大日本人造肥料(株)『創業三十年記念誌』(1917.04)

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目次項目 ページ
第一章 総論 p1
農工商三業の進歩と当会社の貢献 p1
我邦の農業は尚ほ発達の余地多し p3
我邦の農業は耕地の面積に於て尚ほ発達の余地多し p3
我邦の農業は耕地の生産力に於て尚ほ発達の余地多し p4
農産物の生産を多からしめんと欲せば須らく肥料の供給を潤沢たらしめざるべからず p6
我邦農業の肥料に対する進歩 p7
内国に於ける販売肥料製造額 p7
肥料輸入額及び毎十ヶ年の平均並増加率 p8
肥料の輸入激増は何等の懸念を要せず p11
販売肥料の消費額 p12
肥料消費額増加率 p13
肥料総消費額 p14
我邦の肥料消費額は尚ほ過少たるを免れず p15
我邦に於ける肥料の需要は今後如何に発展すべきか p18
我邦に於ける肥料成分中最も欠乏を告ぐるものは燐酸分なり p21
人造肥料海外輸出の発達 p24
人造肥料業の将来 p25
第二章 過燐酸の発達史 p28
燐酸肥料発達の経路 p28
過燐酸肥料の発明 p29
過燐酸肥料営利的製造の開始及び爾後の発展 p29
第三章 当会社の沿革 p31
当会社創立の動機 p31
当会社の創立 p31
創立趣意書 p32
当会社創立当時の苦心 p35
一朝祝融の襲ふ所となる p36
日清戦役以後の発展 p36
創業二十年祝賀会の開催 p39
日露戦役以後の発展 p39
北海道人造肥料株式会社及帝国肥料株式会社の買収 p40
北海道人造肥料株式会社の沿革 p40
帝国肥料株式会社の沿革 p41
摂津製油株式会社肥料部の買収 p41
摂津製油株式会社肥料部の沿革 p42
大阪硫曹株式会社の合併と会社名の改称 p42
大阪硫曹株式会社の沿革 p43
東京出張所及び大阪支店の設置 p45
技師長の欧米視察 p46
資本金を増加して千二百五十万円となす p46
当会社の過去及び現在 p46
当会社の受賞 p48
現今の重役 p51
人造肥料の発展に対する当会社の貢献 p51
第四章 当会社に於ける硫酸製造事業 p52
硫酸製造の原料たる硫化鉄鉱及び硫黄に就て p54
焙焼炉 p56
塊鉱と粉鉱の別 p56
塊鉱炉 p57
粉鉱炉 p58
焙焼瓦斯の処理法 p59
鉛室 p60
ゲーリューサック塔 p61
グラバ塔 p62
近時に於ける硫酸製造上の一大進歩 p63
我邦に於ける硫酸工業の進歩と当会社の貢献 p64
硫酸と一般産業との関係 p64
硫酸と農業との関係 p65
硫酸と一般工業との関係 p66
硫酸と戦争との関係 p67
我邦硫酸発達の経路及び今後の発展 p67
第五章 当会社の副業的化学工業 p70
硝酸の製造 p70
塩酸の製造 p71
沈殿銅の製造 p71
鉄鉱の製造 p72
日星印清澄剤の製造 p72
日星印硫黄合剤の製造 p73
第六章 当会社の人造肥料製造事業 p74
当会社に於ける過燐酸肥料の製造 p74
当会社に於て使用する燐砿石 p74
オーシャン燐砿石 p75
クリスマス燐砿石 p75
アンガウル燐砿石 p76
マカテヤ燐砿石 p76
ナウル燐砿石 p77
フロリダ燐砿石 p77
ガフサ燐砿石 p78
ラサ燐砿石 p78
能登燐砿石 p78
燐砿石の粉砕 p79
燐砿粉の篩別 p80
燐砿粉と硫酸の混和 p80
混和器及び化合室内に於ける変化 p81
過燐酸の細砕と乾燥 p83
過燐酸の貯蔵 p83
当会社に於ける重過燐酸石灰の製造 p84
当会社に於ける完全人造肥料の製造 p87
日星印完全人造肥料 p88
硫曹印完全人造肥料 p89
魚印完全人造肥料 p90
其他の完全人造肥料 p91
機械配合と自家配合の得失 p93
完全人造肥料の需要減退の一理由 p93
完全人造肥料の製造は容易の業にあらず p94
従来使用せらるゝ標準分析表の不備 p95
