麒麟麦酒(株)『キリンビールの歴史. 新戦後編』(1999.04)

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目次項目 ページ
口絵 巻頭
発刊によせて 取締役社長 佐藤安弘 NP
第一編 創立から七十五年間の歩み p7
序章 前史 p7
第一節 スプリングバレー・ブルワリーの歴史 p7
(一)ウィリアム・コープランドと横浜 p7
(二)文明開化期のビール業開拓者 p9
第二節 ジャパン・ブルワリーの歴史 p12
(一)ジャパン・ブルワリー・カンパニーの設立 p12
(二)明治屋とキリンビール p14
(三)ジャパン・ブルワリーの経営とその変化 p16
(四)ビール業の動向と競争-ビール業者の群生と整理 p18
第一章 麒麟麦酒の設立と発展(一九〇七~一九五〇) p29
第一節 麒麟麦酒の設立 p29
(一)設立の経緯 p29
(二)創立過程 p30
第二節 創立より大震災まで p32
(一)ビール市場の変動と販売競争 p32
創立後の経済環境 p32
ビール市場の動向 p32
(二)生産能力の増強と技術進歩 p34
神崎工場の計画と建設 p34
製麦工場の建設 p36
仙台工場の発足 p38
第三節 関東大震災後の再建過程 p40
(一)被害の規模と再建 p40
震災の被害 p40
横浜新工場の建設 p41
清涼飲料部門への参入 p42
新しい製麦工場 p43
製壜工場の操業開始 p43
(二)販売体制の再編 p43
供給過剰局面へ p43
明治屋との一手販売契約の解消 p44
販売協定の努力 p45
(三)再建から戦時期に入るまで(一九二四~一九三四) p46
業界の市況変化と回復 p46
当社のシェアの動き p47
海外生産への進出 p48
当社の業績 p49
第四節 戦時期の麒麟麦酒(一九三五~一九四五) p49
(一)生産の拡大と原料の確保 p49
広島工場の建設 p49
原料の自給体制 p50
(二)戦時下の経営 p50
生産制限と増税 p50
海外事業 p51
戦争の影響 p53
戦争中の当社首脳陣 p54
第五節 終戦直後の麒麟麦酒(一九四五・八~一九五〇・十二) p54
(一)占領政策下の経営 p54
海外資産喪失と戦時補償打切り p54
生産の再開と生産制限 p55
株主の変化 p56
(二)競争構造の変化 p57
集中排除法の施行 p57
新しい競争環境の出現 p58
第二章 高度成長期の能力拡充(一九五一~一九六七) p65
第一節 一九五四年までの積極政策 p65
設備投資と技術進歩 p65
販売方針の積極化 p66
首脳陣の交代とトップマネジメント p68
労使関係 p69
第二節 急速な拡張(一九五四~一九五八) p70
シェアの伸び p70
工場建設と設備増強 p71
割当出荷問題 p72
本店機構の整備 p73
労使関係の変化 p74
創立五十周年 p75
第三節 高度成長の中で(一九五九~一九六二) p75
相次ぐ工場建設 p75
工場建設と資金調達 p77
販売努力の推移 p79
管理機構の充実 p80
磯野会長の引退 p81
第四節 販売競争の激化に直面して(一九六三~一九六七) p81
競争の構造 p81
工場の新設 p82
原料自給体制 p83
激烈化する販売競争 p85
販売正常化 p86
総合研究所の完成 p86
トップマネジメントの変化 p87
三菱グループへの参加 p88
創立六十周年記念行事 p88
第三章 寡占問題と低成長経済への対応(一九六八~一九八二) p93
第一節 シェア六〇%を超えた麒麟麦酒(一九六八~一九七三) p93
新しい問題提起 p93
生産能力の持続的拡充 p94
販売活動の強化 p95
物流体制の改善 p97
チクロショック p98
破壜問題 p99
トップマネジメントの交代 p99
第二節 キリン・シーグラムの設立と多角的事業展開 p100
第三の事業分野の模索 p100
シーグラムとの共同調査と交渉 p102
シーグラムとの交渉成立 p102
キリン・シーグラムの設立 p103
ロバートブラウンの発売 p104
第三節 オイルショックを超えて(一九七四~一九七八) p104
新しい経営環境 p104
ビールの生産能力の拡充 p106
原料供給事情の変化 p107
多角的事業展開 p108
マーケティングの新方策 p109
研究開発体制の拡充 p111
トップマネジメント p112
