーム学の世界的権威である井筒氏の指導を得て、はじめてイスラームの古典を知る道が拓かれることになった。(1986年末までに7冊刊)。 岩波書店
昭和57年(1982) 1月18日 〈岩波市民セミナー〉開講。岩波書店アネックスのセミナー・ルームにおいて、井筒俊彦氏による〈コーランを読む〉(全10回)を開講。〈岩波市民講座〉と異なり、より高度な学習内容にもとづくセミナー形式とした。定員40名。のち、この講義をもとに、《岩波セミナーブックス》シリーズ第1冊目として同じ書名で刊行された。 岩波書店
10月28日 井筒俊彦《イスラーム文化》、第36回毎日出版文化賞受賞。 岩波書店
昭和58年(1983) 1月1日 中野好夫氏、著作と実践を通しての平和と民主化への貢献、井筒俊彦氏、イスラム思想・文化の研究と比較思想史の研究により、それぞれ1982年度朝日賞受賞。 岩波書店
昭和59年(1984) 2月1日 井筒俊彦《意識と本質》、第35回読売文学賞受賞。 岩波書店
昭和63年(1988) 1月28日 岩波講座《東洋思想》刊行開始―全16巻。編集:長尾雅人・井筒俊彦・福永光司・上山春平・服部正明・梶山雄一・高崎直道。第一線に活躍する執筆者を得た本企画は、東洋の伝統的思惟形態に今日的視点をもって接近し、西欧中心主義のパラダイムに反省を促し、現代の思想的営みに活力を与えることを意図した。東洋概念を拡大してユダヤ・イスラームをも視野に収め、綜合的理解への道を提示した。(1990年4月完結)。 岩波書店
平成5年(1993) 1月7日 井筒俊彦氏逝去。 岩波書店
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