(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

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月日 事項 年表種別
昭和11年(1936) 10月19日 魯迅氏逝去。 岩波書店
昭和12年(1937) 2月 改造社《大魯迅全集》(全7巻)、朝日新聞社《朝日時局読本》(全10巻)刊行開始。 出版界
昭和31年(1956) 5月5日 《魯迅選集》刊行開始―全12巻、別巻1。編集:増田渉・松枝茂夫・竹内好。魯迅の全作品と重要な評論の大部分、日記・書簡の注目すべきものを収め、実質は全集に近く、収録された著作には、本邦初訳のものが少なくない。(1956.11.22完結)。 岩波書店
8月20日 許広平女史来訪―原水禁世界大会に中国代表として来日した許広平女史(魯迅夫人)は、忙中岩波書店を訪問、魯迅歿後20年を記念して刊行中の《魯迅選集》編訳者たちと懇談された。 岩波書店
11月22日 《魯迅選集》全12巻、別巻1完結。(第1回、1956.5.5)。 岩波書店
昭和32年(1957) 4月20日 《麦積山石窟》刊―1956年秋、魯迅20周忌に際して中国に招かれた名取氏が甘粛省麦積山の石窟を訪れ、日本にはまだ紹介されなかったこの石窟の塑像を撮影、その豊富な写真集に和辻哲郎氏の評論と鄭振鐸氏の解説を付したもの。美術史の新資料として注目された。 岩波書店
昭和39年(1964) 2月26日 《魯迅選集 改訂版》刊行開始―全13巻。編集・翻訳:増田渉・松枝茂夫・竹内好。魯迅歿後20年にあたる1956年から、3氏の編集・翻訳になる《魯迅選集》全12巻別巻1を刊行したが、完結後8年を経て、魯迅の思想と文学に対する読者の要望は大きく、それに応えて再刊することとなった。再刊にあたっては、中国で完成された人民文学出版社刊《魯迅選集》所収の新資料・新註のほか、内外の魯迅研究の成果を参照して及ぶ限りの補正を試み、特に第11巻以下に評論及び書簡を多数増補し、全13巻として編成を改めた。毎月2冊刊行。(1964.8.26完結)。 岩波書店
8月26日 《魯迅選集 改訂版》全13巻完結。(第1回、1964.2.26)。 岩波書店
昭和41年(1966) 9月16日 《魯迅選集》全13巻同時刊行―魯迅歿後30年にあたり、1964年2月より刊行した同選集改訂版に、さらに補訂を加え、全13巻を同時に刊行した。 岩波書店
昭和47年(1972) 11月10日 岩波文庫、《魯迅 野草》《魯迅 朝花夕拾》《巴金 家 上・下》《丁玲 霞村にいた時》《趙樹理 李家荘の変遷》《郭沫若 創造十年・続創造十年》《茅盾 腐蝕》復刊。 岩波書店
昭和48年(1973) 3月8日 《魯迅選集》第3次刊行―全13巻同時発売。 岩波書店
昭和55年(1980) 1月10日 《魯迅選集》1964年改訂版第4次刊行―全13巻セット販売。 岩波書店
昭和56年(1981) 9月22日 会長岩波雄二郎、日中文化交流協会代表団の一員として、魯迅生誕100年記念行事に招待され中国を訪問。 岩波書店
