(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和51年(1976) - 【竜門社】熊本支部開設。 渋沢関係略年譜
3月15日 休刊していた《図書新聞》は3月15日の新会社株式会社図書新聞の設立総会で4月から復刊と発表(代表取締役・近藤久寿治)。 出版界
3月24日 社共公3党・総評など主催、明治公園でロッキード事件徹底追及国民集会。 内外事情
3月24日 江田社会党副委員長・矢野公明党書記長・佐々木民社党副委員長ら、〈新しい日本を考える会〉を結成(会長松前重義)。 内外事情
3月25日 《農業経済研究》47巻4号特集〈農業と日本農業経済学会の50年〉発行。 岩波書店
3月26日 過当競争でトラブルが少なくなかった雑誌スタンド業者の全国組織、全国雑誌販売卸業者懇話会発足(第1回総会は6月28日)。 出版界
3月30日 出版倫理協議会、各都県青少年条例にもとづいて有害図書と指定された雑誌類が238誌、延べ7612回にも達したこと(1975年の1年間)、また一部出版物に過度な性的表現の傾向があることなどから、初めて要望書という形で自粛を呼びかける。 出版界
3月31日 自家用車保有1713万台(4大都市圏で2.3世帯、地方県で1.8世帯に1台)。 内外事情
3月 岩波文庫、著者別番号による並べかえ―岩波文庫は、1931年、刊行点数が300を超えた際に五つの部門に分け、それぞれに色紙の帯をかけ、帯の色別にそれぞれ発行順の整理番号をつけてきた。取次店・小売書店の陳列・補充にはそれでよいとしても、同一著者の作品があちこちに散在することにもなり、読者にとっては必ずしもよい整理方法ではなかった。新しい著者別番号は、各分野別に、原著者の生年の年代順に、書目については発行順に配列されており、外国文学の部門では、同じ赤帯の中でさらに各国別に分類されている。全体としては体系的な秩序が生じ、同一作家のものは一連の番号が付されて一つにまとめられることになった。1974年3月以降、この新番号への移行作業を始めて2年、本年2月以降、岩波書店・取次店の各倉庫から始めて文庫を常備する全国の500余店に及ぶ小売書店の店頭に至るまで、この著者別番号による並べかえが行われた。ジャンル別の大項目20種、著者別の小項目28種の見出し用プレートによって、整理が行われ、岩波文庫は一瞥してその所在が判然とすることとなった。 岩波書店
4月1日 《科学》4月号特集〈日本の自然〉発行。 岩波書店
4月2日 カンボジアのシアヌーク元首辞任。13日、ポル=ポト政権樹立。 内外事情
4月5日 北京天安門広場で当局の周恩来追悼の花輪撤去に群衆抗議、軍警と衝突(天安門事件)。7日、華国鋒、首相・第1副主席に就任。鄧小平副主席、一切の公職解任。 内外事情
4月6日 井上堅(大修館書店会長・元社長、1905.9.11―)歿。 出版界
4月9日 武者小路実篤氏逝去。 岩波書店
4月9日 新潟県の国営福島潟干拓地で、国の畑作方針に反対する配分農家227戸、米作の耕起を強行。6月11日、北陸農政局、不動産侵奪罪で告訴。 内外事情
4月12日 《アリストテレス全集》第2次刊行開始―全17巻。(1977.8.12完結)。 岩波書店
4月13日 日本書店組合連合会、月2回支払いを9月1日から月1回支払いに踏みきると日本出版取次協会へ申入れ。 出版界
4月14日 最高裁、1972年の総選挙について、千葉1区有権者による議員定数不均衡訴訟で違憲の新判決。(選挙は有効)。 内外事情
4月21日 憲法問題研究会解散。 内外事情
4月23日 日本出版取次協会、会長に杉浦俊介(日販社長)を選出。 出版界
4月24日 地方の出版社と小出版社の書籍・雑誌を販売する展示センターと、販売・出荷センターの機能を持つ地方・小出版流通センター発足。 出版界
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