鐘淵化学工業(株)『化学を超えて : カネカ40年の技術水脈』(1990.10)

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目次項目 ページ
刊行に寄せて 社長 舘糾 NP
カネカ40年の技術水脈 p1
第I部 洋々と―未来を拓く p5
1 第2世代高分子の先駆に 「MSポリマー」「ゼムラック」 p6
(I) 反応性ポリマーの世界を探って―「MSポリマー」 p6
(II) 次世代塗料の期待を担う―「ゼムラック」 p15
2 高機能樹脂で世界の“巨人”に挑戦 超耐熱フィルム「アピカル」 p18
(I) デュポンの牙城を崩した開発―超耐熱ポリイミド樹脂フィルム「アピカル」 p18
(II) 光ディスクはじめ光学分野で―耐熱ポリアリレート樹脂フィルム「エルメック」 p26
3 金属に代わる「超」レベルへ橋頭堡 改質PET樹脂「ハイパーライト」 p28
4 エレクトロニクス材料分野へ“回路” RPC用銅張積層板「エクセライト」 p33
5 「化学」を武器に電子工学分野へ アモルファスシリコン太陽電池 p40
6 「発酵」と「有機合成」を結んで 医薬品中間体(光学活性体) p47
光学活性体の研究でリード p47
(I) 抗生物質原料で世界市場に活路―「D-HPG」(D-アミノ酸) p48
(II) 成人病で需要伸びる血圧降下剤に―「AMMPA」 p54
(III) 不斉合成法でさらに技術の幅広げる―「AZETIDON-KANEKA」「AL-1」 p57
7 医療の分野で技術のハイブリッド実現 血液浄化システム p60
異種分野の技術の統合を象徴 p60
(I) 伏流―限外濾過膜の開発 p61
(II) 世界で初めて高度実用レベルに到達 「リポソーバー」「サルフラックス」 p62
第II部 源流に―事業を創る p69
1 事業の基幹をなす大動脈 塩化ビニル樹脂 p70
新生鐘化の牽引事業に p70
(I) 事業の誕生―終戦後、月産60tで先陣 p71
(II) 基礎固め―国産技術の確立をリード p73
(III) 飛躍へ―原料源転換に社運賭ける p77
(IV) 新たな展開―構造不況の試練を乗り越えて p80
2 技術も市場も「特異性」を追求 モダアクリル繊維「カネカロン」 p85
(I) 苦難の道歩んだ“創業期”の10年間 p85
(II) 世界的なウィッグブームで浮上 p88
(III) 染色性改良への数々の闘い p89
(IV) 難燃性の強み生かす p91
(V) 限りなく“天然に” p93
3 歴史をつくった事業の淵源 苛性ソーダ p96
(I) 塩化ビニル、カネカロン、油脂の源流 p96
(II) 製法転換との戦いに紆余曲折 p98
(III) 塩素化合物―副生塩素を利用して事業化 p102
4 電材事業のルーツ 電線 p106
「化学」が生きる電線事業に p106
(I) ビニル電線―基幹産業の脇役として p107
(II) 通信ケーブル―樹脂化の波に乗る p110
(III) 巻線―家電ブームの裏方演じる p111
5 油脂技術を軸に食品事業展開 マーガリン・ショートニング p114
(I) 創業期を彩った石鹸・搾油事業 p114
(II) 製パン製菓分野で地歩築く p115
(III) 新技術の導入に本格的取組み p120
(IV) 油脂食材の幅広げて需要を喚起 p122
6 流砂に播いたタネ―発酵技術 ブタノール、パン酵母 p126
(I) 困難覚悟で発酵法ブタノール・アセトンを p126
(II) パン酵母(イースト)―発酵技術の生いたち p128
第III部 脈々と―基盤を拡げる p133
1 高分子事業発展の礎に MBS樹脂「カネエースB」 p134
2 射出成形で「耐熱」に挑む 特殊ABS系樹脂「カネエースMUH」「エンプレックス」 p143
高シェアで射出成形樹脂事業支える p143
(I) 自動車部品分野にクサビ―「カネエースMUH」 p144