第四節 新しい方向を探る麒麟麦酒(一九七九~一九八二) p113
ビール工場への設備投資 p113
ビール製造面の努力 p113
多角的事業展開の広がり p114
マーケティング部の新設 p116
物流のシステム化の進展 p117
トップマネジメント p117
創立七十五周年 p118
第二編 最近十五年の歩み p127
第一章 第二次多角化の始動(一九八三~一九八七) p127
第一節 ビール専業型経営からの脱皮をめざして p127
一、長期経営ビジョンの実現に向けて p127
成熟社会の到来 p127
長期経営ビジョンの策定 p128
CIの導入 p129
二、経営体制の変革 p130
本山社長の就任 p130
組織の抜本的改革 p131
技術開発型事業の推進 p132
第二節 他社生ビール攻勢と販売基盤の強化 p136
一、びん詰め生ビールへの参入 p136
生ビールをめぐる攻防 p136
シェア維持向上戦略 p137
缶<生>発売 p138
びん<生>発売 p139
二、容器戦争から中味多様化へ p140
容器戦争と当社の対応 p140
ビール価格の改定とチューハイブーム p141
中味多様化へ p142
三、新販売体制での戦略的営業展開 p143
地域戦略の導入 p143
新販売組織のスタートと営業拠点の増設 p144
販売情報システムの構築による酒販店と特約店支援策 p144
四、海外ブランドビールの発売 p145
ハイネケン社との提携 p145
第三節 効率化を図るビール製造・物流部門 p147
一、コンピュータ化の推進と新技術の導入 p147
省力化によるコストダウン p147
シリンドロコニカルタンクの導入 p148
FA化の推進 p149
NBPS p149
技術研修体系の構築 p150
テクニカルセンターの設置 p151
二、生産設備の新設と再編 p152
新仙台工場の完成 p152
千歳にビール工場完成 p153
尼崎工場のスクラップ・アンド・ビルド p154
製麦体制の再編 p155
三、物流の合理化・近代化 p156
物流コスト増加への対応 p156
トラック輸送への転換 p158
四、原料政策の変遷 p158
ビール大麦 p159
ホップ p160
輸入麦芽・ホップ p161
第四節 国際化の積極的推進 p163
キリンUSA社の設立 p163
モルソン社との提携 p163
ヨーロッパでの拠点開設 p164
アジア地域・中国への進出 p165
第五節 清涼飲料・食品部門の展開 p166
一、清涼飲料部門の黒字化 p166
黒字転換への施策 p166
黒字基調へ p168
開発体制の整備と相次ぐ新商品のヒット p169
午後の紅茶の発売 p170
海外での展開 p171
二、食品事業への取組み p173
乳製品事業の変化と新事業の探索 p173
事業の方向性確認 p174
第六節 多角化事業の基盤形成 p175
一、医薬品研究開発の基盤形成 p175
医薬事業への進出 p175
EPOを開発テーマに設定 p176
キリン・アムジェン社の設立 p177
エスポーの開発 p178
グランの開発 p179
二、アグリバイオ事業への取組み p181
国内種苗会社との共同研究 p181
原料研究所の開設と研究活動の推移 p182
三、酵母事業の芽生え p184
事業化への模索 p184
四、エンジニアリング分野の事業開発 p185
エンジニアリング事業への取組み p185
検査機分野の事業展開 p186
五、サービス分野の展開 p187
外食事業の積極化 p187
健康産業への進出 p189
「横浜アリーナ」の建設運営 p189
多様なサービス分野へ進出 p190
第七節 財務その他 p191
一、経理・財務政策 p191
多様化する資金調達 p191
工場・支社会計業務の効率化 p192
二、社員福祉の充実 p193
三、周年記念事業の実施 p194
創立八十周年記念行事 p194
キリンブランド百周年事業 p194
第二章 ビール事業の再構築を課題に(一九八八~一九九一) p201
第一節 変革へのシナリオ p201
一、長期経営構想の構築 p201
企業理念の再構築と長期経営構想の策定 p201
注記経営計画の策定 p203
二、組織の活性化と情報ネットワークの進展 p204
新人事制度 p204
人材交流の促進 p205
利益管理システムの導入 p206
情報システムの開発と多面的活用 p207
