※(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。
年 | 月日 | 事項 | 年表種別 |
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昭和6年(1931) | - | 【渋沢栄一】癩予防協会会頭・理事。11月11日永眠。〔91歳〕【渋沢敬三】東京貯蓄銀行会長に就任。 | 渋沢関係略年譜 |
5月10日 | 《左右田喜一郎全集》全5巻完結。(第1回、1930.6.10)。 | 岩波書店 | |
5月11日 | オーストリア中央銀行クレディット・アンシュタルト破産、ヨーロッパ金融恐慌激化。 | 内外事情 | |
5月14日 | 宇井伯寿氏、《印度哲学研究全6巻》により第21回帝国学士院賞受賞。 | 岩波書店 | |
5月22日 | 河原崎長十郎・中村翫右衛門ら、前進座創立、6月、第1回公演。 | 内外事情 | |
5月27日 | 岩波文庫、河上肇・宮川実訳《資本論》、河上肇訳《賃労働と資本》《労賃・価格および利潤》の3点廃刊を宣言(5月28日、東京日日新聞)―全国書店にて販売中のものも即時引き上げ、在庫品をあわせて約10万冊を廃棄した。《資本論》は全34冊を短期間に完結する予定で刊行を開始したものであるが、訳者河上氏の事情により第5分冊以後継続不可能となって2年間経過した。この間5社連盟版《マルクス・エンゲルス全集》刊行挫折の件をめぐって、河上氏との間が円滑を欠いていた際、河上氏訳《資本論》が改造社版《マルクス・エンゲルス全集》に収められるという話が伝わり、これを聞いた岩波茂雄は、河上氏と今後著者対出版者として交渉をつづけることをいさぎよしとせず、廃刊の処置をとったのである。後年、河上氏の歿後に至り、岩波は、河上氏が生前岩波にはすまなかったと知人に語っていたことをきき、感情のわだかまりが全く氷解した。 | 岩波書店 | |
5月27日 | 官吏減俸令公布、6月1日施行、各省職員に反対運動。 | 内外事情 | |
5月28日 | 汪兆銘・陳友仁ら、反蒋国民政府を広東に樹立。 | 内外事情 | |
5月30日 | 著作権法中改正法律(第3次改正:ベルヌ条約ローマ規定に応じ人格権保護規定の完備・映画の保護規定とラジオ放送関係規定の新設・その他)公布。(8.1実施)。 | 出版界 | |
5月 | 木下半治訳《巴里コミューン》(春陽堂刊)発禁。 | 出版界 | |
5月 | 春陽堂《英米近代文学叢書》(全24巻)、改造社《明治前期財政経済史料集成》(全21巻)、鉄塔書院《ギリシヤ=ラテン講座》(全6巻)、平凡社《江戸川乱歩全集》(円本、全13巻)刊行開始。 | 出版界 | |
6月1日 | 大日本婦人連合会編集《家庭》(同会)創刊。 | 出版界 | |
6月3日 | 《中央公論》4月号掲載の片山潜の論文〈大戦後に於ける日本の階級運動の批判的総観〉が新聞紙法違反に問われ、発行名義人嶋中雄作起訴さる。 | 出版界 | |
6月5日 | 《校本万葉集》刊行開始―全10巻(1932.5.20完結)。 | 岩波書店 | |
6月5日 | 岩波講座第2次《物理学及び化学》増訂版刊行開始―全30巻(1933.12.10完結)。 | 岩波書店 | |
6月10日 | 岩波講座第5次《日本文学》刊行開始―全20巻。編集:藤村作・橋本進吉・吉沢義則・山田孝雄。(1933.4.20完結)。 | 岩波書店 | |
6月13日 | 満州青年連盟、満蒙問題に関し内地遊説に出発。 | 内外事情 | |
6月20日 | アメリカ大統領フーバー、各国政府間の債務支払1ヵ年延期を勧告。 | 内外事情 | |
6月25日 | 労働組合右派統一して日本労働倶楽部結成。 | 内外事情 | |
6月25日 | 3.15、4.16両事件の共産党被告の統一公判始まる、7月7日、公開のまま事実審理に入り傍聴人殺到。 | 内外事情 | |
6月27日 | 参謀本部特派陸軍大尉中村震太郎ら、蒙古地方旅行中、中国兵に殺害さる。 | 内外事情 |