自家配合は労費多きを要す p96
自家配合の欠点 p97
農業労銀の騰貴と之れが有効なる利用 p98
完全人造肥料には容器の之れに伴ふあり p99
完全人造肥料の廉価なる供給と自家配合の経費の精確なる打算 p99
第七章 施肥の要訣 p101
肥料の三要素 p101
肥料の四要素論 p101
窒素肥料に就て p102
植物体に対する窒素の作用 p102
窒素肥料の四種類 p102
異態窒素相互の作用 p105
燐酸肥料に就て p107
土質と作物による燐酸肥料の効果 p107
加里肥料に就て p109
石灰肥料に就て p110
第八章 過燐酸の成分及び種類 p113
過燐酸は如何なる燐酸化合物を含有するか p113
過燐酸は多量の硫酸石灰を含有す p113
過燐酸に数種あり p114
高度過燐酸と低度過燐酸との得失に就て p115
特許過燐酸 p117
中和燐酸 p120
中和燐酸の八大特色 p120
第九章 過燐酸の効用 p124
過燐酸の長所 p124
過燐酸と骨紛其他の動物質燐酸分との廉否に就て p128
過燐酸と米糖其他の植物質燐酸分との廉否に就て p130
自給肥料と過燐酸 p132
自給肥料奨励に対する農家の誤解 p132
自給肥料の供給遅々として進まず p132
如何にして自給肥料の供給を増加すべきか p134
過燐酸は自給肥料の効果を増大ならしむ p136
過燐酸の一般的効用 p137
過燐酸の特種効用 p142
過燐酸は寒地に在りて特に有効なり p142
過燐酸は秋蒔及び越年作物に特に有効なり p143
過燐酸は特に幼稚の植物に欠くべからず p143
過燐酸は生長期間の短かき作物に特効あり p144
過燐酸は人糞尿のアンモニヤ固定剤として最も有効なり p145
此法を行ふに就ての注意 p148
過燐酸は厩肥、堆肥のアンモニヤ固定剤として最も有効なり p149
第十章 過燐酸の使用法 p151
過燐酸は単用すべからず p151
過燐酸は原肥、追肥の何れに施すべきか p152
過燐酸を木灰に混和するの得失に就て p153
過燐酸を木灰に混和する得失は如此解決せざるべからず p155
過燐酸は土壌中にありて長く水溶性を保つものにあらず p156
過燐酸を木灰に混和するを利ありとする場合 p157
畑地には過燐酸と木灰とを別々に施すを得策とす p158
過燐酸を水田に施すに就ての注意 p159
過燐酸は酸性肥料として用ふべきか p161
岐阜県農事試験場に於ける試験成績 p163
酸性肥料は独り過燐酸のみならず p168
稲は寧ろ土壌の酸性を好む p170
農学博士大工原銀次郎氏の説を紹介す p171
過燐酸は土壌の酸を中和す p171
過燐酸は又塩基性土壌を矯正す p171
第十一章 過燐酸の各種作物に対する効用 p172
稲作と過過酸[過燐酸] p172
稲作改良の急務 p172
稲に対する過燐酸の効用 p174
稲の草丈と葉色に及ぼす過燐酸の影響 p174
過燐酸は稲の籾摺歩合を多からしむ p175
過燐酸を施したる稲田は二番稲を生せず p176
鳥取、島根、岡山三県に於ける風害と過燐酸 p177
稲の病害と過燐酸 p178
稲の菌核病と過燐酸 p178
水稲の施肥量 p180
水稲苗代の施肥量と過燐酸 p180
本田の普通作的施肥量と過燐酸 p181
稲作に対する過燐酸施肥量の新記録 p182
水稲の多収的施肥量と過燐酸 p184
多収の目的を達せんには須らく多肥を用ゐると同時に三要素の配合に注意すべし p184
多収を目的とする稲の具体的施肥量 p185
多肥多収に適する稲作上の注意 p186
苗代肥料としての過燐酸 p187
苗代の灌漑に対する注意 p188
苗代に於ける硫酸アンモニヤの利用 p188
人工的熟苗法 p189
凶作と過燐酸 p190
凶作は果して人力によりて予防するを得るか p190
何故に肥料を多施したる丈け凶作の被害甚だしかりしか p191