(II) テレビ、OA機器分野でリード―「エンプレックス」 p148
3 「特殊」を拡げて基盤固め 特殊塩化ビニル樹脂群 p152
塩ビの用途拡大が狙い p152
(I) 実らなかった塩化ビニリデン系樹脂―「カネビゾール」「カネプルーフペーパー」 p152
(II) 世界に先駆けた溶液型塩化ビニル系樹脂 「カネビラック」 p154
(III) 床・壁材をカバーしたペースト樹脂―「カネビニールペースト」 p156
(IV) 工業用途に塩素化塩化ビニル樹脂―「耐熱カネビニール」 p159
4 「加工」をくわえて川下へ 塩化ビニル樹脂加工 p161
塩化ビニル樹脂関連の加工分野へ p161
(I) 用途・目的に応じた配合で―「カネビニールコンパウンド」 p161
(II) 地中を巡る“網”に応える―地中ケーブル用防護管(SVP) p165
5 「ビーズ発泡」で流れを進める 「カネパール」「エペラン」 p168
樹脂加工事業の端緒に p168
(I) 発泡スチレン樹脂から出発―「カネパール」 p169
(II) 技術の高度化で展開にピッチ―「エペラン」「エペランPP」 p174
6 「押出発泡」で建材・包材分野を拓く 発泡スチレンボード・ペーパー p180
押出発泡分野に進出 p180
(I) 樹脂加工事業の土台つくる―「カネライトフォーム」 p181
(II) 合成木材でも試行錯誤―「カネウッド」 p184
(III) 流通革命の進展に乗って―「カネファイン」 p186
7 「断熱」をカギに組み立ても 建材・塩ビサッシ断熱窓 p189
「カネライトフォーム」の成功を足場に p189
(I) 軽量気泡コンクリートで挫折―「カネシリカ」 p189
(II) 硬質塩化ビニル系の発泡体開発―「クレゲセル」「バリラック」 p190
(III) 組立加工型事業に進む―「エクセルウインド」 p192
8 フィルムで「耐候」用途の分野へ 耐候性フィルム「サンデュレン」 p195
9 電子材料分野の先導役 プラスチック複合磁性材料「カネカフラックス」 p199
組立加工製品にまで発展 p199
(I) 初期の新規事業を引っ張る―製図板用磁石シート p200
(II) 電子機器用途に突破口―「カネカフラックスCPM」 p202
(III) 軟磁性材料で製品群拡大―「SFH」「KMC」「SFA」 p203
(IV) 複写機向けが飛躍台に―マグネットロール p205
(V) 精密組立技術加え先端用途も―レーザースキャナーモーター p208
10 発酵のうねり―医薬の川筋 リボ核蛋白、酵母蛋白、医薬品原末 p211
パン酵母の培養技術から発展 p211
(I) 化学調味料を生む―リボ核蛋白(RNP) p211
(II) 大きな夢と挫折―酵母蛋白(SCP) p213
(III) 医薬の水門を開く―肝臓薬バルク「グルタチオン」心臓薬バルク「ユビデカレノン」 p218
沿革・資料 〔資料〕225
歴代社長 〔資料〕227
沿革 〔資料〕228
〔創業〕1949年(昭和24)~1959年(昭和34) 〔資料〕228
〔離陸〕1959年(昭和34)~1969年(昭和44) 〔資料〕230
〔激動〕1969年(昭和44)~1979年(昭和54) 〔資料〕232
〔変革〕1979年(昭和54)~1989年(平成1年) 〔資料〕234
全社組織の推移 〔資料〕236
研究開発スタッフ組織の推移 〔資料〕238
主な研究組織の推移 〔資料〕240
事業部門組織の推移 〔資料〕242
主要製品年表 〔資料〕244
売上高・経常利益の推移 〔資料〕246
売上高部門別構成の推移 〔資料〕248
資本金の推移 〔資料〕250
株価・株式配当率の推移 〔資料〕251
在籍人員の推移 〔資料〕252
特許出願・登録件数の推移 〔資料〕253
あとがき p254
索引リスト
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