(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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昭和38年(1963) 9月16日 《岩波中国語辞典》刊―倉石武四郎著。中国語教育の刷新を提唱し、率先してその実践に着手されていた倉石氏が、40年にわたる研鑽と経験を傾けて成ったこの辞典は、従来の漢字中心の〈字典〉から脱皮した〈ことばの辞典〉であり、他に先駆けて編まれた独創的な辞典である。中国への関心が深まる状況の中で、生きた中国語を伝える画期的な辞典として多くの学習者に迎えられた。なお倉石氏の遺志をついで編纂された《岩波日中辞典》(1983.2.25刊行)の完成を期に1983年1月10日第19刷より判型・文字を大きくして使いやすくした。 岩波書店
昭和49年(1974) 1月1日 倉石武四郎氏、中国語の研究と教育および辞典の編纂により1974年度朝日賞受賞。 岩波書店
昭和50年(1975) 11月14日 倉石武四郎氏逝去。 岩波書店
昭和58年(1983) 2月25日 創業70年記念出版《岩波日中辞典》刊―編集:倉石武四郎・折敷瀬興。1963年9月、《岩波中国語辞典》の刊行後間もなく、倉石氏は本辞典の編纂に着手され、1975年氏の歿後は折敷瀬氏がその遺業を受けつがれて、実に18年の歳月を費やしてここに刊行の運びとなった。収録語彙数4万語、用例数6万。訳語は厳選し、訳文は生きた現代中国語により、すべての訳語・訳文を拼音と漢字で表記する。編纂の最終段階では、中華人民共和国社会科学院語言研究所の協力をも得たこの辞典は、中国語を話し書く上で拠りどころとなるものとして、広く迎えられた。 岩波書店
昭和60年(1985) 9月 倉石武四郎・折敷瀬興編《岩波日中辞典》が中国・商務印書館とのあいだで共同(合作)出版が成立。岩波版の版面をそのまま使い中国で印刷して《中国版》として刊行するという著作権条約未加盟の中国と新しい共同出版の形をとった。 岩波書店
平成2年(1990) 12月21日 倉石武四郎著《岩波中国語辞典》簡体字版刊行。1963年刊行当時は簡体字を517字しか取り入れなかったが、このたび全面的に簡体字を採用し学習の便をはかった。 岩波書店
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