(株)読売新聞社『読売新聞八十年史』(1955.12)

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商品 河竹黙阿弥の鼠小僧と逍遥の黙阿弥シェイクスピヤ比較論 明治二十一年一月三日から 写真、河竹黙阿弥の最も油の乗り切った時期の代表作の一つである鼠小僧が明治二十一年一月三日から本紙上に連載されたが、この年小説の筆を断ち演劇改良に乗り出した坪内逍遥は、春のや主人の筆名で同じ日の本紙に黙阿弥を紹介する長論を発表し「断じていふ河竹翁は我国の沙翁なり」といった。写真はその記念すべき論文(上)と黙阿弥作の鼠小僧(下)で、円内は珍しい洋服姿の黙阿弥である。 〔2-〕12*
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