(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和32年(1957) 11月20日 《中国詩人選集》刊行開始―全17巻、総索引1巻。編集・校閲:吉川幸次郎・小川環樹。《詩経》のほか、陶淵明・李白・杜甫・白居易を経て、10世紀五代の詩人李煜に至る11人の詩人について、在来の刊本によらない独自の選を行ない、新たな解説と語釈・口語訳とを付し、さらに別巻として《唐詩概説》を加えた。これは、在来の〈漢詩〉の教養にまといついていた古い感覚を払い落して、現代の読者に中国の詩を新鮮な感覚をもって受け入れられるようにしようとする試みであったが、監修者と筆者とに人を得て十分の効果をあげ、広汎な読者層の支持が得られた。(1959.5.23完結)。 岩波書店
昭和37年(1962) 3月22日 《中国詩人選集二集》刊行開始―全15巻。編集・校閲:吉川幸次郎・小川環樹。一集のあとをうけ、宋・元・明・清の時代にわたり、蘇軾・陸游・高啓など12人の詩人を選び、詳細な語釈と現代的感覚による口語訳を付し、他に《宋詩概説》《元明詩概説》の2冊を加え宋以後の詩の歴史を述べ、その特質を明らかにした。一集とともに多くの読者の支持をえた。(1963.7.22完結)。 岩波書店
昭和58年(1983) 9月9日 《新修 中国詩人選集》刊行開始―全7冊。さきに刊行された《中国詩人選集》から、今回、小川環樹氏の選をえて、詩人10人の作を全7冊に再編して収め、活字を拡大した愛蔵版として刊行。(1984.3.9完結)。 岩波書店
昭和59年(1984) 12月17日 《注解 千字文》刊―〈千字文〉は、中国梁代に編まれて以来、初学者の識字教科書として、また習字の手本として広く流布されたが、本書はそのあまたの書・注解の中から、代表的な中国古典より引かれた多くの逸話を含む李暹の〈千字文注〉を選び訳し、注解者小川環樹・木田章義両氏の長年にわたる研究の成果を盛り込んだ〈字解〉〈補注〉〈解説〉を加えて成ったものである。本文四言二句の文頭には智永書と伝えられる〈真草千字文〉(の拓本=関中本)の楷書の部分を掲げ、また書道用に智永真蹟本〈真草千字文〉を別冊として付けた。 岩波書店
平成5年(1993) 8月31日 小川環樹氏逝去。 岩波書店
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