(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和40年(1965) - 【竜門社】渋沢栄一伝記資料刊行会、『渋沢栄一伝記資料』第58巻を刊行、解散。引き続き竜門社が刊行する別巻10巻の編集を開始する。 渋沢関係略年譜
9月26日 第1回谷崎潤一郎賞=小島信夫《抱擁家族》。 出版界
9月27日 〈岩波の文化講演会〉を長野で開催、続いて11月17日には東京で、11月22日には京都で開催。 岩波書店
10月1日 第10回国勢調査実施、総人口9827万4961人。(東京都1086万9244人)。 内外事情
10月1日 インドネシアで容共派のクーデター失敗(9.30事件)。3日、共産党員(300万)の大量逮捕と虐殺(最低15万人)始まる。(スカルノ大統領のナサコム体制崩壊)。 内外事情
10月10日 《文学》10月号特集〈日本文学の形式と漢学―その一〉発行。(1966.3.10〈その二〉発行)。 岩波書店
10月10日 教科書検定訴訟を支援する全国連絡会の創立総会が東京私学会館で開かれる。 出版界
10月15日 社員定例旅行―安房鴨川へ、参加者161人。 岩波書店
10月18日 中央公論社、創業80周年記念祝賀会と第1回谷崎潤一郎賞授賞式(東京・ホテルオークラ)を開催。また《中央公論社の八十年》《婦人公論の五十年》を刊行。 出版界
10月19日 首相、閣議で物価総合委員会設置を指示。この年、消費者物価7.4%上昇(過去10年の最高)、物価問題深刻化。 内外事情
10月20日 《岩波ロシヤ語辞典 増訂版》刊―八杉貞利著。八杉氏は1935年10月、《露和辞典》を刊行され、さらにこれを大幅に改訂した《岩波ロシヤ語辞典》を1960年4月に完成された。今回の増訂版は、その後ソ連で刊行された各種辞典の成果を吸収し、本文の改訂はもとより、あらたに一般語・科学技術用語・宇宙関係用語・略語など約5000を増補して一層の充実をはかった。 岩波書店
10月20日 岩波新書の定価をマークで表示―前年9月、1冊150円の統一定価としたが、この日以後刊行の新刊・重版は〓[マーク](燭台)のマークをもって定価表示とすることにした。 岩波書店
10月20日 日本出版物小売業組合全国連合会、国際小売全連(本部・オランダ、世界20ヵ国・2万5000名の会員)に加盟を決定。 出版界
10月21日 日韓条約批准阻止で10万人国会請願デモ。11月9日、社共両党共催、条約粉砕統一集会、41都道府県、329ヵ所で開催。 内外事情
10月21日 朝永振一郎、ノーベル物理学賞を受賞。 内外事情
11月3日 松田権六《うるしの話》(岩波新書)、畑中武夫《宇宙空間への道》(岩波新書)、第19回毎日出版文化賞受賞。 岩波書店
11月3日 熊谷尚夫《経済政策原理》、第8回日経経済図書文化賞受賞。 岩波書店
11月8日 北海道出版物小売業組合の運賃・荷造費小売負担全廃運動促進代表団(団長大橋重太郎、15名)が上京、大取次会社・主要版元・日本出版物小売業組合全国連合会本部を訪れ、全廃を強く訴える(~9日)。 出版界
11月9日 衆議院本会議開会、自社両党の動議応酬で11日まで徹夜国会。12日未明、議長発議(前例なし)で日韓条約を議題とし、可決。12月11日、参議院で可決、成立。18日、ソウルで批准書交換、発効。両国大使館開設。 内外事情
11月10日 平凡出版、創業20周年を記念し、平凡まつり(東京宝塚劇場)を開催。また《読者とともに20年》を刊行。 出版界
11月10日 日本原子力発電東海発電所、初の営業用原子力発電に成功。(1966.8.8本格的発電開始。11万kW)。 内外事情
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