(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和43年(1968) - 【竜門社】図書資料を収蔵する書庫(第1資料室)を曖依村荘内に建設。 渋沢関係略年譜
5月20日 消費者保護基本法公布。 内外事情
5月24日 《三木清全集》全19巻完結。(第1回、1966.10.17)。 岩波書店
5月27日 河出書房新社、東京地裁に会社更生法の適用を申請。29日、保全命令が出る(6月11日、管財人に中島隆之朝日広告専務取締役が決定。6月21日、会社更生法適用認可)。 出版界
5月31日 第19回定時株主総会開催―この期の売上高は前期に比べ11%の増加となった。前期末からこの期首にかけて《日本古典文学大系》と《漱石全集》が相次いで完結し、売上面への影響が懸念されたが、単行本・文庫・新書・辞典などの売上げが大幅に伸びたことと、この期新たに発足した企画が、いずれも予想を上回る売上げを示したため、上記の成績を収めることができた。配当1割2分。取締役・監査役の任期満了につき改選の結果それぞれ重任。 岩波書店
6月1日 中央公論社、《思想の科学》事件(1961年)についての反省を公的に表明する社告〈言論の自由について〉(《中央公論》7月号)を発表。要旨は、同事件が言論の自由の原理にかかわる過失であったこと、今後、国家権力の動向に深く留意し、批判精神を失わないことなどを表明している。 出版界
6月1日 栗田書店、創業50周年を迎え、記念出版として《出版人の遺文》全8巻を刊行。また創業者栗田確也社長の自伝《私の人生》を刊行。 出版界
6月2日 板付基地の米軍機、九大構内に墜落。4日、水野学長ら5000人、抗議デモ。 内外事情
6月10日 大気汚染防止法・騒音規制法公布。 内外事情
6月15日 文化庁設置(長官今日出海)。 内外事情
6月15日 都市計画法公布。 内外事情
6月17日 アメリカ議会図書館、日本の図書をスムーズに収集するため東京事務所(東京・日貿ビル内)を開設(実務は日本出版貿易に委託)。 出版界
6月17日 日本出版物小売業組合全国連合会、加盟手続きをしていた国際出版物小売連合(ICBA)への正式加盟が決る。 出版界
6月17日 佐藤正叟(至文堂創業者・社長、1877.4.27―)歿。 出版界
6月17日 大河内東大学長、機動隊導入を要請し、安田講堂占拠中の医学部学生らを排除。20日、9学部、ストに突入。28日、全学共闘会議結成・7月2日、安田講堂再占拠。 内外事情
6月17日 自民党、日米安保条約を自動延長にする船田安保調査会長の見解を党の統一見解として了承。(1969.10.14党議決定)。 内外事情
6月18日 《アーサー・ランサム全集》全12巻完結。(第1回、1967.6.19)。 岩波書店
6月21日 公海に関する条約・領海及び接続水域に関する条約公布。 内外事情
6月25日 《岩波数学辞典 第2版》刊―編集:日本数学会。本辞典は1954年4月に初版を、1960年12月に増訂版を刊行したが、その間、数学の各分野における研究の進展には見るべきものがあり、日本数学会は数年にわたって全面的な改訂の作業を進めてきたが、ここに第2版の刊行をみるに至った。初版と同じく中項目主義をとり、純粋理論から応用部門にいたる現代数学の〈百科事典〉的役割と数学術語の正確な解説を兼ねそなえたユニークな辞典である。初版以来、諸外国から翻訳の申込みがあったが、この第2版は1977年、M.I.T.Pressから《The Encyclopedic Dictionary of Mathematics》の名で英文に翻訳刊行された。 岩波書店
6月27日 チェコの自由派知識人ら70人、民主化・自由化の停滞批判の〈2000語宣言〉を発表。 内外事情
6月 大学卒業者の採用試験、紹介によって行い、男子3人を採用。 岩波書店
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