(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和50年(1975) 5月28日 岩波講座《日本歴史》1975年版刊行開始―全26巻。編集:朝尾直弘・石井進・井上光貞・大石嘉一郎・鹿野政直・黒田俊雄・佐々木潤之介・戸田芳実・直木孝次郎・永原慶二・尾藤正英・藤原彰・松尾尊兊。前回の講座刊行から13年、日本史研究においては、新しい研究方法が開拓され、一方、従来省みられることの少なかった分野にも研究の進展がみられた。制度や機構にとどまらず、時代の政治・社会思想、民衆の生活や意識の解明に多くの研究者の眼が向けられ、また戦後史や地域史の分野でもすぐれた研究成果が生み出され、より一層世界史的視野の中で日本史が捉えられるようになった。今回の講座は、このような多彩な展開をみせてきた諸研究を総括し、それらをふまえて新たな歴史像を明確にすることをめざし、各分野234氏の協同を得て刊行された。(1977.6.22完結)。 岩波書店
昭和57年(1982) 1月25日 《河上肇全集》第I期刊行開始―全28巻。監修:末川博。顧問:寿岳文章・天野敬太郎。編集:杉原四郎・大野英二・住谷一彦・平井俊彦・一海知義・松尾尊兊・山之内靖。編集協力:内藤昭子。河上肇は、経済学をとおして日本の社会科学の基礎を築くとともに、時代と深くかかわりながら模索と脱皮を重ねた思想家でもあった。青年期の時論にはじまり、晩年の長編随筆に至る全著作を網羅し、詩歌・日記・書簡を収録する全集の編纂はこれが初めてである。本全集の計画は当初、筑摩書房によって企画されたが、1978年7月、同書房の不幸な事態によって計画は頓挫するかにみえたが、同書房ならびに全集編纂関係者から、この全集計画継続についての強い要請がなされた。岩波書店は本全集刊行の意義を重視して、この申入れを受入れた。以後数年の歳月をかけて資料の新たな蒐集、厳密な校訂作業を編集の諸氏にねがい、ようやく刊行の日を迎えた。(1984.9.28完結)。 岩波書店
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