(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和55年(1980) 6月25日 日本書籍出版協会、理事長に服部敏幸(講談社副社長)を選出。 出版界
昭和62年(1987) 1月13日 日本書籍出版協会・日本雑誌協会・日本出版取次協会・日本書店組合連合会、売上税対策特別委員会を組織。4団体の会長・正副理事長を中心に出版界一本化で反対運動推進を決定。対策委員会に政策審議の第1委員会(服部敏幸委員長)、税制度の問題点検討の第2委員会(相賀徹夫委員長)を設ける。2月3日、第1委員会、4日、第2委員会で検討を開始。 出版界
4月13日 著作権の集中的処理機構設立準備委員会(委員長神森大彦)初会合。会長に向坊隆選出。5月26日、日本書籍出版協会、出版者側委員の受け皿的性質の機関として集中的処理機構問題対策特別委員会(従来の処理機構実行委員会を改組、委員長服部敏幸)を設立、11月13日、出版社側の意見を準備委員会に提出。 出版界
12月21日 (株)書籍データセンター設立総会。書籍協会・取次協会・書店連合会・図書館協会・図書流通センター及び取次各社共同出資、資本金3000万円。代表取締役服部敏幸書協理事長。受注・発注用機械可読データ目録の製作・販売などを目的とする。'88年2月1日、事務開始。 出版界
昭和63年(1988) 10月17日 日本複写権センター設立発起人会結成。代表者向坊隆・服部敏幸就任。違法コピー問題に対処する。 出版界
平成元年(1989) 6月9日 日本出版クラブ理事・評議員会、プロジェクトチームで検討の出版文化研究博物館(仮称)構想を協議。設立準備委員会の設置と300万円の準備予算を決定。(1)日本の歴史的な本・出版物・資料の収集・分類、その研究成果を一般公開し、生涯教育の場を提供。(2)出版物・資料などを高度情報システムによって集積・調査、それらデータを情報ファイル化し、日本の出版文化情報センターとなり、アジア地域のセンターとして機能する。9月25日、設立準備委員会(委員長服部敏幸)・専門委員会(委員長青木春雄)設立。 出版界
平成2年(1990) 10月3日 〈フランクフルト・ブックフェア〉開催(~8日)。90ヵ国、約8400出版社・38万点。(日本115出版社・団体・1万点)。本年の公式テーマ〈日本年〉(JAPAN:Then and Now)。//日本は日本書籍出版協会・出版文化国際交流会が中心となり、業界をあげて1年がかりの準備を行い、報道・広告・印刷業界各社の積極的協力を得て参加した(実行委員会委員長服部敏幸)。その展示・企画行事28種を、見本市開催の6日間をはさんで9月1日から11、月25日まで、コングレスハーレその他市内・外の施設で開催、出版交流はもとより、ひろく日本の伝統文化と現在を紹介するヨーロッパで初の大イベントとなった(企画委員長緑川亨)。//その内容は、ドイツ語版・英語版・対訳版の3種の〈日本年〉行事プログラム、日本年プログラム日程(会場地図案内)などで告知され、また各種の図書目録も作成された。//〔展示〕Japan:A History in Books/Japanese Books Today 1990/Japanese Publishing and High Technology。//見本市会場の〈日本館〉で展示され、会期7日間で8万人を超える入場者があった。メインの〈本で見る日本の歴史〉展には、日本に於ても一堂に見ることができない日本文化史上の遺物・文化財の数々が出品され高い評価を得た(それらはカラー写真を入れ、大冊の限定英文出品目録にまとめられた)。//〔シンポジウム〕(1)「世界の転換期と文学表現―ドイツと日本」(9月30日)司会=大江健三郎、パネリスト=M.エンデ、C.ハイン、A.ムシュク、古井由吉、中上健次、津島佑子。(2)「日本文学はヨーロッパにとって何を意味するか」(10月3日)司会=J.ベルント、佐伯彰一。パネリスト=K.コリノ、I.キルシュネライト、E..マイ、S.シャールシュミット、W.シャモニ、大江健三郎、古井由吉。(3)「新しい世界秩序を求めて」(10月6日)//司会=H.シュミット、副司会二宮崎勇。パネリスト=V.ハウフ、K.リントホルスト、M.ショトルペ、宮沢喜一、坂本義和、堤清二。//〔文学対談〕G.グラス、大江健三郎、公開対談(10月4日)//〔連詩の会〕大岡信、谷川俊太郎、G.エッカルト、U.ベッカー、福沢啓臣、E..クロツペンシュタイン(10月3~7日)//〔ミュージック・シーン―伝統と新風〕~伝統楽器と舞踊と声による日本の現代音楽~(10月2日アルテオパ)音楽監督一柳慧 観世栄夫他出演。//〔その他〕シアター日本の美「四季・色・かたち」/世界の日本関係図書展/日本図書の海外翻訳出版目録/現代演劇「奴婢訓」/歌舞伎公演/日本のブックデザイン展/日本の現代書道展/バークコレクション展/クラクフ博物館所蔵浮世絵展/ジヤパニーズ・アート・シーン1990/現代日本のポスター展/土門拳写真展/坂本龍一コンサート(他)//「〈日本年〉は大きな盛り上がりのうちに終了した。展示も企画も充実した内容であった。ただ一方では〈日本は文化の特殊性を強調しすぎではないか〉との声も聞かれた」(朝日新聞・10月21日)。//なお、この開催に約15億円の費用がかかった。 出版界
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