(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和52年(1977) 6月6日 《田中正造全集》刊行開始―全19巻別巻1。編纂:田中正造全集編纂会。顧問:黒沢酉蔵・島田宗三。編集:林茂・雨宮義人・隅谷三喜男・由井正臣・鳥海靖・坂野潤治・山口利昭・花村冨士男・前沢敏・日向康・安在邦夫。この全集は、田中正造が一代に書き遺した文章・記録類の蒐集可能な限りを網羅し、その生涯にわたる思想と行動の全貌を明らかにしようとするものであった。1974年、編纂室を開設して以来蒐集した関係資料は2万数千点、うち7200余点が田中正造の筆になるものとしてこの全集に収載されたが、文書・日記・書簡などには、彼とともに自由民権、鉱毒反対を闘った同志の家々、渡良瀬川沿岸の村や町の人々の手で七・八十年にわたって大切に保存されたものが多い。全集に収められた文章の7割は、このたび初めて公表されたものであり、田中正造の実像に迫る上で画期的な全集となった。資料の捜索、また編集の上で、田中正造の門弟および研究者の方々の献身的努力がこの成果を生んだ。当初本巻17巻の目論見を、刊行途中変更して19巻とし、3年の歳月をへて完結した。(1980.8.8完結)。黒沢翁このとき95歳本全集の完成を喜ばれたが、島田翁は惜しくもこの年1月逝去された。なお、黒沢翁も1982年2月逝去された。 岩波書店
昭和63年(1988) 5月10日 《日本近代思想大系》刊行開始―全23巻別巻1。編集委員:加藤周一・遠山茂樹・中村政則・前田愛・松本三之介・丸山真男・安丸良夫・由井正臣。開国から帝国憲法発布にいたる約40年の間に存在したさまざまな可能性から何が選択され、それは後世をどう規定したか。広く民衆意識まで視野に入れて、現代の原点ともいうべき時代の全体像に挑む。膨大な史料を厳選してテーマ別に編成し、懇切な注と解説を付した、初めての本格的史料集成。(1992年4月完結)。 岩波書店
平成元年(1989) 5月18日 《田中正造選集》刊行開始―全7巻。編集:安在邦夫・鹿野政直・小松裕・坂野潤治・由井正臣。1980年8月に完結した《田中正造全集》全19巻別巻1を第一線の研究者が7巻に精選、巻を追って全体を通読できるよう編集(1989年11月完結)。 岩波書店
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