(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
平成5年(1993) - 【渋沢史料館】史料館新館の基本構想をまとめる。 渋沢関係略年譜
11月4日 文化庁著作権審議会(マルチメディア小委員会)、'92年来、〈電子出版の展望と著作者等の権利〉〈メディアの複合化と著作者等の権利〉をテーマに、著作者等の権利の保護と著作物の円滑な利用との両視点から検討を加えてきた結果を〈第一次報告書〉としてまとめ公表した(主査半田正夫)。 出版界
11月5日 《斎藤茂男ルポルタージュ日本の情景》刊行開始―全12巻。鋭く、情感あふれる観察眼で取材し描いた“時代の目撃証言”。収載著作を素材に、コメンテーター(上野千鶴子・鎌田慧・岸本重陳・汐見稔幸)と語る新稿を各巻に収める。 岩波書店
11月5日 第1回井上靖文化賞、受賞小沢征爾。 出版界
11月5日 《週刊金曜日》創刊。編集委員、石牟礼道子・井上ひさし・久野収・椎名誠・筑紫哲也・本多勝一。広告に依存せず、年間予約者(2万3000円)に通信販売。 出版界
11月6日 日韓首脳会談(慶州)。細川首相、朝鮮半島の植民地支配に加害者として陳謝を表明。金大統領、〈陳謝〉を評価。新たな次元の協力関係を確認。 内外事情
11月8日 岩波講座《日本文学と仏教》刊行開始―全10巻。編集:今野達・佐竹昭広・上田閑照。日本文化に浸透拡散している仏教思想の影響を、日本文学を核として考察し、日本人の人間観の特質を明らかにするとともに、生きることの意味を追究する。 岩波書店
11月8日 《世界》12月号特集〈海を渡るニホン文化/談合と公共事業〉発行。 岩波書店
11月8日 東京高裁、第3次横田基地騒音公害訴訟控訴審で、双方に和解を勧告。初めて国に平常時の夜間飛行停止に向けて対米交渉するよう求めた。18日、日米合同委員会、実質飛行制限に合意。 内外事情
11月11日 日本経済新聞社、《サッチャー回顧録》上・下(石塚雅彦訳)を刊行。 出版界
11月11日 小野田セメント・秩父セメント、合併発表。シェア、業界トップとなる。 内外事情
11月12日 山本健二(培風館会長、81歳)歿。 出版界
11月14日 中国共産党中央委員会(3中総会)、〈社会主義市場経済体制確立に関する決定〉を採択。改革を加速、20世紀中に体制の確立を訴える。 内外事情
11月15日 《菊池寛全集》全24巻(生誕百年記念出版。文芸春秋発売)刊行開始。 出版界
11月17日 米議会下院、北米自由貿易協定(NAFTA)承認法案を可決。'94年1月1日発効。 内外事情
11月18日 衆議院本会議、政治改革関連法案(政府修正案。小選挙区274、比例区226)を可決。270対226票。棄権10。自民党西岡武夫ら13人賛成投票。海部俊樹・後藤田正晴ら7人棄権。社会党岩垂寿喜男ら5人反対投票。 内外事情
11月18日 南アフリカ共和国複数政党会議、暫定憲法草案を採択(12月22日、白人主体の国会も可決)。国連は対南ア経済制裁を撤廃する決議を採択(10月8日)。'94.4.27初の黒人参加の制憲議会選挙実施。 内外事情
11月19日 政府税制調査会(会長加藤寛)、公正な税負担で高齢化社会を支えるため、中堅サラリーマン層を中心とする所得減税(約5兆円)と消費税率引上げ(7%想定)を軸とする中期的税制改革を細川首相に答申。 内外事情
11月19日 環境基本法公布。 内外事情
11月20日 アジア太平洋経済協力会議(APEC)、クリントンの呼びかけで初の非公式首脳会議、シアトル。14ヵ国・地域。APECの組織強化を確認するビジョン声明を採択(東アジア経済の急成長、新経済圏の台頭を象徴)。会議に先立ち、19日、クリントン・江沢民、米中首脳会談(天安門事件後初)。 内外事情
11月24日 《写真でみる岩波書店80年》1913年以来、これまでに企画・編集を通じて相まみえた著者・訳者の方々は数限りがない。多彩な出版物の姿と、お世話になった各氏の姿をふんだんに紹介することで、初めて成った、目で見る岩波書店の80年史。 岩波書店
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