本州製紙(株)『本州製紙社史 : 48年の軌跡』(1999.04)

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目次項目 ページ
発刊にあたって 王子製紙株式会社 代表取締役会長 大坪孝雄 NP
〈本史〉 p2
第I部 本州製紙の誕生(昭和20年代) p2
〈昭和20年代の動き〉 p2
1 旧王子製紙3分割による新たな旅立ち p6
1. 旧王子3分割へ p6
2. 発足時の本州製紙は p7
3. 発足時の販売代理店 p10
4. 労使関係も新たなスタート p10
2 三白景気と活発な設備投資 p13
1. SP自給体制の整備を急ぐ p13
2. 紙パ、三白景気を迎える p13
3. 第1次設備拡張工事に取り組む p14
4. さらに第2次設備拡張工事を p16
5. 好調に推移した特殊紙 p19
6. QCの導入とデミング賞受賞 p19
3 業績悪化、ついに経営陣の交代へ p21
1. 「原料高の製品安」による業績悪化 p21
2. 経営陣交代、木下又三郎社長登場 p21
第II部 経営再建の本命、社運を賭けた釧路工事建設(昭和30年代) p24
〈昭和30年代の動き〉 p24
1 まず内地工場の応急対策を p28
1. 臨時総合企画室 p28
2. 第1次合理化対策 p28
3. 第2次合理化対策 p29
4. ピジョンコートの発売 p31
2 釧路工場建設と長網Kライナーの生産 p32
1. 成長期前夜の段ボール原紙 p32
2. 社運を賭けた段ボール原紙への進出 p34
3. 原野の釧路工場建設 p34
4. 平坦でなかった新製品長網Kライナーの販売 p37
3 釧路3号マシンの稼動とセミ中芯の生産 p40
1. セミ中芯の開発と北見パルプでのパイロット生産 p40
2. 順調だった中芯3号マシンの建設 p40
3. 品質が立証された本州セミ中芯の北米輸出 p43
4 段ボール原紙の拡販と釧路2号マシンの稼動 p44
1. 拡大する段ボール需要と原紙業界の動き p44
2. 第3期Kライナー2号マシン増設計画のスタート p44
3. 2号マシンの建設のあらまし p46
4. 販売先段ボールメーカーの経営不振と苦心の対応 p48
5 針葉樹から広葉樹へ―釧路計画の原動力、北海道山林部― p50
1. 国産針葉樹アカマツ集荷全盛時代 p50
2. 広葉樹集荷に活躍した北海道山林部 p53
6 富士工場の体質転換 p56
1. SP、GPの自製断念、パルプは購入パルプと古紙パルプに p56
2. 7号マシンのコート白ボールへの転換 p57
7 多岐にわたる特殊紙の事業展開 p60
1. 全社的特殊紙対策の立案 p60
2. 岩渕、複写紙の伸長とライスマシンの新設 p60
3. コンデンサ紙の増産 p61
4. MPの成長 p62
5. グラシン紙の消長 p63
6. 特殊紙加工の推進 p64
8 中津工場の体質転換始まる p65
1. 不採算抄物の撤退 p65
2. 特殊紙、紙加工への転換進む p66
9 労使関係悪化の一途をたどる p68
1. 労使対立が激化 p68
2. 合理化交渉相次ぐ p69
3. ストライキが多発 p70
4. 内地工場完操交渉も難航 p70
5. 協約交渉も暗礁に乗り上げ無協約へ p71
第III部 高度成長期の紙の生産拡大と加工事業の展開(昭和40年代) p74
〈昭和40年代の動き〉 p74
1 原料消費の増加と海外事業の新しい展開 p79
1. 外材チップの輸入と釧路工場の増設・原料転換 p79
2. JANTの設立と海外造林による資源再生 p81
3. 山林部関連会社の概要 p85
4. CFIを中心とする海外パルプ戦略 p86
5. ES事業など海外事業の展開状況 p91
2 青果物用需要と特殊ライナー・白ライナーの開発 p92
1. 農産物包装の段ボール化推進 p92
2. 機能性の高い特殊ライナーの開発 p93
3. 全購連(当時・全国購買農業協同組合連合会)との開発推進 p95
4. 日園連(日本園芸農業協同組合連合会)との開発推進 p96
3 段ボール原紙の設備拡張競争と釧路4号マシン稼動 p99
1. 需要拡大と各社の増設ラッシュ p99
2. 販売の方向づけ p100
3. 段ボールメーカーへの経営参加 p101
4. 釧路LK4(4号マシン)建設計画のスタート p103
5. オイルショックの発生 p106
6. 釧路工場誘致条例の係争 p106
7. 段ボール原紙グループの拡大 p107
4 段ボールグループ会社設立と全国展開への前進 p110
1. 段ボール加工部門の中期計画―拡大とグループ化 p110
2. キーポイントになった別会社方式による拠点工場の建設 p110
5 白板紙需要の拡大と新マシンの増設 p115
1. 待望の江戸川5号マシンの新設 p115
2. 加工原紙の富士B-2号マシンの増設 p118