業務改善への取組み p208
第二節 フルライン戦略の展開と一番搾りの登場 p209
一、ドライ戦争とその対応 p209
スーパードライの発売 p209
シェアの急落 p210
ドライ戦争へ p210
ビール価格の変動 p212
二、フルライン戦略のスタート p213
商品開発体制の強化 p213
「キリンラガービール」への名称変更と活性化策 p214
相次ぐ新商品の投入 p215
三、「一番搾り」の登場 p218
大型定番商品の開発を課題に p218
「キリン一番搾り」の登場 p219
フルライン戦略の広がり p220
四、地域戦略の強化 p221
売り方の変革 p221
広告宣伝活動 p222
第三節 製造・物流体制の変革 p223
一、多品種化・多液種化に伴う課題への対応 p223
製造部門の対応 p223
需給・物流情報システムの構築 p224
二、市場動向に対応する新しい製造体制 p226
FITシステム実現への動き p226
横浜工場のリニューアル p227
京都工場ミニブルワリー誕生 p230
自製部門の縮小・廃止 p230
第四節 海外ビール事業の進展 p233
一番搾りの拡販 p233
香港サンミゲル社との提携 p234
キリンヨーロッパ社の設立 p235
第五節 飲料部門の独立 p235
一、新商品投入による飲料部門の好調 p235
新商品の発売相次ぐ p235
トロピカーナ社との提携 p236
二、キリンビバレッジ社の発足 p237
清涼飲料事業の分離・統合 p237
食品事業部の設置と廃止 p239
第六節 医薬事業の成長と多角化部門の進展 p240
一、医薬事業の本格化 p240
研究体制の整備 p240
製薬工場の建設 p240
「エスポー」「グラン」の販売開始 p242
海外における事業展開 p242
二、アグリバイオ事業のネットワークづくり p243
アグリバイオ事業部の発足 p243
合弁会社の設立と資本参加・買収 p244
商品開発・販売の活発化 p245
三、酵母事業開発の本格化 p246
RNA工場ブラジルで稼働 p246
四、エンジニアリング事業への進出 p248
キリンエンジニアリング社の設立 p248
台湾キリンエンジニアリング社の設立と発展 p249
五、外食事業の展開 p250
第七節 経理・財務政策 p251
新株の発行 p251
海外市場への上場 p252
第三章 企業構造の変革をめざして(一九九二~一九九四) p259
第一節 転換期の経営 p259
一、グループ経営体制の構築 p259
平成不況の到来 p259
真鍋社長の就任 p260
グループ経営システムの導入 p261
「小さな本社」を志向 p262
二、商法違反事件の発生と経営の刷新 p262
商法違反事件の発生 p262
経営刷新委員会の活動 p263
経営理念・経営指針の再構築 p264
三、新長期経営構想の策定 p265
新長期経営構想 p265
第二節 激変する事業環境とビール事業 p268
一、変貌を迫られるビール業界 p268
日米構造協議と規制緩和 p268
独占禁止法の運用強化と新業態の成長 p269
価格破壊と競争の激化 p270
二、二大定番を核としたフルライン戦略の展開 p272
フルライン戦略の質的転換 p272
一番搾りの強化とラガーの再活性化策 p273
新しい切り口商品の育成 p274
三、流通対策の強化と販売活動 p276
成長業態への対応 p276
悪化する特約店経営 p277
当社の特約店強化策 p277
酒販店支援 p278
ワイン部門 p279
四、アンハイザー・ブッシュ社との提携 p280
バドワイザー・ジャパンの設立 p280
第三節 コスト削減を進めるビール製造・物流部門 p282
一、生産設備の再編 p282
北陸工場完成 p282
標準化と合理化による工場リニューアル構想 p284
名古屋工場リニューアル p285
樽詰め・缶ラインの増強 p286
二、容器、資材の開発と導入 p287
缶容器のコストダウン p287
ステイオンタブの導入 p288
軽量びんの開発 p289
工場の環境際策設備 p290
三、物流体制の新鋭化 p291
物流拠点の完成相次ぐ p291
戦略的物流システムの稼働 p291
第四節 海外ビール事業の新展開 p293
販売体制の整備 p293
チャールズ・ウェルズ社との提携 p293
