(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和49年(1974) 4月1日 小冊子《新選100冊の本―岩波文庫より》作製―新書判56頁、非売品。1961年7月、岩波文庫創刊35年を機に、若い人々の読書の指標たるべく、15人の先生方を選者として既刊書より100点を選ぶことを試み、好評を得たが、その後10数年をへたので、今回改めて100点を選びなおした。新たな選択の結果、前100冊の本の書目のうち54点がいれかわることとなった。選者:内田義彦・大江健三郎・加藤周一・辻邦生・都留重人・鶴見俊輔・寺田透・中野好夫・林達夫・藤沢令夫・益田勝実・松田道雄・丸山真男・湯川秀樹・吉川幸次郎。 岩波書店
昭和56年(1981) 3月20日 加藤周一・藤田省三など学者・知識人、平凡社の再建につき支援声明。//日本書店組合連合会、理事会で平凡社への支援を決める。 出版界
昭和57年(1982) 9月 単行本25冊を一括して復刊・重版―岩波書店の単行本は既刊書目が多く、そのすべてを常備することは困難であるので、今後毎年、9月・2月の時期をえらび、一括して復刊・重版することとした。書目一覧―野上豊一郎 能―研究と発見/同 能の再生/同 能の幽玄と花/シロコゴロフ 北方ツングースの社会構成/深井英五 枢密院重要議事覚書/遠山・安達 近代日本政治史必携/山本正秀 近代文体発生の史的研究/ホブズボーム 市民革命と産業革命/加藤周一 現代ヨーロッパの精神/村岡典嗣 本居宣長/土橋寛 古代歌謡と儀礼の研究/前田河広一郎 蘆花伝/夏目鏡子 漱石の思ひ出/小宮豊隆 中村吉右衛門/同 芭蕉の研究/杉浦正一郎 芭蕉研究/斎藤茂太 茂吉の体臭/葛巻義敏 芥川竜之介未定稿集/小尾郊一 中国文学に現われた自然と自然観/斯波六郎 中国文学における孤独感/吉川幸次郎 支那人の古典とその生活/ヴェルフリン 美術史の基礎概念/田中喜作 浮世絵概説/長田新 ペスタロッチー教育学/留岡清男 教育農場五十年。 岩波書店
昭和58年(1983) 7月9日 創業70年記念公開シンポジウム〈科学技術の開発と新しい社会〉を京都において開催―コンピューター・システムや遺伝子工学のおそるべき発達・開発は、われわれの社会システムにいかなる問題を提起しているだろうか。このテーマを中心に聴講希望者を集めて7月9・10日の2日にわたって京都ホテルで行われた。討論参加者:飯島宗一/長尾真/岡田節人/小出昭一郎/赤木昭夫/下河辺淳/藤沢令夫/伊東光晴の各氏。また、混迷を深める国際秩序の中にあって、日本の生きる道は何か。安全保障・外交・経済政策をめぐって論ずる公開シンポジウム〈日本の生き方と平和問題〉は、7月23・4日の両日、赤坂プリンスホテルで開催。討論参加者は、隅谷三喜男/坂本義和/宮崎勇/宇沢弘文/豊田利幸/上山春平/加藤周一/進藤栄一/大江健三郎の各氏であった。そして今日最も切実な課題をめぐって多彩な討論が行われた二つの公開討論は、12月15日、それぞれのタイトルを冠した単行本として刊行された。 岩波書店
昭和63年(1988) 1月20日 岩波新書創刊50年を迎え、表紙を黄版から初心にもどり明るい赤色にあらためて再スタートする。1月の刊行は8点、以下毎月4点刊行。また記念の別冊3冊刊行。《ロングセラーで見る岩波新書の50年》として毎年大きく話題となった50冊を揃え創刊50年記念フェアを行う。//・読者プレゼントを行い(A賞)《カセットできく学芸諸家》3巻セット、(B賞)テレホンカード(宇佐美圭司画)を抽選で贈呈。//・記念論文を募集し、入選論文はテーマ別にそれぞれ別冊岩波新書として11月21日に刊行。//テーマ(1)《私の昭和史》選者加藤周一氏。//テーマ(2)《私の知的生産の技術》選者梅棹忠夫氏。 岩波書店
5月10日 《日本近代思想大系》刊行開始―全23巻別巻1。編集委員:加藤周一・遠山茂樹・中村政則・前田愛・松本三之介・丸山真男・安丸良夫・由井正臣。開国から帝国憲法発布にいたる約40年の間に存在したさまざまな可能性から何が選択され、それは後世をどう規定したか。広く民衆意識まで視野に入れて、現代の原点ともいうべき時代の全体像に挑む。膨大な史料を厳選してテーマ別に編成し、懇切な注と解説を付した、初めての本格的史料集成。(1992年4月完結)。 岩波書店
11月21日 岩波新書創刊50年記念、読者がつくった岩波新書。加藤周一編《私の昭和史》、梅棹忠夫編《私の知的生産の技術》刊行。 岩波書店
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