3. 第1次オイルショック需要減退と特約店制度の発足 p118
6 紙器・加工事業への進出とその展開 p120
1. 富士で板紙加工、別会社方式で紙器がスタート p120
2. 板紙加工は「ネオサンド」が柱となり順調に拡大 p122
3. 紙器事業を直営で本格展開 p123
4. E段事業の開始 p124
5. 事業グループ化戦略の展開 p125
7 洋紙部門生産体制の変化 p128
1. 富士6号マシンによる微塗工紙開発と8号マシンの新設 p128
2. 江戸川1・2号マシンの停止と原料転換 p130
8 電気材料部門の急拡大と特殊紙加工の拡充 p133
1. 電気材料部門拡大の動き p133
2. 特殊紙加工の拡充 p137
9 特殊紙での新たな展開を図る岩渕 p141
1. 特殊紙マシンの相次ぐ建設と淀川抄物の移抄 p141
2. 加工部門への進出 p142
10 フィルム事業への進出と淀川工場の閉鎖 p145
1. フィルム事業への進出 p145
2. 淀川工場閉鎖 p148
11 ネオフィルター、パルプ不織布技術の開発・事業化 p152
1. ネオフィルターの誕生 p152
2. AFPほかパルプ加工事業の推移 p154
3. パルプ不織布の用途開発、「リードペーパータオル」の販売 p155
4. 紙おしぼりの販売 p157
5. 紙おむつの販売 p157
6. パルプ不織布の技術および原反輸出、TDSの開発 p159
7. ティッシュペーパーとホクシーとのかかわり p160
12 労使関係安定に向かう p162
1. 生産協力協定の成立 p162
2. 組合民主化の動き p163
3. 組合民主化成る p164
4. 新労働協約の締結 p165
5. 労働条件・諸制度の改善も進む p166
6. 組合、紙パ労連を脱退 p166
13 職場サークルの成長 p170
1. 自主的サークルの発生 p170
2. 中津工場のQCサークル p170
3. QCサークルの全社への波及、デミング賞再審査 p171
4. 釧路工場の職場サークルと全社への波及 p172
第IV部 低成長・構造変化への対応に苦闘(昭和50年代) p176
〈昭和50年代の動き〉 p176
1 滋賀工場発足とフィルム事業の展開 p180
1. 滋賀工場の発足 p180
2. HOPの開発と技術輸出 p182
3. OPP・EPP・SFの基礎固めと品質確立 p184
2 段ボール原紙の需給アンバランスと釧路工場の構造転換 p186
1 深刻な需給アンバランス p186
2 中芯3号マシンの転換と古紙利用の強化 p188
3. Kライナー1・2号マシンの転換とコストダウンへの挑戦 p189
4. 段ボール原紙輸出とその効果 p192
5. 巻取専用船による物流対策と京葉紙埠頭 p193
3 段ボール原紙の構造改善事業による設備削減と不況対策 p196
1. 長期生産カルテルと構造改善事業の推進 p196
2. カルテルと自主処理の組み合わせ p198
4 段ボール加工の10社合併と本州・福岡・東信の3社合併 p200
1. 前例のない10社合併による本州ダンボール工業の誕生 p200
2. 本州・福岡・東信の3社合併と段ボール事業部の誕生 p203
5 釧路工場の洋紙転換による中質紙、微塗工紙の充実 p208
1. 第1期洋紙転換と富士との抄物調整 p208
2. さらに第2期洋紙転換に取り組む p212
3. 微塗工紙の本格生産 p214
4. 第3期洋紙転換により体質改善終わる p216
6 特殊紙、情報記録紙を充実させる岩渕 p218
1. 特殊紙主力工場としての岩渕 p218
2. 乗車券用紙の開発と磁気記録紙の多様化 p219
3. 感熱紙の開発とN-1コーターの建設 p220
7 電気材料のプラスチックフィルム化によるコンデンサ紙・MPの衰退 p222
1. コンデンサ紙・MPの衰退決定的になる p222
2. 中津のコンデンサ紙撤退、熊野2号マシン停止 p222
3. MF化さらに進む p223
4. TBは収益部門となる p224
8 白板紙の品質改善とデリバリー強化による拡販 p225
1. 江戸川5号マシンの改善とカッター増設 p225
2. 富士白板紙マシンの改造工事と加工原紙の増加 p226
3. 富士地区の関連会社 p226
9 紙器事業、包装システム・紙容器の積極展開を図る p228
1. オイルショック後の省包装の動き p228
2. 包装システム事業への取り組み p228
3. 紙容器事業の展開 p231
4. オフセット印刷機更新とフレキソ印刷機設置 p232
10 古紙の高度利用とDIP生産の拡大 p233
1. DIPの最先端をゆく富士工場 p233
2. 難処理古紙技術の江戸川工場 p236
3. 大量使用の釧路工場 p237
4. 増加する古紙使用量の確保 p237
5. 拡大の流れ p240
第V部 事業の体質改善が進み、経営安定化へ(昭和60年代以降) p244
