(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和59年(1984) - 【竜門社】「渋沢・クローデル賞」の共催に参加する。 渋沢関係略年譜
2月9日 ソ連共産党書記長アンドロポフ歿。13日、後任にチェルネンコ就任。 内外事情
2月10日 単行本15冊を一括して復刊・重版。 岩波書店
2月12日 植村直己、北米マッキンリー初の冬期単独登頂に成功(のち行方不明)。 内外事情
2月16日 イラン・イラク戦争、都市攻撃激化。3月7日、赤十字国際委員会、イラク軍が化学兵器を使用したと断定、非難。 内外事情
2月24日 岩波講座《基本法学》全8巻完結。(第1回、1983.5.19)。 岩波書店
2月25日 ほるぷと提携、《特装版野上弥生子全集》ならびに《特装版南原繁著作集》発売―ほるぷの申入れに応じ、それぞれ、著者・著作権者の許諾を得た上で特装版とし、《特装版野上弥生子全集》は月報合本を加えた全27冊、セット価格10万2600円、《特装版南原繁著作集》は《回想の南原繁》を加えた全11冊、セット価格4万1800円で販売を行うこととした。 岩波書店
2月28日 《内村鑑三全集》全40巻完結。(第1回、1980.10.24)。 岩波書店
2月28日 社会党大会、自衛隊の現実の存在を認知(違憲・合法論で激論)。 内外事情
2月29日 大沢商会、会社更生法の適用を申請(負債1100億)。 内外事情
3月1日 栗田・板東事務所(栗田明子・板東悠美子)、発展的に解散し、株式会社日本著作権輸出センターを設立。 出版界
3月2日 ニカラグアの反政府ゲリラ、主要港を機雷封鎖したと発表。(米CIA、支援)。 内外事情
3月9日 大蔵省在外財産調査会編《日本人の海外活動に関する歴史的調査》の復刻出版を進めていた竜渓書舎に対し、国は出版差し止めなどを求める訴訟を起こしていたが、最高裁第二小法廷は、国の文書でも学術的価値の高いものは著作権保護の対象となり、国に著作権があると国側の主張を認める判決を出す。 出版界
3月11日 久保田博二《桂林夢幻》、ライプチヒにおける〈世界で最も美しい本〉コンクールで銀賞受賞。 岩波書店
3月12日 高松地裁、財田川事件の再審で死刑囚谷口繁義に無罪を判決(確定)。 内外事情
3月13日 報徳会宇都宮精神病院での違法診療、患者への暴行が表面化。29日、看護助手ら5人逮捕。 内外事情
3月15日 岩波講座《精神の科学》全10巻別巻1完結。(第1回、1983.4.15)。 岩波書店
3月16日 少女雑誌などの性情報には行き過ぎた表現があると、自由民主党が有害図書規制を目的とする少年の健全な育成を阻害する図書類の販売等の規制に関する法律(仮称)案要綱試案(2月28日発表)の制定をはかろうとする動きがある中で、3月16日、出版倫理協議会は文書〈出版の自由の危機に際して出版社各位に訴えます〉を各社と関係団体に送付。また関係官庁・各政党に対して〈言論・出版の自由を尊重し、図書規制の立法をされないよう要望いたします〉との要望書を提出。さらに3月17日、布川角左衛門議長が中西一郎総理府総務長官らと会見、中央立法化は問題、との見解を表明。また3月19日、各政党の政策担当代表者に要望書を提出するとともに関係団体・報道機関に理解と協力を求める文書を送付。3月22日、日本書店組合連合会は、〈青少年健全育成の見地から販売面での配慮のお願い〉というアピールを採択、全組合員に送付。 出版界
3月18日 江崎グリコ社長、自宅から誘拐される。19日、犯人10億円を要求。21日、社長脱出。5月10日、大手スーパー、犯人の〈製品に毒入り宣言〉で同社商品の販売中止。 内外事情
3月19日 《岩波クラシックス》全60冊完結。(第1冊、1982.6.22)。 岩波書店
3月21日 中村進(日本実業出版社創業者・社長、1913.5.7―)歿。 出版界
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