(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和47年(1972) 11月24日 岩波講座《現代都市政策》刊行開始―全11巻別巻1。編集:伊東光晴・篠原一・松下圭一・宮本憲一。今日の都市がかかえる深刻な諸問題は、予測を超える激しさで噴出し、緊急な解決が課題とされていた。あらゆる分野の科学が挑戦をうけており、その故に学際的協力による都市科学の創造が求められていた。この講座は、日本の現状をふまえ、国際的経験にも学びながら、市民の立場に立って、長期的批判に耐えうる都市科学を創造し、都市政策の体系化を試みようとした。(1973.11.24完結)。 岩波書店
昭和53年(1978) 8月7日 筑摩書房の倒産につき、伊東光晴・鶴見俊輔・埴谷雄高・安岡章太郎等9人は、同社から著書を出している執筆者側の希望を表明した〈訴え〉の文案を約250名の同社執筆者に送り、〈訴え〉の発起人になってもらう要請を行う。大多数の賛成を得て、この〈訴え〉を9月4日、組合員全員に公開するという条件をつけて同社の岡山猛社長に送る。〈訴え〉の結びで、再建は、利欲・利害の問題ではなく、実に出版文化の前途にかかわる重大事という共通の認識において、私たちは、再建の方途、なりゆきを注視し、その立ち直りの成果に刮目するものであることを、あらためてここに表明致します、と述べる。 出版界
昭和58年(1983) 7月9日 創業70年記念公開シンポジウム〈科学技術の開発と新しい社会〉を京都において開催―コンピューター・システムや遺伝子工学のおそるべき発達・開発は、われわれの社会システムにいかなる問題を提起しているだろうか。このテーマを中心に聴講希望者を集めて7月9・10日の2日にわたって京都ホテルで行われた。討論参加者:飯島宗一/長尾真/岡田節人/小出昭一郎/赤木昭夫/下河辺淳/藤沢令夫/伊東光晴の各氏。また、混迷を深める国際秩序の中にあって、日本の生きる道は何か。安全保障・外交・経済政策をめぐって論ずる公開シンポジウム〈日本の生き方と平和問題〉は、7月23・4日の両日、赤坂プリンスホテルで開催。討論参加者は、隅谷三喜男/坂本義和/宮崎勇/宇沢弘文/豊田利幸/上山春平/加藤周一/進藤栄一/大江健三郎の各氏であった。そして今日最も切実な課題をめぐって多彩な討論が行われた二つの公開討論は、12月15日、それぞれのタイトルを冠した単行本として刊行された。 岩波書店
昭和61年(1986) 11月5日 シリーズ《老いの発見》刊行開始―全5冊。編集:伊東光晴・河合隼雄・副田義也・鶴見俊輔・日野原重明。人類が未だかつて経験したことがない高齢化社会を迎える。社会変化のなかで、人はいかに生きるべきか、変化に応じた新しい価値と社会をどう創造するか―この問題を追究する。医学・心理学の側面から経済・社会制度の問題に至るまで、「老い」の諸側面に新たな光を当てる。(1987年3月完結)。 岩波書店
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