(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
平成5年(1993) - 【渋沢史料館】史料館新館の基本構想をまとめる。 渋沢関係略年譜
11月24日 米上院、銃規制法案を可決。大統領クリントン署名。 内外事情
11月25日 NEC、デジタルブック・プレーヤDB-P1(2万9800円。B6判。5.6インチ液晶ディスプレイ)とブック30点を発売、電子出版に進出。 出版界
11月29日 《芭蕉全図譜》監修:大谷篤蔵。編集:石川真弘・上野洋三・加藤定彦・雲英末雄・今栄蔵・桜井武次郎・白石悌三・野田千平・堀信夫・森川昭。芭蕉自筆の短冊・色紙・懐紙・画賛・歌仙巻・点巻・草稿・紀行文・書簡等、現在判明している真蹟の全て(450余点)を網羅した決定版図録。その創造の原点をあますところなく再現した。芭蕉生前の俳書を加え、詳細な解説編を付す。没後300年記念。 岩波書店
11月29日 《デュマの大料理事典》編訳:辻静雄・村田遼右・坂東三郎。フランス料理の全盛時代=「グランド・キュイジーヌ」を縦横に生きて、その最晩年に薀蓄と腕力を傾けて書き上げた驚くべき料理ものがたり。文学事典にも出ていない大デュマの幻の遺著。 岩波書店
11月29日 再販売価格維持契約委員会、経済改革研究会(首相の諮問機関)の規制緩和についての中間報告(11月8日)に盛られた独占禁止法の再販価格維持制度を原則として5年以内に廃止する提言について、出版物の再販制度の意義を強調、理解と格別の配慮を求める要望書を同研究会・公正取引委員会に提出。 出版界
11月29日 郵政省、はがき50円、封書80円('94.1.24実施)を決定 内外事情
11月29日 東京高検、元静岡地検浜松支部検事金沢仁(懲戒免職)を特別公務員暴行致傷の容疑で逮捕(ゼネコン汚職で取調べ中の参考人に暴行)。30日、東京地検、起訴。検事総長岡村泰孝、陳謝。 内外事情
11月 青木和夫著《日本律令国家論攷》が角川源義賞を受賞。 岩波書店
12月1日 《科学》12月号、特集〈熱帯雨林からみた地球生態系〉。 岩波書店
12月1日 書籍協会、初の試みとして会員説明会を開催(日本出版クラブ)。協会の抱える諸問題につき事務局及び担当委員長が説明。16日、パネルディスカッション〈マルチメディア時代の出版と著作権〉を開催(日本出版クラブ)。 出版界
12月1日 防衛庁長官中西啓介、自衛隊OB会で改憲を表明、問題化。2日、引責辞任。 内外事情
12月3日 《カラヴァッジオ―生涯と全作品》ミア・チノッティ著、森田義之訳。イタリア最大の画家カラヴァッジオの波瀾に富んだ39年におよぶ全生涯と作品世界を、最新の知見にもとづく詳細な論攷とカラー図版によって再現する画集。国際共同出版。 岩波書店
12月3日 障害者基本法(旧基本法の一部改正)公布。 内外事情
12月6日 《建築学用語辞典》日本建築学会編。最新の建築技術はもとより、東西の伝統的な建築物や技法に関する用語など1万9000を収録。付録にSI単位・換算表、英和辞典としても使える英文索引を付した。 岩波書店
12月8日 《お母さんが話してくれた生命の歴史》全4冊、完結。(第1回1993年9月)。 岩波書店
12月9日 《漱石全集》刊行開始―全28巻別巻1。新全集は、自筆の原稿を能うかぎり博捜し、それを忠実に活字化することによって、一段と漱石に近づいた本文を提供する。また、従来の全集にも収められなかった貴重な新資料を大幅に取り入れ、知られなかった漱石の一面を明らかにし、注解を一新した。創業80年記念出版。 岩波書店
12月9日 《漱石自筆原稿「心」》刊。「心」の自筆原稿をオフセット多色刷りによって複製・刊行。加筆・削除の跡も生々しい自筆原稿を再現し、創作の息吹を直に伝える。創業80年記念出版。 岩波書店
12月9日 岩波文学館《夏目漱石》石原千秋編。従来の「文字を読む」というだけでなく音声・写真・イラスト・コンピュータグラフィックスなどを使い、多面的に、視覚的に漱石のすべてを読み解くことのできるマルチメディアソフト。「漱石の生涯」「漱石の世界」「漱石交遊録」「漱石山房」「草枕絵巻」の5つの構成からなる。 岩波書店
12月12日 ロシア新議会選挙・新憲法案の是非を問う国民投票。〈ロシアの選択〉など改革派、議席3分の1で不振。極右・保守派躍進。新憲法案は採択、24日発効。 内外事情
12月13日 通産省、中小印刷業の第4次構造改善計画を認可。21世紀に向け電子化を中心に合理化と先行投資。 出版界
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