過燐酸の凶年に偉効を奏したる実例多々あり p192
凶作に対する稲作上の注意 p194
苗代の早蒔 p193
苗代の薄蒔 p195
苗代の肥料 p196
本田の改良に関する注意 p197
凶作地の挿秧は早きに利あり p197
凶作地の肥料は速効性ならんことを要す p198
凶作地に於ては密植小株法を良しとす p199
稲の多収的記録 p201
陸稲と過燐酸 p218
陸稲の普通作的施肥量と過燐酸 p218
陸稲の多収的施肥量と過燐酸 p218
陸稲の反当り収量は幾何を量多限とすべきか p218
多収を目的とする陸稲の具体的施肥量 p219
陸稲の耐旱的肥料 p219
陸稲の多収的兼耐旱的栽培法 p220
陸稲の多収的記録 p220
麦類と過燐酸 p223
麦類に対する過燐酸の効用 p223
大麦及び裸麦の普通作的施肥量と過燐酸 p225
小麦の普通作的施肥量と過燐酸 p226
麦の多収的施肥量と過燐酸 p228
黒土又は赭土に於ける大麦の多収的施肥量 p228
多肥多収に適する麦類の栽培法 p229
麦の多収的記録 p230
豆類と過燐酸 p234
緑肥用作物と過燐酸 p235
緑肥用作物作付総反別 p236
耕地面積に対する緑肥用作物作付反別の割合 p238
緑肥栽培に如此余地あり(第一) p240
農務当局者の意見如何 p241
緑肥栽培に如此余地あり(第二) p241
緑肥栽培に如此余地あり(第三) p242
緑肥栽培に如此余地あり(第四) p243
緑肥栽培に如此余地あり(第五) p245
紫雲英の最高記録 p246
緑肥用作物の多収を計らんと欲せば須らく過燐酸を施用すべし p246
緑肥用作物の肥料として幾何の過燐酸及び木灰を施すべきか p248
紫雲英其他の緑肥用作物の肥料として石灰の効用 p249
緑肥用作物に対する過燐酸及び木灰施用の注意 p249
寒地に於ける紫雲英の栽培法 p250
富山県に於ける紫雲英栽培の発達 p250
油菜(蕓薹)と過燐酸 p253
大麻と過燐酸 p254
草棉と過燐酸 p257
蘭草と過燐酸 p258
蚕業と過燐酸 p262
桑樹と過燐酸 p263
過燐酸は桑樹を健全に生長せしむ p263
過燐酸を施したる桑葉は凋萎すること遅し p264
過燐酸を施用したる桑葉は蚕児を健全に生育せしむ p265
過燐酸は繭の収量を多くし且つ其品質を向上せしむ p266
過燐酸の蚕種に対する効果 p267
過燐酸の桑苗に対する効果 p268
蛾の雌雄と過燐酸との関係に就て p268
桑樹の普通作的施肥量と過燐酸 p268
桑樹の多収的施肥量と過燐酸 p269
桑樹の耐肥力を大に利用すべし p269
山梨県の蚕業家小野元兵衛氏の施肥法 p271
桑樹の多収的栽培法 p273
施肥に関する注意 p274
桑樹に対する速効性窒素肥料の効用 p274
堆肥、厩肥、刈草は如何なる時期に施用するを良しとするか p275
桑葉の多収的記録 p276
茶樹と過燐酸 p285
茶業の進歩と肥料の改良 p285
茶樹に対する過燐酸の効用 p288
茶樹が土壌中より吸収する成分量 p290
茶樹施肥量の具体的解決 p292
甘蔗と過燐酸 p297
蓼藍と過燐酸 p300
煙草と過燐酸 p301
蕃椒(輸出用)と過燐酸 p305
生姜(輸出用)と過燐酸 p306
簿荷と過燐酸 p308
糸瓜(輸出用)と過燐酸 p308
果樹と過燐酸 p310
三要素の果樹に対する作用 p310
果樹に対する過燐酸の効用 p311
果樹に対する三要素の施用量 p312
柑橘の施肥量 p313
桃樹の施肥量 p313
葡萄の施肥量 p314
梨樹(在来種)の施肥量 p315
苹果の施肥量 p316
果樹栽培の三大秘訣 p316
蔬菜と過燐酸 p317
肥料購入上の注意 p321
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