〈昭和60年代以降の動き〉 p244
1 段ボール原紙メーカーのグループ化 p249
1. 原紙各社に対する経営参加 p249
2 九州、北海道地区のリストラと安定体制の確立 p258
1. 本州製紙と本州ダンボール工業の合併 p258
2. 福岡工場閉鎖と大分工場への抄紙機移転 p260
3. 北陽製紙のリストラ p263
4. 釧路工場段ボール原紙の体質強化 p266
3 強化された段ボール事業 p269
1. 関東圏、関西圏の競争力強化 p269
2. 全国ロケーションの充実 p272
3. さらなる前進のために p272
4 白板紙の再構築 p273
1. 富士工場の体質強化 p273
2. 三興製紙との相互委託協力 p276
3. 福岡から大分への5号マシン移設 p277
4. 白板紙輸出とその効果 p277
5 富士洋紙部門の再構築とその後の釧路洋紙部門 p279
1. 画期的な古紙高度利用を図った富士N-1マシン p279
2. コストダウンと安定化が進んだ釧路洋紙部門 p283
6 都会地工場として生き残りを目指す江戸川 p285
1. 都会地工場としての生き残り p285
2. ユーザーに近接した工場 p285
3. 環境規制への対応 p286
4. 古紙の活用 p287
7 態勢が固まった特殊紙・フィルム部門 p288
1. 事業の5本柱が固まった中津工場 p288
2. 中津工場に所属し、活路を模索する熊野事業所 p292
3. 特殊紙・軽量印刷紙・情報記録紙が主力となった岩渕 p293
4. EPP・SFマシンを新設し、OPP・加工との4本柱になった滋賀 p296
5. 電気材料部門の「ISO9001」取得 p298
6. 電気材料の流通 p298
8 厳しい環境下にある紙器・加工事業 p299
1. バブル景気以後の紙器・加工事業の動き p299
2. 紙器事業の再構築 p301
3. 課題を抱える紙器・加工事業 p301
9 不織布事業の発展と態勢整備 p303
1. キノクロス、TDSの設備増強 p303
2. 紙おしぼり事業の再構築 p304
3. 苦戦の紙おむつ事業 p305
10 企業合併への労使の対応と労働条件・諸制度の整備 p306
1. 企業合併へ迅速に対応 p306
2. 時短、定年延長などへの取り組み p306
第VI部 研究開発・管理部門等の動き(昭和20年代~平成8年) p310
1 研究開発および薬品・機械事業の流れ p310
1. 研究開発の流れ p310
2. 名古屋化学事業所の変遷 p314
3. 機械事業部の流れ p315
2 経理財務の流れ p317
1. 経理・管理制度の変遷 p317
2. 資金の調達と財務体質の改善 p321
3 コンピューターシステムの導入とその発展 p323
1. 初期のシステムとその拡張 p323
2. システムの本格的活用時代へ p324
3. パーソナルコンピューターの登場と進展 p326
第VII部 新王子製紙との合併、世界企業へ p330
1 合併の目指すもの p330
1. 合併の経緯と意義について p330
2. 合併前の両社の企業概況 p334
〈資料編〉 p338
1. 歴代社長 p338
2. 本社・工場 p340
3. 主要製品 p346
4. 歴代役員任期一覧 p350
5. 資本金の推移 p356
6. 従業員数の推移 p357
7. 売上高・当期利益の推移 p358
8. 品種別売上高・構成比の推移 p360
9. 紙・板紙生産高、シェアの推移 p362
10. 紙品種別生産高・構成比の推移 p364
11. 板紙品種別生産高・構成比の推移 p366
12. 品種別古紙使用量・構成比の推移 p368
13. 事業のネットワーク p369
14. 主要製品・加工設備 p370
15. 工場・事業所の沿革 p374
16. 段ボール事業部の沿革 p376
17. 主要関係会社の沿革 p378
18. 主要関係会社の概要 p380
年表 p385
主要参考文献 p405
編集後記 p407
〈コラム〉 NP
本州製紙発足の思い出 栖原亮 p12
「大楽毛」賛歌 p39
白板紙販売担当のころ 水谷英男 p59
JANT創成期を回顧しその将来を思う 石浜昭三 p84
CFIの思い出 古川孝 p90
「破れない紙と函」から「潰れない紙と函」へ 高橋礼久 p98
「昼の本州、夜の十条」 田原尚 p109
加工製品課の誕生 鈴木正博 p127
本州製紙マーケッティングの歴史 矢野端 p132
プラスチックへの道 小寺五郎 p151
「生産協力協定」の思い出 岩沢慶二 p168
淀川工場移転問題 奥原武夫 p169
QCサークルの歌 p173
「紙器から段ボール原紙へ」 今村忠哉 p256
体質転換の曲り角で 米沢義信 p268
本州製紙・新王子製紙合併まで 大坪孝雄 p335
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