昭和58年(1983) 5月27日 《岩波文庫101》発売―若い人々のために、岩波文庫から選りすぐりの古典的作品82点101冊に、新しくカバーをつけて発売した。各冊分売であるが、全冊をセットとして合計定価3万5650円で販売、そのセットには特装読書手帖1冊をそえ、またカバーに印刷されているシール10枚で、特製ブックカバーを進呈した。同時に全書目に解説を付した小冊子《岩波文庫101》(新書判48頁、非売品)を作製、読書指導の手引きとして全国の中・高希望校に贈った。//書目一覧―森鴎外 ウィタ・セクスアリス/夏目漱石 吾輩は猫である全2冊/田山花袋 東京の三十年/島崎藤村 破戒/樋口一葉 にごりえ・たけくらべ/泉鏡花 高野聖・眉かくしの霊/寺田寅彦 随筆集全5冊/志賀直哉 小僧の神様/石川啄木 ROMAZI NIKKI/芥川竜之介 羅生門・鼻・芋粥・偸盗/宮沢賢治 風の又三郎/太宰治 富嶽百景・走れメロス/与田準一編 日本童謡集/伊藤整 近代日本人の発想の諸形式/中原中也 詩集/小堀杏奴 晩年の父/小熊秀雄 詩集/魯迅 評論集/郭沫若 歴史小品/老舎 駱駝祥子/知里幸恵編訳 アイヌ神謡集/ソポクレス オイディプス王/シェイクスピア ヴェニスの商人/スウィフト ガリヴァー旅行記/ブルフィンチ ギリシア・ローマ神話/ラフカディオ・ハーン 怪談/サキ傑作集/オーウェル評論集/マーク・トウェイン 不思議な少年/ビアス いのちの半ばに/オー・ヘンリー傑作選/フーケー 水妖記/ヘルマン・ヘッセ デミアン/シュテファン・ツワイク マリー・アントワネット全2冊/ベルトルト・ブレヒト ガリレイの生涯/モリエール タルチュフ/ラ・フォンテーヌ 寓話全2冊/スタンダール 赤と黒全2冊/デュマ 三銃士全2冊/ジョルジュ・サンド 愛の妖精/ルナアル にんじん/ロマン・ロラン ベートーヴェンの生涯/ゴーゴリ 外套・鼻/ドストエーフスキイ 罪と罰全3冊/トルストイ イワンのばか/ガルシン あかい花/チェーホフ 可愛い女・犬を連れた奥さん/ハイヤームルバイヤート/倉野憲司校注 古事記/芭蕉 おくのほそ道/一茶俳句集/町田嘉章・浅野建二編 日本民謡集/杉田玄白 蘭学事始/巌本善治編 新訂海舟座談/福沢諭吉 新訂福翁自伝/中江兆民 三酔人経綸問答/内村鑑三 後世への最大遺物・デンマルク国の話/大杉栄 自叙伝・日本脱出記/細井和喜蔵 女工哀史/柳田国男 遠野物語・山の人生/和辻哲郎 古寺巡礼/橋本進吉 古代国語の音韻に就いて/日本戦没学生記念会編 きけわだつみのこえ/吉野源三郎 君たちはどう生きるか/金谷治訳注 論語/金子大栄校注 歎異抄/タキトゥス 年代記全2冊/アーネスト・サトウ 一外交官の見た明治維新全2冊/コロンブス航海誌/E.S.モース 大森貝塚/柴田治三郎編訳 モーツァルトの手紙全2冊/プラトン ソクラテスの弁明・クリトン/マルクス・アウレーリウス 自省録/ルソー エミール全3冊/ヒルティ 眠られぬ夜のために全2冊/H.ブラッドリ 英語発達小史/ヴェーゲナー 大陸と海洋の起源全2冊/ポール・ド・クライフ 微生物の狩人全2冊/イェーリング 権利のための闘争/J.S.ミル 自由論/エンゲルス 空想より科学へ/M.ウェーバー 職業としての学問。 岩波書店
昭和61年(1986) 8月22日 《裘沙画集 魯迅の世界》魯迅歿後50年記念刊行。 岩波書店
8月29日 〈絵画で描く《魯迅の世界》展〉のために裘沙氏来日、夫妻で来訪。 岩波書店
昭和62年(1987) 8月10日 《文学》8月号特集〈魯迅再読〉発行。 岩波書店
昭和63年(1988) 11月2日 《カセットできく学芸諸家―岩波文化講演会から―》第2集、井上光貞 古代日本と朝鮮/桑原武夫 世界の中の日本文化/竹内好 魯迅を読む/遠山啓 数学とこれからの社会/中野重治 漱石について/中野好夫 このごろ思うこと/林達夫 三つのドン・ファン/湯川秀樹 世界の構造と変化/吉川幸次郎 江戸儒学私見/我妻栄 夫婦の財産、発行。 岩波書店
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