第五節 研究開発の進展と医薬・アグリバイオ・酵母事業 p294
一、先端技術開発の推進 p294
基盤技術研究所の完成 p294
技術情報の基盤整備 p296
知的財産権管理への体制整備 p297
二、自立化が進む医薬事業 p298
エスポー、グランの適応症拡大 p298
エスポー原薬棟の増強 p299
TPOの共同開発 p300
三、ネットワーク拡大を進めるアグリバイオ事業 p301
資本参加と買収の推進 p301
新分野商品の開発 p302
四、酵母事業の開発活動強化 p304
事業収益の向上 p304
新分野商品の開発 p304
第六節 エンジニアリング・外食・サービス部門 p305
一、エンジニアリング事業の見直し p305
二、自立化を強める外食グループ p306
三、不動産分野の事業展開 p308
第七節 環境問題への取組みと社会貢献活動 p309
一、環境問題への取組み p310
社会環境部の発足 p310
環境保全システムの構築 p310
再資源化活動 p311
アルコール問題への対応 p313
危機管理システムの構築 p314
二、社会貢献活動の充実 p314
社会貢献室の設置 p314
芸術文化・国際交流・健康分野における活動 p315
キリンプラザ大阪の活動 p315
ボランティア活動の支援 p316
阪神・淡路大震災被災地への支援 p316
三、ダイレクトコミュニケーションの諸施策 p317
開かれた工場への取組み p317
スポーツへの協賛 p319
第八節 財務・その他 p320
一、経理・財務政策 p320
社内資本金制度の導入 p320
決算の迅速化 p320
二、労働条件の変更 p321
第四章 構造改革による発展への布石(一九九五~一九九七) p333
第一節 構造改革の推進と挑戦の経営 p333
一、厳しさ増す経営環境 p333
長引く景気の低迷 p333
第四次中期計画のスタート p334
新川本社の完成 p334
文書管理95システムの導入 p335
二、微生物混入事故の発生と対応 p336
微生物混入事故の発生 p336
全社的改善策の実施 p337
品質保証部の設置とグループ品質保証の基本方針策定 p338
三、経営体制の変革 p339
佐藤社長の就任 p339
経営組織の改革 p339
人事制度の改定 p341
抜本的なコスト削減へ p342
第二節 新世紀へ助走するビール事業 p343
一、ラガーの生ビール化 p343
熾烈化するラガー対スーパードライの販売競争 p343
ラガーリニューアルへの課題 p343
生ビール化によるラガーのリニューアルへ p344
積極的な販促活動の展開 p345
ラガー、トップブランドの座を奪われる p346
二、多様化する商品開発と販売活動 p347
多様化する商品開発軸 p347
商品開発研究所の発足 p348
料飲市場への取組み強化 p348
三、「お客様本位」の徹底へ p350
ビール事業「二〇〇〇年ビジョン」の策定 p350
支社経営制度への転換 p351
首都圏営業本部の新設 p352
四、合理的な供給体制と生産性向上への取組み p353
尼崎工場の閉鎖とその経緯 p353
神戸工場の完成 p354
物流体制合理化の推進 p356
五、本格化する海外ビール事業 p357
組織の改編 p537
拡大を続ける中国市場と拠点の開設 p358
キリンブリュワリー・オブ・アメリカ社の設立 p359
第三節 自立を進める多角化部門 p361
一、製販一貫体制を構築する医薬事業 p361
自社販売体制の構築へ p361
自販の開始 p362
中国への進出 p363
新薬研究開発の加速化 p364
研究機能の整備 p366
二、重要事業分野における事業体の構築と拡大-アグリバイオ事業 p367
資本参加と買収の推進 p367
技術開発力の強化 p368
三、酵母事業開発部の事業展開 p369
資本参加の推進 p369
商品開発 p370
四、サービス事業の動向 p371
黒字化への努力 p371
第四節 新しい企業像を求めて-ニュー・キリン・ビジョン21 p372
九十周年を迎える p372
第五次中期経営計画を「ニュー・キリン・ビジョン21」として発表 p373
ニュー・キリン・ビジョン21 p373
索引 p377
主な参考文献 p385
あとがき p386
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