(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
平成2年(1990) - 【竜門社】渋沢栄一生誕150周年記念会を開催する。 渋沢関係略年譜
- ・年間新刊点数:602 岩波書店
- ・年間重版点数:3736 岩波書店
- *消費税導入による混乱が続く。新価格表示のための業界の経費百数十億円、絶版2万点といわれる。将来、税率が変れば、同じ混乱が生じると危惧される。 出版界
- *即位の儀式・大嘗祭をめぐり、再び憲法論議がさかんであった。(《象徴天皇制の構造》《憲法検証》《憲法と天皇制》ほか) 出版界
- *筒井(康隆)ブーム。〈文学部唯野教授〉(〈文学部唯野教授のサブ・テキスト〉)〈短編小説講義〉〈ロートレック荘事件〉、既刊書の文庫本を含めて話題となる。 出版界
- *東欧情勢・東西ドイツ統一・ゴルバチョフ改革・日米経済構造に関する出版が盛んであった。 出版界
- *集英社刊《ちびまる子ちゃん》(さくらももこ)ブーム。6巻までで計1200万部という。1月にテレビ・アニメ化され人気は増幅した。 出版界
- *出版社のCDブック市場への参入が活発となる。〈Shufunotomo CD Books〉シリーズ('88年発刊。15巻)が先達となり、本年は学習研究社・角川書店・中央公論社・小学館などが、カラヤン・モーツァルト・ベートーベンなど世界の名曲をCDで発売。本年のCD発行は150点に及ぶ。書店ではCDブックコーナーが設けられた。また、CD-ROMを利用した電子出版物(電子ブック)が、ハード(ソニー・データディスクマン〔DD-1〕と共に登場し、《広辞苑》の岩波書店その他《現代用語の基礎知識》(自由国民社)などソフト製作の出版社44社。一方、ICメモリーカードによる電子出版物〈ICブック〉が登場。マルチメディア新時代に入る。 出版界
- ・この年の主な創刊誌 Gainer(光文社)、CADET(講談社)、クロコダイル(KKベストセラーズ)、FIGARO(TBSブリタニカ)、自由時間(マガジンハウス)、しにか(大修館)、Matiere(徳間書店)、Super ASCII(アスキー)、ほんとうの時代(PHP研究所)、わかさ(わかさ出版)、じゃらん(リクルート)、SPLA(婦人生活社)、FORESIGHT(新潮社)、Como(主婦の友社)、チェアマン(小学館)。//休刊 DAY'S JAPAN(講談社)、ソビエトグラフ(ナウカ)、中一時代(旺文社)、アップルパーティ(主婦と生活社)、新譜ジャーナル(自由国民社)。 出版界
- ・年間書籍出版点数:新刊4万576点 出版界
- ・年間書籍推定発行部数:13億9381万冊 出版界
- ・書籍平均定価:新刊2764円 出版界
- ・雑誌(一般市販)点数:3889点 出版界
- ・雑誌推定発行部数:44億9319万冊(月刊誌24億8655万冊、週刊誌20億64万冊) 出版界
- ・雑誌平均定価:365円 出版界
- *イラン北西部で大地震。死者4万人。 内外事情
平成3年(1991) - 【渋沢史料館】特別展「岩倉使節団からの手紙」開催。 渋沢関係略年譜
1月2日 野間宏氏逝去。 岩波書店
1月8日 《世界》2月号特集〈新聞は衰退したか〉発行。 岩波書店
1月9日 米国務長官ベーカー・イラク外相アジズ会談(ジュネーブ)。湾岸戦争回避に失敗。 内外事情
1月9日 日韓首脳会談(ソウル)。10日、海部首相、在日韓国人の指紋押捺制度の2年以内に廃止方針を表明。 内外事情
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